***** 2009年7月4日 ***** (独り言) ホタルの季節。 シーズンVを迎えたシェルパくんと、そして今年もやって来た「ホタルの 里まつり」。以上昨年のコピペ(笑)。 今年もまた「シェルパくん」の夜汽・・・・・とコピペはそのへんにして、 今年はまた、ダイヤを変えたみたい。 これ昨年(2008)。一昨年から落ち着いてきて、これで最適化された ものと思われたが・・・。 ぶ と 1810─┐1825 1845┌┘1830 1900└┐1915 1945┌┘1930 2000└┐2015 2115─┘2100 #ぶ:ぶんかむら と:とうげのゆ で今年(2009)はこう。 ぶ と 1800─┐1815 1835┌┘1820 1845└┐1900 1925┌┘1910 1935└┐1950 2055─┘2040 折り返し時間を詰めたピストン輸送が凄い。信越線との接続の関係もあっ たんだろか・・・・・詳しいところは調べてないが、暗くなるのを待ったら (日没1906頃)最終便で帰ることになるのだろうし、その最終便が繰り 上がったところで、信越線の接続は50分近くある・・・・・撤収から逆算 して決めたのカナ。ホタルだけ観るなら最後の1往復で可能、その折り返し 時間即ち滞在時間を、前の3往復で捻出してる・・・・・ような格好かなこ れわ。 外野の勝手な詮索です。(_ _) さて。 「キミも1000円チャレンジ!」なこの頃だが、梅雨の真っ只中、これ も明ければ夏休み!、な時期であれば関越道もこの間のようなコトは・・・・・ と思いつつも不安に駆られて0520頃には新座を通過。モタモタしてると 後から渋滞に呑み込まれそうな気がして、とりあえず嵐山まで逃げたところ で、一服。何か食べようかと見ると「さばカレー」と。銚子でもないのに?? と訝りつつ頼んでみると、具じゃなくて鯖がトッピング。しかもなーんか、 味噌の味が・・・・・そういやさば味噌定食ってのもあったが、まさか。 ここまで来ればと途中ちびちび休憩しつつ、久しぶりに富岡ICで降りる。 ここで降りると「どこまでもセンエン」関係無しにフツーに50%引なんだ がそれはさておき、世界遺産云々で頑張ってるらしい富岡製糸場を、いっぺ ん観ておこうかと。 二言目には世界遺産、な風情の町の中をてくてくと、まだちょっと早いの で上州富岡駅を覗く。うはっ、駅前の公衆トイレ、デキを模してますがな。 ご丁寧にパンタまで上がってて。駅では記念切符をいくつか所望。 製糸場の方へ戻る。「おぎのや」が出店しているのはWebで知ってはい たが、こらまた見事に、良い場所押さえてますな(笑)。凄い凄い・・・・・ で早速製糸場の中へ・・・・・って丁度団体さんがいくつもやって来てて、 こりゃ大変。でま、操業停止の頃のままと思われる状態の建物などを観て回 り。繰糸場では機械がそのままに遺されていて、明治よりむしろ昭和の残り 香に、浸れる心地。「トヨタの織機といえば有名ですが、この繰糸機は日産 が造ってんです」とガイドの方。ほお。 一通り観て回って、斜向かいのおぎのやへ。「富岡製糸場 世界遺産登録 応援弁当」その名も「連雅」なる、煉瓦を模した(?)ルックスのお弁当が お目当て。所望するとまだ今日の分が届いていない由。聞けば1100発売 で、10個/日、横川のドライブインでも同じらしく、ならばと、休憩コー ナーでお茶買って待たせてもらう。 あ、さっきのお客さんですよネ、と呼ばれて(恥)、1100ちょい前に あり付く。胃の中でさっきの鯖が自己主張してる感じなんだが、ここで食べ ちゃう。ふむふむと味わいながら、掛け紙の裏に食材の由来のようなものが 書かれているのに気付き、それを読んでみると「桑の葉は食べられません」 みたいな一言が。ありゃ。道理で、しそにしては風味が無いなと・・・・・ 糸吐いてやろうか。 安中のカインズでお馴染みの、日用品の買い物。安中榛名覗いて、ついで に拭くピカなんぞしつつ、そういや地蔵峠で新幹線見えるんだっけかと、榛 名側から回り込んでみたが、不覚にもウチのカーナビ、鉄道の表示はトンネ ルも明かり区間も区別が無いんだ(呆)。なんだか判らないまま、ただ峠越 えして終了。思い付きでそう簡単には、いかんか。 そのまま松井田へ下りて、お次は碓氷製糸場・・・・・富岡で、今なお現 役な同製糸場の繰糸の様子が、映像で紹介されていたのだ。なんでももう、 ここと、山形だったかのもう一か所しか、国内には残ってないらしい。聊か 意外に思われたが、量産規模の設備が稼働しているところ、としてはそうい うことになるのだろう多分。しかし、松井田の地産品として生糸が挙げられ ているのは、例えば役場の展示などで見た気がするのだが、全国的にそうい う位置付けにあったとは、恥ずかしながら知りませなんだ。 碓氷製糸農業協同組合、というのが本来の名称のようなのだが、カーナビ にのデータにしっかり入っていて、楽勝々々と辿って行くと、上信越道の側 道で立ち往生。をゐをゐと拡大してみれば、道路のデータが無かったらしく、 小川の向こうの広大な空地の中にぽつん、と目指すゴールのフラグが立って やがる・・・。 かくなる上は、こんなモンなど無い時代を生きた勘にモノ言わせ(大仰)、 こっちだな、と回り込み、こっちだろ、と小道へ入り、信越線の踏切を越え ・・・・・あっ、ちょっと待った! 「製糸踏切」。 ををを。まさにその名も。いやいやいやいや、これまた恥ずかしながら今 の今まで、知りませなんだ。西松井田の駅がすぐそこに見えている。側溝の 蓋もこれまた、さり気ないままにラックレール。横川駅前のそれは一度金網 に替えられて再び復活してたが、ここのは多分、ずーっとこのまま、なんだ ろな・・・。 すぐそこには製糸組合関係の建物、そしてこの踏切名、目指す先は近いと 再び走り出し・・・・・カーナビ上では空白地帯をずんずん行軍中・・・・・ ついに到着。傾いた日に、妙義の独特な稜線のシルエット。それを背景に、 湯気を上げる建物。その静かな佇まいのあの中で、さっき映像で見た光景が、 生きているのだな・・・。 ところで、本題はこれからなのだよ。さーて今年は、どこから撮ったもの か・・・・・昨年トライの添乗も捨て難いが、やはり登れる時は、登ってお くべきか・・・・・予報はこの数日の間にも随分変わり、今日は今日で一日 空模様を睨んではいたが、この季節のこの気候のこの地勢、読めん・・・。 久々に碓氷湖を一周歩きながら、暫し考量。思いっきりラーメン構造な橋 に煉瓦を模したタイル、ポロポロ落ちてますな・・・。 ケータイで降水域をチェック、どうも碓氷を挟んで北と南で、夕立っぽい。 ほっほっほ、台風も避けて通る晴れ男の面目躍如か、と我ながらノー天気な 見通しで、俯瞰決行。今年は刎石の覗きから、狙う。 光線の具合からすれば、全部で3往復6便と数えてその第4便と、第5便 が狙い目。三脚も抱えて登るのはマージン込みで30分位見るとして、第3 便で構図の確認、セッティングやら諸々、1800頃に旧中山道へ入ればよ ゆーだろう。暗い中マムシでも踏んだ日にゃシャレにならんし、ヒルも御免 だしと長靴に履き替え虫除け吹きまくり。一応ベアベルも持って来た。 いざ・・・・・パ、パラ、パパ・・・・・葉っぱを叩く音。降水域は相変 わらずのようだし、このまま登るか・・・・・パラパラパラ・・・・・あら らら?・・・・・ザー・・・・・りゃりゃりゃりゃ。ケータイ覗けば果たし て、南北の降水域が繋がってら(爆)。挙句ゴロゴロ言い出して・・・・・ あ、今のタイムラグ1秒足らずじゃん(汗)。 とゆうことわだよ・・・・・今崖の上の「覗き」に立つの、ヤバそーだよ これわ(汗)・・・・・かといって今更降りてももう何も出来んし・・・・・ 思いっきし導体な三脚(因みにベルボン・マーク7)を放り出し、「大日尊」 他石碑の並ぶ辺りで、屈んで暫しじっと我慢の子。ムズムズしてきたらもう、 覚悟しよう・・・。 幸い至近弾に見舞われることも無く、雨もそろそろ止みそうな気配。降水 域も大分東へ過ぎてそれを裏付けている・・・・・第3便は結局見送ったが、 もう譲れないな。よーし、前進ぃーん! 放り出した三脚を拾い上げ、すぐ そこの「覗き」へ向けてザクザクと進軍、シャキシャキと脚を延ばしドシン と据え、レンズを乗せカメラを装着、リモートスイッチに水準器に・・・・・ 既に「とうげのゆ」駅にいてスタンバイ中の第4便、ぶっつけ本番だが・・・ ・・・露出はどうにでもなるのだが、伸びた木々での遮られ具合が、確認出 来なかったのは不安である。 ポーッ。 ここからは見えないが「とうげのゆ」発車の汽笛。本線へ出る手前からそ の姿が見え始め、赤い軌跡を引いて、第4便が下って行く・・・・・上信越 道の橋とのからみが定番のところだが、蒼い濁りの中に幽かにその建造物の シルエットと、クルマの光跡が浮かぶだけで、その下を「シェルパくん」の 赤く細い、ただ2本の線がちょろ、ではなんとも弱い。むぅぅ。 その先「文化むら」のカーブまで見通せることは見通せるのだが、何が何 だかでもう、駄目だこりゃ・・・。 その返しの第5便を待っていると、これは天佑か、視界を一様に塗り潰し ていた靄は見る見る晴れて、景色は洗い流されるように、立体を取り戻して きた。 「文化むら」のカーブの向こうが、ぼお、と明るくなった・・・・・やが てそれは確信するように明瞭さを帯び、「文化むら」の保存車両達の屋根の 上を軽く撫で、留置線のロクサンをシルエットに浮き出し、そしてカーブす る二条の輝きを、先へ先へと伸ばしてくる・・・。 超望遠の先を食い入るようにしながら、しかし長時間露光故その大部分を 見ることが出来ず、ただただ、祈るようにレリーズを繰り返す。丸山の切通 しのブラックアウトを経て、いよいよ上信越道の橋脚の下が、ぼお、と明る くなり・・・・・カシッ・・・・・んー、どうか。 続いて「とうげのゆ」手前に現れるのを捉え、「シェルパくん」が終着の 死角へ消えるのを見届けて、すかさず撤収。ワタワタと片付けて、駆け降り るように下山、クルマまで戻ると、ひぃっ、脚にヒルがぁぁ・・・。 さて「ホタルの里まつり」会場へ・・・・・とその前に、最終第6便を見 送って、さーてさてさて、お目当ては鱒の・・・・・鮎もあった気がする塩 焼き、なんだけど・・・・・ん、無いの? 模擬店の並ぶテントの一角が、 心成しか不自然に空間が空いてる気がして、こりゃ多分、遅かったかぁ(涙)。 それはそれとして、ホタルを鑑賞。 そろそろお開き、こちらも今日のところは引き揚げますか・・・・・塩焼 き以外眼中に無かったので他で済ます気にもならず、おーそーだ、と味をし めた横川SAへ、行ってみる。 そういや「たかべん」の下り線は行ってなかったなー、と今日はこちらへ 入ってみる・・・・・しったらいつの間にやらその一角で、「おぎのや」が 釜めし売ってるぅぅ! たしかに、当初この下り線のSAでは、だるま弁当の山を前に「えー、釜 めし無いんですかあ?」と発する客が少なくないようだったのだが、いつの 頃からかこういうコトに、なってたか・・・・・対して上り線に「だるま弁 当」は、無い。たかべんのホームである高崎駅でも、駅ビルには前から出店 していたが、最近はコンコース辺りでやはり釜めしを売っている。富岡製糸 場のまん前へ出す素早さといい、おぎのや恐るべし。 遅めの夕食にあり付いたところで、バイパスから軽井沢へ文字通りの避暑、 1年ぶりの車中泊。今宵は涼しいのがなにより。 (続)