***** 2005年5月8日 ***** (独り言) 安政遠足。 今年もやってきた。 かつて走者の行く手を阻んだ、第16中山道踏切。その役割を終え、そし て立体交差になって、今年は初めての大会。参加する体力も根性も無いが、 これまで見てきた縁で、立体交差元年とあらばこれは、行かねばなるまい。 ん、ひょっとして今回、安中市と松井田町、としては最後になっちゃうのか しらん・・・? またまたホリデーパスに熊谷乗り継ぎ作戦で、横川。安中は既にスタート した筈・・・・・線路沿いに立体交差へ向かっていて、ふと気付く。 ポール。 ほ? 「文化むら」のはずれの、非番のロクサンの佇むヤードと、立体交 差の先あたりまで真新しいポールが何本が立っており・・・・・架線柱じゃ ん。するとですよ、ロクサンの入換も、自力で出来るようになりますな。こ れまでモーターカーで押したり引いたりしてたみたいだから、自力で動かせ ば手間も省ける。体験運転で「シェルパくん」を退避なんて面白そうだけれ ど、流石にそれはどうだろ・・・。 マラソンコースは誘導や給水の係と思しき人がぼつぼつ集まっているくら いで、ギャラリーは殆どおらず。勝手知ったる地元の人は頃合を見て来るの かもしれないし、それに峠を越えない短い方の部門はかつて関所をゴールに していたのが今は「峠の湯」、あちらに出掛けた人もいるかもしれない。そ もそも表彰式やらで使っていた空地に「文化むら」が出来るタイミングで移っ たと思うけれど、かれこれ・・・。 安政遠足のゴールと関所まつりが離れ離れになってしまってからこっち、 当日の関所の周辺も、かつての賑わいとは違った趣・・・・・露店ももっと 沢山出ていたような気がする。その露天のひとつからか、ラジオなのだろう か演歌らしき曲が流れ・・・・・安中の女、じゃなかったと思うが何といっ たか。ともかくある意味濃いぃ、カモ、その歌。 さてどのへんで写真に撮ったものかと思案しつつうろちょろ、ふと見覚え のある旗持ったおじさんが目に入り・・・・・踏切が現役だった頃に撮った 写真にも、写ってた。あかぎ出版の本の表紙にも出ていなかったか。警報機 が鳴り出すと旗を振ってランナーを制止しつつ、まあちょっと休憩ね、てな 風に和ませていた人。踏切がその役目を終えても、毎年そこに立って、ラン ナーを誘導していた。今年からは踏切跡そのものがコースから外れてしまう が、今度は立体交差へ下るアプローチに立って、誘導にあたる様子。 向こうの方で、そろそろ来ますよー、という声。まずはと立体交差の下へ 潜って、その時を待つ。程なくして、関所の方から拍手が聞こえ、先導の白 バイが坂を下ってきた。これをシルエットでまずは1枚。続いて先頭ランナー ・・・・・新コース最初の走者を、ぱちり。時計を見れば9:00少し回っ たところ。安中のスタートは8:00ではなかったっけか・・・・・速えぇ。 しかもこの先は、峠越え。歩いて登ったってひいこらする、あれを走る・・・ ・・・大会ではない日に、トレーニングなのか実際に刎石山で走ってる人を 目撃したことがあるが・・・・・次の走者がなかなか現れない。どうやらぶっ ちぎり。 今回、写真的には「シェルパくん」とのからみをと考えていたのだが、通 過までにはまだ1時間もある。スタート時刻が毎年ずっと同じなのかは未確 認ながら、たしか「あさま」は毎時35分前後に横川を発車、結構走者のあ る時間帯にうまい具合に踏切が降りた(足止め食らう人には気の毒だけれど) のだったが・・・・・調べたところではこの少し手前の地点通過の足切り時 刻がたしか、10:15あたり。峠の湯での表彰式が11:00というから、 「ぶんかむら」10:00発の「シェルパくん」が通る頃、絵的にはもう厳 しいか・・・? しかしまあ、あるがまま、見たままを。それがリアリズムというもの・・・ ・・・そう己に言い聞かせつつヤキモキしていると、そろそろ仮装組も目立 ち始めてきた。義経ネタはお約束として、一方で会社代表(?)組も・・・・・ クルマのディーラーやらお馴染みのところに紛れて、お、JR東日本。 数々の仮装の人達が過ぎていき、ピークを過ぎて大分経ったかというとこ ろでようやく、「シェルパくん」登場。ぱちり・・・・・うーむなかなか難 しい。そうか踏切が現役の頃、足止め食らう人がそこに溜まるから撮りやす かったのかと今更ながらに得心しつつ、ともあれ「シェルパくん」元年の、 安政遠足。 他は何も考えてなかったので、とりあえず「峠の湯」を覗きに行こうかと、 「シェルパくん」の返しを撮りつつ、少し汗ばみながら、てくてくと登って 行く。「峠の湯」ではまだゴールする人が続いていて、皆で出迎えている。 ゴールした人には釜めしと、紙コップに入ったのはきゅうり? なんか美味 そう・・・・・しかしそれにあり付く資格など無く。程なくして表彰式。仮 装部門でサーヤとクロちゃんてのがいたらしいのがどうも、妙に気になり。 知った顔と少々駄弁って、来た道をまた、のんびりと降りる。 色々寄り道しつつ、地雷原模型店で189系「あさま」セットに轟沈。今 は昔「さよなら」で出ていたセットが手許にフル編成であったりするのだっ たが、本当のフル編成、もう1両サロを繋いだ盆暮GW限定の12両編成に というぼんやりとした野望をこの機に・・・・・と気付いたら11両フルを 提げてる。あ゛ー。 (終)