***** 2005年2月13日 ***** (独り言) 3連休の初日はウダウダして、さて翌日行こうかというところで寝坊して、 結局最終日。しかし南関東では空模様思わしくなく、北関東は晴れという予 報もどうだかねーと眉唾で眺めつつ、行きたいのか行きたくないのか揺れる 間でのろのろと荷造り。 昼までに着けば良いやと弛緩しまくりなところで、それでもしっかり熊谷 で途中下車、ホリデーパス+αでの、例のオレカ消費作戦に出る。どうでも いいけどスイカとオレカ混ぜると、スイカを先に入れてもオレカから先に引 くらしい。お陰で最後の90円がなかなか始末出来づ・・・・・実のところ これ、イコカだったのだけど、そのせいだったり? ともあれ熊谷〜横川 ¥1110ナリ、¥1Kオレカと一緒に逃れようの無いところへ追い込み、 10円玉2枚放り込んで、トドメ。しっかり履歴も印刷。 流石北へ進む程に見る見る晴れて、高崎で乗り継ぎ横川着。早速立体交差 化現場向かう。まずは小根山へ至る坂、既に舗装済。もう1層重ねそうな気 配もするけれど、もうクルマが行き来していて。旧中山道との合流点はやは り少し低くなるようで、見たところ関所跡辺りまで掘り下げる風。その辺り は緩くピークになっていたから、それを少し丸める格好か。見かけ上、関所 跡も僅かに高くなるのかな。 立体交差部分、ボックスカルバートの、線路方向に見るとその前後、土で 埋められ、上にはバラストらしき砂利も乗り、レールも置かれている。枕木 こそまだ並べられていないが、横軽間の再締結近し。 一方旧踏切跡はというと、踏切跡と立体交差の間にポイントが設けられ、 反位(?)側の本線が、斜めに踏切跡を過ぎる。ここで下り線から上り線へ と渡り横川へ至るハズなのだけれど、横川方の上り本線はまだ、すぐそこで ぷつんと切れたまま。渡り線とは目下寸止め状態で食い違ったまま突き合う。 そのうち上り本線をぐいっと曲げて、繋ぐハズ。 「文化むら」側へ逸れる方は、踏切を過ぎるとすぐもうひとつのポイント に繋がり、2本のヤードを成す様子。「アプトくん」も庫やら造られている のだったが、こちらのトロッコ「シェルパくん」についても、相応の用意が なされるハズ。静態保存車両群の搬出入ルートもまだ確保しておくのかまで は判らないながら、体験運転の2両のロクサン他共々、色々融通したい場合 は、ありそうで。 踏切跡はまだ往来する人の通路としての機能を残し、敷き直された線路の 上に鉄板が敷かれ、今はこれを踏んで渡る。柵で幅が狭められているので、 クルマは通れないことになっているのだと思うけれど、軽は通れちゃうカモ? 踏切を過ぎ坂を下って、理容イワサキ(笑)方のアンダーパスの口。あと は築堤の整形と、道路の仕上げを残す程度か・・・・・と、「小根山森林公 園(野鳥の森)案内図」が目に止まり。これは以前よりこの斜面に立ってい た看板、ここではまだ破線で「JR信越線」やら、踏切横に郵便マークやら があったりして、果たしていつまでこのままなのかと気にはなっていたのだっ たが、今この足元まで土が削られている。うーむむこの看板の運命やいかに。 さて登山道へ。麻苧の滝はまだまだ氷が。最初の鎖場でも、雪が無くなっ たところで岩を覆う氷が露になり、その氷の下でぬらぬらと水の流れるのが 透け。奥の崖はピークを越えた気もしつつ立派な氷壁。今年も登りに来る人 はあったろか。その先でもツルツルのでっかい氷の塊を跨ぎ越したりなどし つつ、前回よりは多少なりとも楽にざんげ岩着。光線がちと気になってたが、 さすがに冬至を大分過ぎ、ざんげ岩の落とす陰も、「文化むら」には僅かに かかる程度。さてと、いつもの定点観測。 さっきの立体交差と踏切跡、ナルホドねえと線路沿いに目を移していくと、 丸山の直線の30kmポスト付近即ち切通し入口の辺りから、上下線・・・・・ 片方は遊歩道だけれど・・・・・の間に黒い線。あ、柵だ。その基礎工事を 見たのは2週間前、それだけあれば出来る道理。ずーっと追っていくと柵は どうやら、変電所前まで達している。その先は上下線が離れていく。 つい昨日派手に落としてしまった長玉でおっかなびっくり撮りつつ、来た 道を下って、いつものように国道のダラダラ坂から「峠の湯」へ。 駅はあまり変化無しのようで、柵なり屋根なり、或いは舗装もまだのよう に見えたが、ホームを仕切ってあるのかどうなのか、植樹。まだまだか細い 木々だが、これが太く育つ頃には、トロッコ事業も共にあらんことを。 「本線」と分かれるポイントの方へ行くと、ポイントに転轍機が。たしか 前は無かったような・・・・・青丸と黄色矢羽根の標識が付いてる。先日ヘ ルメットの人達がここを囲んでいたのも、このへんの関係だったのカモ? ここでふと気付くのだったが、「アプトの道」の通行止め、解除になって おり。つい習慣で「峠の湯」の前を回ってしまったけれど、再びここいらが 整然としてくると共に、汽笛も近付く。 ややロケハン・モード混じりで「アプトの道」を下り、丸山変電所。赤煉 瓦がやんわりとした西日を返す。旧丸山変電所前駅(まだ仮称?)のホーム に繋がって終わる柵は、私の背丈にとっては胸の辺りで、思ったほど視覚的 な邪魔臭い印象は受けず。マージンを取って若干、遊歩道側へはみ出て立つ。 この上から乗り出したい向きも少なくないであろうが、皆してやったら、倒 れやせぬか(汗)。まあホドホドに。 農道の踏切はさすがに柵が途切れたが、そういえば第16中山道踏切とは、 扱いが違うのかなやっぱ。あちらは県道だったし。 上信越道の下あたりまで見て、今日は思うところあり引き返す。変電所の 手前に田圃と梅園があるけれど、そこにお手製風味で東山道云々という看板 があって、細い道が裏手の山へ消えて行くのである・・・・・でこれ、さて いつからあったか? 横軽廃止より後なのは確かと思うが。 ここの農家の人がもてなしに設けたのかとも思うのだったが、この先に出 るであろう道に用があったついでに、入ってみることにする・・・・・こっ ちだろか、こっちだろかと進むと「碓氷線 横川熊の平間の避線跡」なる、 これまたお手製風味の看板。そういえば結構前の話、変電所の辺りからごそ ごそ避線跡を探して、よく判らなかったことがあった。ソレと思えばソレ、 本線から辿るとなんとなーくそう思えるものの、たまたまそう見えただけ、 と言われればそうかもしれない、そんな程度。今見ているのが同じものなの かどうかも・・・。 さらに進むと、どんどん思惑とは違う方角へ向かい・・・・・程なくして 変電所の裏を見下ろす格好になり、さらに進むとサンランドの17番ティー の傍に出た。そういえば休業日にお願いして霧積ダムをからめて撮ったっけ。 今や懐かしい・・・。 所々ベンチがあったり、万葉集の防人の歌を記した看板があったりする道 を辿りながら、どうやらクルマの通る道へ出た。大分違う方へ流されたよう だが・・・。 ともかく道自体は間違いなさげなので、横川の方へ向かう。上信越道を跨 ぐところからちょっと脇道へ入った所に、かつてお手軽俯瞰(?)ポイント があった。個人的にはあまりグッと来る感じがしなかった気がするけれど、 一応撮ってはある・・・ハズ。 たしかこの辺り・・・・・殆ど廃道に近い道に、木の枝が覆い被さる。た しかこの方角・・・・・葉の落ちた季節なのを幸い、枝の絡み合いを透かし て辛うじて、線路が・・・・・ああっ、「峠の湯」駅の分岐の先の本線だ。 ちょっと待てよ、立ち位置を変え、どうにか・・・・・「峠の湯」駅へ入っ て行く様は、見えそう。見えるだけ。 場所間違ったかな・・・・・いやいや、あれから7年半。多分ここ、なん だったと思う・・・。 上信越道を渡り、横川へ向かって坂が始まる辺りで細い道が逸れて行くの が見え。道なりに行けばいくつかカーブを経て立体交差の現場へ出る筈だっ たが、一方こちらは舗装こそされているものの人しか通れない生活道路らし く、横川へ近道の予感。ちょっと入ってみるかとてくてく降りて行くと、暫 らくして林の向こうに「文化むら」がちらりと見え、そして鳥居の前にぽん と出た。傍らには煉瓦の給水タンク。をを、こんな所へ出てくるんだ。かな りの近道だけれど、登りは・・・。 今日は随分歩いたなー、と、おぎのやドライブインで釜めしを食す。グッ ズをチェックすると、「釜めし君」のストラップやらがモデチェン。顔が違 う。脚が歩いてる風。看板のイラストで見るそれのスタイルに変えてきたら しい。特に断りも入っていないようだったけれど、今なら新旧お好みで選べ る状態。 さらに。この新「釜めし君」イラストの、ゴルフ用のマーカーが新登場。 帽子のつばに母体をクリップで挟んで、「釜めし君」マーカーは磁石でそれ にくっつけるといった寸法。ゴルフは嗜まないが、見てしまったものは仕方 が無いので、新ストラップ共々以下略。 そういえば、おぎのやプラキッズ、まだまだまだまだプレゼント中・・・。 お昼に着いて、もっとワタワタするかと思いきや、結構長居してしまった 気が。早く帰ってアレとコレと、と今日は立て込んでなかったせいもあった ろうが、ゆとりを感じたのはきっと、日脚の伸びたせいに違いなく。刻々と 春は近付いている。ここの線路の上にも・・・・・ついでにすっかり色付い た杉にも(泣)。 (終)