***** 2005年3月2日 0:04:05 *****
[T:44194] Usui Mail 2005/2/27



 こんにちは、深町です。


 土曜(2/26)の夜、チャンネルを変えると線路が映り、その瞬間ピー
ンと来るものがあり・・・・・並んで口を開けるトンネル、そのすぐ前の渡
り線、転轍機から伸びる長いロッド、赤く錆びたレール・・・・・

 熊ノ平だ。

 土曜ワイド劇場、でしたでしょうか。登場人物がアケチ君とか呼ばれてい
ます。アケチ君といえば天知茂な昭和頭の私でしたが、そんなことはさてお
き、ここまでの経緯はまるで判りませんがとにかく正体がバレたらしい財前
直美サンが、高笑いしながら手漕ぎトロッコに乗ってたりします。

 羨ましい。(ぉ

 丁度終盤だったようで、やがてエンドロール。目を皿にしましたよ・・・・・
お、出たっ。

  「碓氷峠鉄道ぶんか村」

・・・平仮名にするところ、違ってます。(-_-;



 その翌朝。近くの河原で「あさかぜ」でも撮ってからなど企てていたらこ
れが見事に寝坊、出鼻挫かれモチベーションガタ落ちのところ、昼頃着けば
いいやとどうにか腰を上げ、ちんたらと横川着。

 トロッコ列車「シェルパ君」、来てます。開業まであと1ヶ月。

 詳細は「文化むら」公式ページなどにあるので端折りますが、機関車、客
車とも茶色を基調に、客車の側面には、夜明け前か日没後か、妙義の山々の
稜線がグラデーションにシルエットで浮かび上がっている絵柄。なかなか渋
い。トロッコが走る区間からの方角とするなら、これは夜明け前かもしれま
せんね・・・・・見る人が見れば稜線の形で方角も判るでしょうが(!)、
夜明け前の方が縁起も良さそうです。

 ぱっと見、ホットロッド的に炎が描かれているようにも??(^^;;

 しかしそのグラデーションに浮かぶ稜線のシルエット、出来ることなら生
で見ることをお勧めしたく。地元の人が羨ましくなります・・・。



 さて、踏切跡と立体交差化工事。踏切跡、ついに殆ど跡形も無くなってし
まいました。そこへ続く道路がまだ名残を留めているのでそれと判りはしま
すが、舗装諸共剥がされた線路は、フツーのバラストに敷き直され、さらに
「文化むら」の側へ入って行く2本のヤードのポイントが設けられています。

 そのヤードの1本に、体験運転に就いていない方のロクサンが。傍らには
トロッコ列車の通る、勾配のついた旧上り本線。水平なので少し高い位置に
なるヤードに佇む、ロクサン・・・・・かつての、横川駅構内の引上線を彷
彿とさせ。くぅぅ・・・。

 で、踏切が無くなったとなると、どこを通るのか・・・・・立体交差が、
もう通れます。尤も工事中の中に歩行者用の通路が設けられているだけなの
ですが。今初めて見るアングルにウハウハキョロキョロしながら、信越本線
跡を潜ります。

 さてその上の線路の方。既に再敷設がなされており・・・・・ん、トロッ
コが通るのは旧下り線(踏切付近で上り線から下り線へスイッチする)、こ
ちらが敷かれているのは当然として、旧上り線も敷かれています。つまり複
線状態。

 はて・・・・・こちらにもヤードでも設けるのか?

 いや・・・・・高い所から見下ろすと、まだバラストを被せていないので
判るのですが枕木の置き方が違ってます。下り線は普通に並べてあるのです
が、上り線の方はその間隔が開いており、少しラフな風情で軽便鉄道のよう
に見えます(笑)。NゲージといわゆるHOnゲージを、並べて敷いちゃっ
てるような感じ。

 多分・・・・・この先の「アプトの道」と同様の、レールを埋め込んだ舗
装にするために、敷いたのでしょう。車両を受け止めるだけの強度を持たせ
る必要は無いわけで、それならば律儀に枕木を密にする必要も無い理屈。

 けれどふと思う・・・・・ここもこの先と同様に、廃止後そのまま残され
た線路だと、やがてそう信じられたりするのかなと・・・・・前を知らなけ
れば、そう思うのが自然。うーむ・・・・・この春から早速、そういうこと
が始まりそうで・・・・・何か残しておいた方が、良いのかな。



 いつものざんげ岩定点観測。登山口の滝の氷は大分落ちて、私が登りはじ
めたところでも、どさぁーっばりばりぃーって・・・(汗)。陽気は春へと
向かっています・・・・・んが、金曜日だったかに雪が降ったようで、また
難儀な。

 今日は来るのが遅かったので、光線は西日のそれ。鮮やかに色付く諸々を
上からぱちり。しゅぽしゅぽと回って来た「アプト君」と、「文化むら」駅
に佇む「シェルパ君」との並びを、思わずぱちり。



 また降りて「アプトの道」を先へ絵進みます。トロッコ列車「シェルパ君」
との通る下り線と、「アプトの道」の上り線との間には、丸山の直線入口付
近から既に柵。色は黒く高さは1m足らずかという控えめなもの。辿ってい
くと「旧丸山変電所跡駅」のホームへ続き、ここで終わるかと思いきやこの
先の上下線が離れ行くところでも続いており・・・・・どこまで伸びるのか
判りませんが、思い余った人が線路に近寄り過ぎて、というのは困りますし
ねえ。

 てくてくと、峠の湯駅。こちらもぼちぼち仕上げにかかるようで、土の斜
面に芝が植えられ。展示ブロックが積んであったり、ホームの舗装もこれか
らなのでしょう。



 さてさて、早く試運転が見たいものですが・・・・・と書いてたら今日
(3/1)、ニュースに出てたりして。さーてこれも、見に行かなくてわ。

 かつて通った撮影ポイントも調査中。/(^^;



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     深町 忠利 > ふかまちただとし
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