***** 2005年2月3日 23:11:16 *****
[T:44158] Usui Mail 2005/1/29



 こんにちは、深町です。


 先週末(1/29)碓氷へ参りました。毎度のことながら、トロッコがら
みの偵察であります。記録がてらダラダラ綴ります・・・。

 高崎で信越線に乗り継いで、いよいよ妙義の山々が見えてきますと、山肌
にうっすらと白いモノが・・・・・あれれ雪ですよ。不覚。いつ降った分な
のか判りませんが、今日はざんげ岩登れるんだろか・・・。



 さてさて早速に、第16中山道踏切跡の、立体交差化工事現場。例のボッ
クスカルバート、ての、出来上がっておりまして・・・・・実はこの前の
1/8にも覗いておりまして、この時点でもう、出来ておりました。その前
後の築堤へ繋がる部分は隙間が残っていて、レール敷設までにはまだ手間が
かかりそうですが、ともかく構造物が出来ています。

 イチイチしつこいですが工事看板は「1/31」だったのが「3/22」
に。(^^; 工事の名目が変わってる気もしますが。

 あ、3/22ってトロッコお披露目の日じゃなくって?

 一方、踏切跡はといいますと、道路舗装と線路丸ごと、剥がされており・・・
・・・1/8の時点では、踏切跡と立体交差との間でレールが敷かれ始めて
おり、そのレールの高さが若干(10cm程)、以前より低くなっていて、
このまんまじゃ繋がらないよなー、と思ってはいたのですが、やはり、踏切
部分も敷き直しのようです・・・。

 それにしても、随分変わりました。

 このあたりでかつての面影を残すものといえば、工事犠牲者の招魂碑・・・
・・・尤も、廃止間近の時期にここへ移ってきたように記憶しますが、とも
かくそれと、踏切の側溝のラックレールを利用した蓋くらいでしょうか。こ
の蓋も、このまま残るのかどうか・・・。片方だけ奇跡的に残っていた踏切
の道路標識も、昨年暮に見たのが最後だったようで。

 踏切の山側では、上信越道を越えて小根山森林公園方面へと続く上り坂を
ロードローラーが行き来していて、いよいよ舗装のようです。立体交差のア
ンダーパスの方はというと、こちらはまだ砂利を敷いている最中で、少し後
になりそうな感じ・・・・・まだ線路の路盤も出来てないですし。



 いつものように、ざんげ岩から定点観測をすべく、いざ登山道・・・・・
途中にある麻苧の滝、ツララが・・・。その撮影を楽しむ一団の横をすり抜
けて、さて最初の鎖場。岩が氷でツルツル(汗)。うー。蹴り割ってグリッ
プを確保しつつ、よいこらしょ。

 尾根の北側なものだから、あちこち残雪やら凍結やら。それでもうっすら、
靴跡が認められ・・・。(^^;; 我も負けじと前進するも、三脚だの余計な
モノが邪魔臭い。どうせ誰も盗りゃしない(通りもしない)だろう、と安定
した適当な場所に置いて行くことにして、ひいこらひいこら、どうにか到着。

 ざんげ岩の上まで雪が。

 火照った身体をこの雪で冷ましつつ、さて定点観測。本線から分かれて
「文化むら」へ入っていく線路、以前は1本あるのみで、大体展示車両の搬
入や、モーターカー等の留置に使われていたのですが、その線路がもう1本、
加わる風。トロッコ車両がやってくるのを前に、ヤードは増やしておきたい
ところかも、しれません。そういや整備はどこで・・・?

 トロッコ、今頃どこかで製造中のハズ。搬入見たいですねい・・・・・甲
種回送しちゃうんかしらん??

 園内の「アプトくん」、なんか身軽と思えば、今日は1両客車が外されて、
DLと繋がれてお休み中。定期検査なのか、それとも需要に合わせるように
したんでしょか。



 お次は国道のダラダラ坂を上って、「峠の湯」の坂本。こちらは線路も敷
かれたきり、あまり動きが無いようで。ホームもまだ舗装されづ。

 本線から駅へ逸れるあたりでは、ヘルメットの人達がポイントを囲んで何
やら打ち合わせしている様子。まだまだ素人目には判らないような調整作業
が、色々とあるのカモ。

 そのまま「アプトの道」をてくてくと降りて行き、丸山変電所前までやっ
てくると、ここでもヘルメットの人が何やら作業中。1人は歩きながら時々、
ゲージを当てて軌間を測ってるようです。をを。あーなんか、いよいよかぁ、
とじわじわ来る光景。真っ赤に錆びたこのレールも、輝きを取り戻す日が近
いのですね・・・。

 変電所前を後に、上信越道の橋の下を過ぎる頃、上下線の間に、等間隔に
印が付いているのに気付きました。よくよく見ると印の辺り、バラストの下
にベニヤ板が見えます。

 あ。

 どこかで見たなーと思い巡らすと、そう、「峠の湯」のあたりで見た、柱
を立てると思しき穴。ベニヤ板で塞いであったわ・・・・・さらに進むと、
重機でバラストを掘ってます。傍らには、30cm立方くらいの、コンクリー
トの箱形の筒が。

 ナルホド。

 これを埋めて、柵の柱を立てるわけですか。その先にはこれから埋められ
るのであろう筒が、等間隔に並んでいます・・・・・いや、以前書いたカモ
ですが、「アプトの道」のすぐ傍らを、併用軌道のような状態で列車を通す
というのも、安全面等で気にはなっていたのですが、やっぱり柵、設けるの
ですね。ウハウハ撮ることば−っかしか頭に無い(馬鹿)私なのでしたが、
どんな柵になるのやら・・・。



 横川へ戻り、今日はバスに乗って軽井沢へ。「氷まつり」を観ようかと。
寝不足でバスの道中は記憶無し。(^^;; ・・・で、着きましたる軽井沢。
雪積もってます。いや、プリンススキー場以外にもですよ。(ぉ

 保存されているロクサン2号機も、どっさり雪を頂いており。現役時代で
あればその身体から発する熱気で溶かしてしまったであろうに、今はただじっ
と、凍て付くまま・・・。しなの鉄道の入場券を買い、早速跨線橋から・・・
・・・って、ガチャガチャ(ガチャポン)が並んでて窓に寄れづ。うー。し
な鉄の営業努力と黒字転換の物語は今や伝説と化していますが、ちょっとだ
け窓、残して欲しかった。(^^;; <手前勝手100%

 はさておき、お次は氷まつり会場へ。横軽廃止前の頃はオリンピックを控
えてた為かもうちょっと派手だったような気もしつつ、そういや爆笑問題の
漫才タダで見られたよなーとか思い出しつつ、氷の彫刻を鑑賞。

 マリオが草軽デキに跨ってますが・・・なんか濃い。(^^;

 実は今日のお目当ては、花火。あの邪魔臭い三脚を持って来たのも、この
ため。これまで幾度か、花火とロクサンをからめたりしてきましたけれど、
そういや新幹線とはまだだったなー、というわけで、光跡を狙うべく碓氷峠
トンネルの出口付近で、陣取っておりました。かつて試運転のE2系とロク
サンの並びを狙えた法面も相変わらずあるのでしたが、雪が膝近くまであっ
て2、3歩で断念の意気地無し。

 花火は1900〜1930となっているのでしたが、これまでの経験から
すると15分で終わってしまうと思った方が良く、時刻を調べるとその間に
通過する「あさま」といえば、上りの1本だけ。あらら。しかし1904軽
井沢発、最初のドーンバラバラの最中の可能性大で、タイミング的には悪く
なく、とにかくやってみようと。

 来ましたね。「あさま」は遅れず見事、ドーンバラバラ。むしろ花火が多
過ぎたカモ。果たして撮れてんだろか、これがまだ判らづ・・・・・銀塩の
もどかしさ。



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     深町 忠利 > ふかまちただとし
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