***** 2004年9月7日 23:57:58 *****
[T:43965] Usui Mail 2004/9/4



 こんにちは、深町です。


 先々週末は雨で諦めて、次の週末が近付くにつれまた、空模様が怪しい中、
間隙を突くように9/4(土)、横川へ参りました。

 ところで先日、「プロジェクトX」の北陸トンネル火災事故編の再放送が
あったのですね。いやいや、本放送で見そびれてしまった私は再放送を待ち
侘びていたのですが、定期の再放送枠は飛んじゃうわ、NHKの番組ページ
覗いても放送未定のままだわ・・・・・そうこうして忘れかけていたところ
へ、いきなし突発の再放送に出くわしたのでした。たまたまスイッチ入れた
ら始まった、といった具合で録画の用意する間さえありませんでしたが、む
しろこうして偶然オンエアに出会えた、見えざる手ってものカモ知れぬ縁に、
感謝すべきところか・・・。

 や、これ、またまた「碓氷峠鉄道文化むら」でロケを行ったらしく。そう
いえばオシ17がいたわいと思うもしかし、さすがにアレを燃やすわけには
いかず(をゐ)、座席車の車内の様子の再現に用いたようで・・・・・と思っ
たら、トンネルのシーンもなーんか、色々と見覚えが・・・・・あれれ坂の
上へ登って撮っちゃってました???

 いやいやすっかり、プロX御用達ですねここは。(^^; そういや放送開始
間もない頃、次は何だろうとか外野的にワイワイやる中でやっぱり出てきた
のは碓氷新線建設。新幹線や青函トンネルに次ぐ「プロX級」じゃあないか、
アプト時代の苦労から物語的にも成立するぞ、などと企画会議気分で勝手に
盛り上がってたもんでしたが、如何せん既に廃止線、「そして今も尚・・・」
というプロX的なエンディングへ持って行けないのが辛いトコロのように思
われました。この際長野新幹線に繋ぐエンディングでも、とも思いましたが
・・・・・ならば鉄道廃止からトロッコ列車誕生までならどうか・・・・・
それともその先の・・・・・まあそのうち、順番が回って来るでしょう(笑)。(ぉ

 あ、釜めし誕生物語はどうでしょうね。その昔TVドラマにもなったそう
ですが、昨今のプロX的題材のスケール感(?)からすると(ぉ、そう無理
な話でもなさげ・・・?



 また長くなってきますが、さてさてトロッコ列車運行のために立体交差化
工事中の、第16中山道踏切。線路は依然途切れたまま、下を潜る道路の方
はというと、掘り下げた法面はほぼ形になったようで、一部既にコンクリー
トのブロックで覆われています。ざんげ岩から俯瞰しても「ただの土の露出」
に見えるばかりだったのが、地形(?)の輪郭がハッキリ見えてきて、定点
観測の甲斐もあるというもの。(^^;

 道路の舗装はまだまだ。立体交差部分の辺りだけコンクリートを打ってる
ようなのですが、これは重機を安定させるため? 「ボックスカルバート」
の橋についても、すぐに形が現れるという雰囲気ではなく。

 工事の看板を見ると工期は「10月31日」までとなっています。確か前
には「8月31日」だったような・・・・・下にうっすら「8」と残ってる
ような・・・・・ともあれ2ヶ月後には、橋は架かってるのでしょう・・・。



 丸山ではぽつ、ぽつ、とコスモスが咲き始めていて、それを眺めながらさ
らに先へ進むと、トロッコ列車の終点(暫定?)となる「峠の湯駅」(仮称?)
が工事中。その名の通り坂本にある「峠の湯」の裏手に、駅が出来ます。

 元々この辺りで新線と旧アプト線跡とが分かれてたのですが、旧線跡は現
在「アプトの道」として整備されていて、さすがにここに線路を敷くわけに
いかず、僅かに軽井沢方から、この「アプトの道」と並行するように線路が
引き込まれます。重機で土を掘っているところで、ホームなり建物なりが現
れてくるのは、暫く先になりそうです。

 あ、この先へ延びることになれば、スイッチバック駅ですか?o(^^)o

 工事の看板を見ると、工期は来年の2月28日・・・・・この看板という
のがハイキングコースの案内のような木製で、ちょっと洒落てます。因みに
横川の立体化交差工事のはフツーによく見かけるのブリキの(?)看板。
「峠の湯」という観光スポット故か、トロッコ列車のPRも兼ねてか、特別
な気遣いをしているのカモ。

 さて来るべき日に向けぼちぼちロケハンを始めている私なのですが(笑)、
この「峠の湯」駅を俯瞰出来ないものかとキョロキョロすると、刎石山(新
線下り第2/上り第1トンネルが貫いている)からギリギリ、見えそうな・・・
・・・早速登りましたさ。旧中山道へ入って、えっちらおっちら・・・・・
ようやく視界の開けた「刎石の覗き」へ着いてみるも、やややっ、ギリギリ
見えるのではと思われた「峠の湯」駅、「峠の湯」の建物と「アプトの道」
がちらと見えるも手前の木々に阻まれて、肝心のトロッコ列車の線路はとい
うと、下り新線から引き込まれるまさに直前で、ぷっつり。

 残念! バーニア600斬り!(ぉ 木に登ればちっとは見えるんかな・・・。



 ともあれトロッコ列車、着々と進行中のようです・・・・・そうそう、横
川と軽井沢とで展開中のプラレールの催しですが、「おぎのや」売り子プラ
キッズ、1ヶ月を経てまだまだ、あるようでした。

 誰かさんのように慌てるまでもなかったようで。(((^^;;

 やっぱり「あさま」とロクサンのセット¥4179ナリを購入に限っての
プレゼント、というのが結構、ハードルになっているんですかねい・・・・・
このまま「鉄道の日」月間へ続いてたりして。(^^;



  *****
     深町 忠利 > ふかまちただとし
        E-Mail > cub@t3.rim.or.jp
           URL > http://www.t3.rim.or.jp/~cub/



オマケ:

 停滞前線がウダウダ居座ってるものだから、先週末行くつもりだったのを
見送った。さて今週はどうだろうと様子を見ていると、週の中頃晴れ間を見
せつつ週末へ向けてまた前線が戻って来るという厭らしい繰り返し。ギリギ
リまで「天候調査中」の札を掲げて逡巡、よし、と土日の予定を入れ替えて
出動。

 少し戻るが8/31だったか、丁須付近で遭難者が遺体で発見のニュース(汗)。
合掌。いつぞや「表妙義には金が落ち、裏妙義には人が落ちる」なんて笑え
ない言葉があった気がするのを思い起こしつつ、はてあの辺りで危険な所っ
てあったろか・・・・・赤岩の方だけは行ったこと無くて、そっちの方は険
しいように聞くから、そっちだろか・・・・・雨は降ってなかったろか。い
ずれにしろ私も、ビビりたおしながら進んだ頃の緊張を、忘れてはいかん・・・
・・・富士山と丁須と五輪岩くらいしか、経験無いんだから。



 「朝生」横目にモタモタするうちに出発の時間になってしまった。今回は
初電の出立。予報では午後から天候が怪しく、今日の活動は午前中が勝負と
思われたので。多少霞んでても良いから、ざんげ岩の俯瞰だけは押さえてお
きたい。

 高崎線の記憶が無い。横川に着いて、例の懸案事項。

 ホリデーパスからの乗り越し精算で、Suicaは使えるのか・・・・・
これさえ使えれば、結構助かるんだが・・・・・で、駄目。Suicaから
精算してたじゃーん、と食い下がるも、読み取りしかしてなくて精算は現金
なんだそうな。カード電卓のような読み取り機を見せてくれる。うー。読め
るなら、あとはちょいちょいっと書き込むだけじゃん・・・・・収入が生じ
る場合はオンラインでなきゃ駄目なのかな。渋々、¥1110ナリ。

 熊谷で降りるのは面倒、かくなる上は高崎で乗換ついでに一旦精算はどう
か、などと考えたが、高崎で分割購入では¥1220になってしまう。ミス
ミス¥110くれてやるのは癪というもの。他に策は無いものか・・・・・
熊谷〜横川の乗車券だけを、事前に買えさえすれば・・・・・ん、高崎の精
算窓口で横川までの精算、頼めないかな。どうだろな。闘いは続く(呆)。



 立体交差工事現場を偵察の後、ざんげ岩へ向かうべく国道へ出ると、電光
掲示板に「(18)碓氷峠 路肩決壊片側通行」と。ここのところの台風数珠繋
ぎで、またまたやられたらしい。いつもどこか崩れているような気がするの
は、その道の険しさ故というものであろうか・・・。

 麻苧の滝の吊橋の袂に、「不動明王」と彫られた石碑が。周囲の草が刈ら
れていて、これまで隠れていただけなのかとも思ったが、いやいや見覚え無
いぞ、それになんだか真新しいし・・・・・裏側を覗くと「平成十六年八月
吉旦」・・・果たしてつい最近。「横川生産森林組合」「松井田山岳会」の
文字も見られる。登山者を護りたまへ・・・。



 今日はざんげ岩と刎石のハシゴ。うー。坂本の「峠の湯」駅を刎石の「覗
き」から狙えないかと考えたのだった。重機が入って工事中、「峠の湯」駅
そのものの場所までは近付けなかったが、「こっちから見えるということは
向こうからも見える」の法則に基いて、辺りをウロウロすると、手前の木々
が邪魔をして、どうにもちょっと、無理そうな気配・・・・・尤も霞んでて
稜線の中の「覗き」の場所もよく判らなかったんだが・・・・・やれやれ、
これで「登らずに済む」と思った(苦笑)のだったが、あらためて下り新線
の辺りまで戻ってよく見ると、どうもギリギリ、ちょっと見えるんじゃない
かという気が。黄色いブルドーザがいるので、これをアクセントに、どうだ
ろか。

 仕方が無い・・・・・えっちら、おっちら。あ、C9から入ってすぐ、道
が階段状に整備されてんじゃん。ありがたや。鉄塔の辺りの尾根道では、右
側の斜面の木々が伐採され、下り新線がチラチラ見える。ふむ。

 あふあふと刎石坂を登り切り、で結局、「覗き」の現場では「峠の湯」駅
が見えないことを確認しただけに終わる。まあ、こういうことは早めに判っ
た方が良い。上信越道とのからみ等は、かつて同様よく見えてるし。一応四
軒茶屋の先の東屋まで進んでみるも、こちらはそもそも撮影向きではなく。

 しかし「峠の湯」駅、どこからか撮れないものか。サンランドは最後の手
段として、うーむむあとは・・・・・坂本城址の「Mj氏ポイント」は、ど
うだったかな。五輪岩も、どうだっけかな。高速跨いだあそこはどうだった
ろ・・・・・やっぱクルマが要るな。ストックも洗い直すか・・・。



 午後に回ってとうとう雨が降り出す。早めに出たお陰でどうにかそれまで
に予定の俯瞰巡りを終えられ、今日ばかりは当たってる予報に感謝。朝は薄
日さえ射してて、なにげにラッキーだったカモ。

 帰りは国道のダラダラ坂から降りることにして、横川。ちょっとだけ「文
化むら」に寄ることにしたらこれが、今回売店で派手に蝕雷。

 その前に入口で「碓氷線絵地図 ウォーキングは愉しい」なる小冊子が。
「小さな旅」のような縦長のもので、¥250ナリ。どかん。

 で、売店をウロウロすると、いつの間にやら絵葉書やらが増えた増えた。
色々な人に描かれることで、碓氷も「文化むら」も引き立つというもの。パ
ステル画のものと、「文化むら」自慢のHOレイアウトの見せ場の写真のも
のなどいくつか、どかん。

 一瞬字面的に「上々颱風」かと思ったそれは上毛新聞社の「上州風」なる
季刊誌。これはウチの方じゃ売ってない。でその18号、特集は「ぐんまの
鉄道」。どかん。

 歴代機関車のイラストが並んだマグカップ。黒地に黒で描かれてるのが渋
過ぎ。どかん。

 「赤城」「加賀^H^H^H「榛名」「妙義」なんて字の入ったベーゴマが。
「昭和のベーゴマ」とある。へえ。対して紐をかける溝付の実用新案「平成
のベーゴマ」なるものもあり、こちらは動輪の絵柄。ふーむ・・・・・昭和
のベーゴマ、ねえ。これを回せることは昭和の少年のたしなみであろうかな
どと考えるも、私も一応回せないこともないのだが、遊びの中心にはなかっ
た・・・・・そんなあれこれを想いつつ、やはりここはひとつ、「妙義」。
どかん。

 連鎖反応の如く自爆が続き、一連の品々をレジへ持ち込む際、ついダイカ
スケールと間違えてしまう鉄道玩具「トレーン」の「あさま」色な特急電車
が目に止まり。ああこれもください。さらにしなの鉄道色の115系も目に
止まり。これも限定ですか・・・・・うー、これもください。どかん。どか
ん。

 どうするよ・・・。

 以前より見かけていた品もあったけれど、まあ、その時々の勢いというも
のはある。今日はバッグの中に余裕もあった。しかしオープン直後以来の、
連爆ぶりではなかろかこれわ。プラキッズ目当てのプラレールはもう、こん
な具合では逡巡する間もなく見送り。



 それと、記念メダル。あの名前刻めるヤツ。これまでの眼鏡橋とED42
の絵柄に加え、丸山変電所とEF63のものが、いつの間にやら登場。一方
「(旧)軽井沢駅舎記念館」のものは姿を消していて。故あってか肝心の記
念館では扱っておらず、代わりに「文化むら」に置いているような具合だっ
たのだけれど、さてさて軽井沢で販売が始まったということなのか、それと
も初回ロットのみで絶版の憂き目、なのか・・・。

 「文化むら」のメダルについてはもう一点。裏側即ち名前を刻む側の絵柄
が、「ぽっぽさん」から「あぷとくん」に交代していたのである。「ゆるキャ
ラ」なぽっぽさんだったが、そういえばと見回すもこれといってグッズ展開
があるでもなく、いや当初はちょっとあったような気もするけれど、もっと
前面へ出て来てくれても良いような気も・・・。ぽっぽさん、影薄いのかなぁ、
権利関係なのかなぁ・・・。(ぉ

 ともあれ2種類いずれも以前と違うので、まとめてがちゃん、がちゃん。

 殆どピンポンダッシュの如くの滞在でソソクサと辞そうとすると、いつし
か外はざんざん降り。水はけが追い付かないらしく名前の付きそうな程の大
きな水溜まりが、資料館を出ようとする私の行く手を阻む。うー。慎重にルー
トを選んでばしゃばしゃと出口を目指す・・・・・いやはや、山にいる時で
なくて良かった。



 高崎線で上野に着いて、ふと立ち寄った書店にて「レールのあった街」な
るDVDが出ているのを見つけ。いつの間に・・・・・その第1巻が碓氷が
らみであるので、これは買わねばなるまい・・・・・と思いつつ、定価販売
なので他所を当たるかと見送り。我ながらセコい。

 そういえば「クラブ進駐軍」は先日観た。

 さらにいつもの地雷原に寄って、ようやくマイクロエースのED41を確
保。ワールドの黒に対し今度は茶色、どうにか一応のバリエーションに。そ
ういえば実車の製造両数も、2両くらいだっけか。

 お次はEF62か・・・・・なかなか解放してもらえない(苦笑)。トミッ
クスのしなの鉄道第二弾、169系もなーんとなく気になっているのだけれ
ど、こちらは来年らしいのでとりあえず考える時間はある。ふう。


(終)