***** 2001年5月13日 17:45:56 ***** [T:39443] [Mo]Usui Mail 2001/5/13 こんにちは、ふかまちです。 安政遠足(あんせいのとおあし)、毎度々々の注釈ですが、安政年間に安中藩 の武士達が鍛練のために走ったという、日本最古といわれるマラソンに因んだ、 安中から碓氷峠までのマラソン大会が今年もやってまいりました。んで今年はさ る知人が、走るぞ!、と意気込んでいたので(誘われてたんだけど・・・(汗))、 それならばと、沿道でカメラ構えてみっかなぁ、といった具合でありまして。 予定より遅れてしまい、高崎から乗った電車が安中を通過した時には、もうヨー イドン!、の後。先頭の運転室直後では、地元の人でしょうか、おじさんが観光 客らしき人に、遠足の説明をしています。私に向かっても始まったんですが、相 槌打ち続ける羽目になりそうなので退散。(((^^;; 信越本線は中山道と並行していて、時折踏切で交わったりします。もちろん、 折悪く踏切で立ち往生するランナー達も出てきます。かつて横軽間にもそういっ た踏切が1ヶ所あって、じれながら待つ人達をスナップしたことがあったんです が、列車の来ない今では、まだ線路も警報機も残る踏切を、ランナーがどんどん 越えて行く・・・・・でま、足留めの光景を列車の中から見たのは、今日が初め て(笑)。そして並行する道を走る人達を、列車はどんどん追い越して行く・・・ ・・・なーんか、悪りぃなぁ、と申し訳無く。(^^;; 横川着。因みにスタートからは20km弱らしいのですが、私が着いたのはス タートから1時間あまり。先頭グループはもう通過したらしく、後のランナーが 続き始めました。私は、廃線跡の第16中山道踏切(横川郵便局横)で陣取りま す・・・・・このマラソン大会、仮装もアリなんですが、忍者が走る、おじゃる 丸が走る、アンパンマンが走る、慎吾ママが走る、高橋尚子(もちろん本人では なく)が走る、ミニモニが走る、パパイヤ鈴木(これは誤認か)が走る・・・・・ こういうのって、あとで見ると「ああ、この頃はこういう流行りだったナ」みた いな感じでしょか。誘導員のおじさんが、プロ野球選手の格好の人に「昨夜は全 然ダメだったな!」(笑)。 マラソンのゴールには、碓氷峠と、峠の麓までと2種類あるんですが、後者は 以前碓氷関所跡までだったのが、スペースを利用していた空き地が「文化むら」 になってしまったので、現在はいよいよ山道になろうかという、坂本まで。鉄的 に言えば下り第1トンネルのあたり。つまり2、3kmほど距離が伸びました。 前出のおじさんは「もう少しだよ!」とランナーに声をかけてるんですが、ここ までからするとオマケのような距離とはいえ、この先には歩いてても嫌になるよ うなダラダラ坂が、あるんですよねい。並行する鉄道線は、25‰を経て66.7 ‰で上がってるくらいで、まあ、そんな坂です。 さて私の知る顔は・・・・・おお来た来た。へろへろ歩いてる・・・。(((^^;;;; よくぞ来なさった! ご苦労!/(-o-) 初出場にして完走と。v(^^) さてこの踏切から、遊歩道が始まっています。そう、以前、上り線を舗装して いるようだ、と書きましたが、それがこの踏切まで通じて、先日オープンとなっ たのでした。 ちょっと反対側、つまり「文化むら」内を見ると、お、下り線が曲げられ、ポ イントで上り線(EF63体験運転が走ってる線路)に繋がっています。軽井沢 の方では、上り線だけ駅構内まで(たしか)連続して残っているんですが、そっ ちがそのままだとすると、これでまた横軽間でレールが結ばれたことに、なりま すか。軽井沢駅で左右のレールに豆電球を結び、横川駅でも左右に電池を繋げば、 軽井沢の電球は光る・・・・・多分無理。(ぉぃ #抵抗とか、それに絶縁とかさ。 でま遊歩道、数十mほど砂利が続いた後、アスファルトに変わります。これは いわゆる高機能舗装でしょうか?、ともかく目の荒い舗装。レール面とはツライ チになっていて、軌道敷のように見えなくもありませんが(笑)、普通の線路の 歩き難さからすると、あっけ無くむしろ味気無いくらいですが、色々な人が訪れ る中での怪我や事故を思えば、これで良いでしょう。思えば横の小路も未舗装だっ たんで、丸山変電所跡の、近くなりましたね。v(^^; 両側を縁取るようにバラス トが盛ってあって、樹脂で固めてあります。まだ新しいので日を受けて化学〜な 臭いがしてます。(^^;;; でま、左に下り線を見ながら進んで行くわけですが、まあオリジナルの状態を 間近に見られるわけですしねい。そしてこの新鮮な視界! 誰はばかる事無く、 今、堂々と線路を歩いているわけで。4年近くもテンションがかかりっぱなしの 架線(さすがに伸びてるみたいで、テンショナーの錘が随分低かったり・・・) も、そのまま。 軌道敷(笑)をてくてくと歩いて行き、高速道路をくぐり、丸山の田んぼへ来 れば田植えの準備か既に水が張られていて、列車が来れば水鏡で撮れそうな具合。 そういや私も、今くらいの時期(GW明け翌週)に狙って来てましたわ。田んぼ の隣の梅園には「旧東山道入口」と。後の中山道とはこの辺りで少しルートが違っ てたか、そういえば・・・。 丸山変電所跡・・・・・あ。 いよいよ、修復工事が始まったようです。せめて崩れないように、くらいの補 強はされてたんですけど、囲いができて、所狭しと足場が組まれ、屋根がベリベ リ剥がされたり(もちろん元々落ちてた部分以外も)してます。看板見ると工期 は来年3月まで、とのこと。しばらく、あのお馴染みの風景ともお別れ・・・・・ いや今度は「廃墟」じゃないんで、きれいになるまでの、お別れと。休日では作 業を眺める事もできないのが残念・・・・・その昔工事現場の傍らでしゃがんで 見てた子供だったんですが(笑)。 この辺りから勾配も板谷峠並(笑)に。脚にやや心地好い重力の抵抗を感じな がら、先へ進む・・・・・霧積川橋梁を過ぎたところに、板をもがれた勾配標が 立っています。うむむむ・・・・・たーしかこの辺から、66.7‰じゃなかっ たでしたっけね。66だったカナ、ともかく「ここぞ碓氷峠」という区間にさし かかったわけですが、ここをぐいぐいと登って行くと、坂本の「くつろぎの郷」 の裏手に。ここでアプト旧線が逸れて行くわけですね。 この先、碓氷湖までは先に通行可能になってたのですが、ともかくまずは第1 トンネルへ入って行く・・・・・トンネルによって少々違いはありますが、状態 の良い煉瓦のままのところもあれば、恐らく現役時代の修復なのでしょう、一見 して古いコンクリートで覆ってる部分、そして現代の吹きつけコンクリート・・・ ・・・他にも鉄骨で補強が組まれたり、雨どいのようなものがあったり、照明は もちろんあるのですが、老朽化の調査から始まっての、オリジナルと安全性との せめぎあい、努力の跡がうかがえて、歩きながら神妙な気持ちになってきます。 ひんやりした「穴」から覗き見る外界の、今や新緑の萌える風景のコントラスト、 そして煉瓦の壁が醸す独特のトーン、ディテールが、また良いんですねい、これ が。今日な夏のように暑いんですけど、絶え間無く上り方からそよ風の吹くトン ネルにいると、寒いくらいで。 そういえばたーしか、どこかちょっとだけ、68‰だった箇所があるんですよ ね。第1トンネルの次だったか、第2の先だったか・・・・・ともかく、今日歩 いたのは確か、なんですが(笑)。碓氷湖の眺めも・・・・・昔は木もこんなに は伸びてなかったので、よく見えたんでしょうが・・・・・ね?>レトロ総裁(ぉ そんなこんなで眼鏡橋着。欄干に銀色の縁取りのように見えたステンレス製の 手すり、そんなに欄干の手前でもないので下は覗けると。バスの俯瞰をするもよ し。 まだ細かいのがいくらもあった気がするんですが、いー加減長いのでこのへん にしましょ。横川駅では新オレカ買いました。昨年の暮れに走った「懐かしの特 急あさま号」。さすがに編成入れてません(笑)。189系4両と編成も短けれ ば熊谷〜横川と運転区間も短かった、短い短い「あさま」でした・・・。 今日は眼鏡橋まで歩いて来て早めに切り上げて、モバイルでありつつもう帰り 道の途中だったりするんですけど、横川から電車に乗って高崎に着けば、隣のホー ムに「ドーモくん号」が(笑)。乗り合わせた高校生の女の子達(日曜だけど登 校?)、盛り上がってます。そんなに人気あるの、ドーモくん。(^^; 駅のポス ター見ると、昨日こっちの方で走ったようですねい。じゃあ今ホームで注目浴び てるそこの115系が、昨日お務めしたんでしょうかねい。 んで今、もうすぐ地元川崎に着こうかとゆー・・・・・ずっとぽちぽち打って たとゆー(汗)。でまこれから、家には帰らず「シベ超」&「シベ超2」観ます。(ぉ マイク水野のトークが楽しみです。(ぉ(ぉ #ゲリラOFF会にはならんか、さすがに(笑)。 ***** 深町 忠利 > ふかまちただとし(モ)"W" E-Mail > cub@t3.rim.or.jp URL > http://www.t3.rim.or.jp/~cub/ 補:そら「シベ超」は大変だったさ(笑)。