***** 1999年1月18日 16:19:58 *****
[T:24668] Usui Mail 1999/1/17



 こんにちは、深町です。


 へろへろでモバイルし損なったので、今回は机上メールです。(^^;;

 ロクサンの22号が、松井田町内のとある場所へ移動したのですが、今回は
それを撮りに行きました。たーだ撮るのも能が無いので、ざんげ岩から遠目に
俯瞰です。点景になってしまうんですけどね。(^^;;;;

 ・・・ぢつわこの移動にアルバム委員として(笑)立会ってた私なんですけ
ど、その当日ざんげ岩から一部始終を記録に残そうと、寒いのに耐えつつ待つ
こと5時間半、地上では色々梃子摺ってたらしく、結局その日に運んだのは3
つの台車だけだったとゆー・・・・・車体はその翌日に持ち越し。そちらの移
動は見ることが出来なかったので、新天地に落ち着いた22号を見ようと、あ
らためてやってきた次第。

 移動先は・・・・・もうマスコミにも出たようですけど、中山道の坂本宿の
はずれのあたりの、松井田町の施設(くつろぎなんとか・・・・・・だったか
いう、ロッジのようなの)の、すぐそば。峠仲間の間で、ここに泊まりたいねー
などと、以前から話が持ち上がってます(笑)。



 この日はたまたまその施設の説明会があったようで、朝に22号のそばへ行
くと、その説明会に集まった人達が「ほー」とやや驚いた風に、遠巻きに22
号を眺めてました。

 作物など植わっていない冬の田んぼの中、かつて毎日のように貫いていた刎
石山を横目に、ぽつねんと佇んでいる22号。そんな周囲の視線を知ってか知
らずか、峠の語りべは、心なしかすましているようにも、見えます。

 そこへ思い出すのが、軽井沢で虜になっている2号。あの最後の日に自力で
ここへやって来て、そのままここで身体を休ませるままの、2号。防犯用なの
か車体ギリギリの柵に囲まれて、レールは外界へそのまま通じているのに、ぴ
くりとも動けないでいる・・・・・その後具体的な展示の話も聞かれませんし、
現在もその素性を物語るものは何も無く、最近では通りすがりに注意を向ける
人も、めっきり減っているようです・・・。

 果たして、ここの22号は・・・・・こちらは、ロクサンにゾッコンのさる
個人に纏わるエピソード(それはもう、本が1冊書けそうな)があって、細か
な経緯は端折りますがとにかく、今ここにいるわけでありまして・・・・・・
2号と22号、離れ離れで引き取られて行った「貰われっ子」のそれぞれの運
命を見るようでも、あるような。2号の今後が、毎度ながら気になります。

 ホント、どちらも末永く大切に見守って欲しいと思いますです。(-o-;;;



 国道のダラダラ坂を下って、いよいよざんげ岩へ。地元らしき人懐っこそう
な子供達とすれ違ったりしながら、登山コースの入口の「麻苧(あさお)の滝」
(なかなか立派な滝です)までやって来ると、滝の岩にはびっしりと氷・・・・・
水はちょろちょろと滴る程度で、そこには冬ならではの大きな青白い造形物が、
出現していました。それを見上げて溜め息ついたところで、いよいよ最初の鎖
場へ。

 なんだか今日は体調がいまひとつ良くなくて(近頃こればっかですね)その
くせ荷物は多めだわで、ちょっと苦戦しながらも、どうにかざんげ岩着。

 見えます、見えますよ、遠くに22号。駅を見下ろすざんげ岩、ここからは
信越本線の下り1号トンネルあたりまで見渡せるのですけど、その1号トンネ
ルのすぐ左下に、22号の非公式側側面が見えます。

 と、その手前に1台のクルマが・・・・・双眼鏡で目を凝らすと、どうにも
見覚えのある・・・・・22号の保護者(?)氏ですねこれわ。早速ケータイ
発信。

  「どもぉふかまちですぅ」
  「おお」
  「今ロクサンの横にいらっしゃいます? ざんげ岩から見えますよ」
  「なに? クルマどかすかぁ?」
  「いや、そおゆう話じゃなくて・・・。(^^;;;;」



 聞けば、今日は物置小屋を建てに来た由。早速山を降りて、また国道のダラ
ダラ坂を上がって、再び私は22号の前へ。

 とその前にざんげ岩定点観測・・・・・バス停の位置が変わりました。今度
は構内踏切を渡らず、「わさびや」の横を過ぎたあたりにバス停があります。
構内踏切とやや離れて並行して、仮設の道路が出来てまして、バスはここを通っ
て新しいバス停に来ます。今度は待合室が無いので、ちょっとキツイかも・・・
・・・あ、駅で待ってれば良いのか。(^^;;

 駅の4、5番線から、軽井沢方の上り本線へ向けて斜めに線路が敷かれると
のことで、少しばかりその姿が現れ始めています・・・・・これ繋がないと、
駅にいる保存車両を「文化むら」展示線へ持って行けないので、そろそろ出来
てないとヤバイんじゃないかと、外野的に心配です。(^^;;; んま、「文化む
ら」周囲の柵が作られている最中なので、これが出来てから搬入、なのかも判
りません。

 「文化むら」を一周する「あぷとくん」の線路、運転区の庫の前はカーブし
ながら陸橋で横切るのですが、どうにもこれ、その内側つまり庫の線路は、孤
立してしまうようです。つまり線路同士の立体交差は無いと。すると、庫の中
にいるロクサンもヨンニもクハ189も、もう外へ出られない!? ゲスト車
両を呼んで並べたりも出来ない!?

 がーん。(T-T)

 なんでも「あぷとくん」の橋、立体交差が可能なように造るとなると、費用
面でも安全面でも随分厳しくなってくるのだとか・・・・・うーん、これは残
念。当面はこれでガマンして、将来の「バージョンアップ」に期待するしか無
さそうです・・・。

 そうそう、町内で募集していた「文化むら」を手伝うボランティア、ちょっ
と前に聞いた話では、国鉄やJRのOBの方々を中心に150人だったか集まっ
てるのだとかで。人口1万7千ほどのこの小さな町、つくづく「鉄道の町」な
のだなぁ、と思ってみたり・・・。

#外野的には「ファンクラブ」でも出来ないものかと・・・。(^^;;;

 運転区の建物は相変わらずシートの中で改装中。中では16番ゲージのレイ
アウトの製作が、始まるとか始まったとか。庫の方も足場が組まれて、こちら
もお色直しするのでしょうか? 枯れた感じが良いんですけどねぇ。(^^;

 工事事務所の看板には「あと70日」の文字が。そろそろラスト・スパート
でしょか。



 さて、坂本の22号のそばには保護者氏ばかりでなく、家族連れやら何やら、
このロクサンの見物をしている人が何人かいて、なんだかわいわいやってます。
「次々来て、ついサービスしちゃうから作業が捗んなくてさぁ」と苦笑いする
保護者氏。

 小屋建ても、素人の悲しさで色々と手間ばかりかかってしまいまして、けれ
どもなんだか段々「秘密基地」造ってるような気分になって、少しはしゃいで
しまった私。(^^;;;;; んで結局、日没までには完成出来づ。(--;;;;

 しかしま、この22号機は応援していきたいですねぇ。ここでバーベキュー
なんか出来たら、どんなにいいでしょう(こらこら)。(^^;;;;



 まーた長くなってしまいましたが、オマケ。

 日が暮れたところで、しばしシルエットのバルブ撮影大会した後、すぐ近く
のあの「峠の力餅」の玉屋さんで夕食。おばちゃんがTVつけると丁度「鉄腕
DASH」やってて・・・・・というわけで、私らも観てたんですが・・・・・

  「フツー一気に先回りするよな」
  「アキレスと亀、みたいな・・・」
  「んな、犯人大宮で降りて別の線で逃げたらおしまいじゃん。護送されて
   んだから好きで北海道行くわけじゃあるまい?」
  「オレ昔新快速で先回りしながら、米原〜大阪でゴハチの荷物列車追っか
   けて撮ったコトありますよ。それに似てますなこれわ」
  「トワイライトと北斗星は違うぞー」
  「おいおいわざわざ5号に乗り換えるのは八百長だろー」

・・・・・などと、言いたい放題してました。(^^;;;;;;;;;;



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     深町 忠利 > ふかまちただとし with T
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