***** 2010年2月13日 *****
(独り言)



 昨年暮に、嵐山光三郎著「新廃線紀行」という本が出ていて。昨今の
2007(2012)年問題系な趣味探し的な匂いもありつつ、さらっと
した内容ながら所々窺える、視点というか、人物というか。

 碓氷でも心当たりのあれやこれや、時に追体験を交え、時にそう来るか
というような。煩型からツッコミ入りそうなところもありそうに思われた
が、元祖「不良中年」の道中記、ちょっと憧れるようなところあり。



 さて。

 今年も氷まつりじゃなかった軽井沢ウィンターフェスティバルの、花火
の日なのである。一昨年、昨年と離山から撮ったので、今年はさすがに別
のものを考えようかと思うわけなのだが。

 2月に入るなり大雪に見舞われたりして、さてさてどうなるかと思われ
たが、週間予報圏に入ってきてもどうも北関東は雪になりがち。11日辺
りにもまた降って、軽井沢のライブカメラ等見ても、結構白かったりして。
しかしそれ以上降らないなら、雪かきもするだろうし交通量の多い道は溶
けるだろうし、細い道へ入り込まなければ問題ないだろう・・・・・と読
んでみたりするわけだが。

 ダラダラと関越走って、何故か降ってる雪にやや不安になりつつ、でも
これすぐ止むんでしょ、と予報に縋るようにして松井田妙義着。とりあえ
ずはと、おぎのやドライブインで落ち着く。

 あ、富岡製糸場コーナー、無くなっちゃったんだ。

 土産物チェックしてると・・・・・ややっ、出たな、おぎのやキューピー!
各地でうんざりでも、おぎのやとなれば話は別で以下略。すると「おぎの
やもっこり」の登場も時間の問題だろか・・・・・釜めしの蓋が持ち上がっ
てたりしてな。(ぉ

 今日は麻苧の滝も凍結してるだろう、と「文化むら」の雪景色を横目に
・・・・・寄れば良かったと後で思ったが・・・・・旧道から逸れて登山
道の入口へ降りようとすると・・・・・あっちゃー、木が倒れてて通行出
来づ。雪の重みでか?? クルマの置き場所に困り、今日は諦め。

 諦めたところで昨年も寄った「ろうばいの郷」を覗いてみる。1ヶ月程
前に催しがあって、とうに旬も過ぎそろそろ閉めようかというところらし
く、無料開放状態の中でしばし散策。

 雪、止まないな・・・。



 花火を撮る場所も決めておらず、ロケハンもしたいのでそろそろ軽井沢
へ上がっておきたいトコロ・・・・・その前に眼鏡橋の雪景色を見ようか、
というわけで旧道を登り・・・・・ズズッ(汗)・・・・・先に手前の
「コロボックリ」覗いて「ミニミニ」で一服。「熟年ばんざい群馬版」て
ので紹介されたそうで、眼鏡橋の表紙のそれを頂く。

 お宝の山が少し片付いた様子、今日こそはと「軽井沢自動車館」・・・・・
だったかな・・・・・について訊いてみると、果たして、軽井沢駅の傍で
開いてた由。あー、やっぱり! 現役時代、ロクサンが憩ってたあたりの、
道路沿いに見た記憶は、やはり確かだったか。数年の間開いてたそうで、
記憶の中のそれももう閉まってた時期だったのかもしれないが、これでひ
とつ、ストンと落ちた心地。

 さて、眼鏡橋へ・・・・・ズズッ(汗)・・・・・駐車場に頭をちょっ
と入れたら、踏み固まった雪にスタックしかけて大焦り。どうにか這い出
て道路端に止め、手短にぱちり。あちこち歩き回る気力もなく。



 このまま旧道を登るのは心許無く、それなりに交通量のあるバイパスへ
スイッチ。雪はなかなか止まづ・・・・・ズズッ(汗)・・・・・3時間
予報では18時も雪、なんだか話が違ってきているようなんだがあ・・・・・
軽井沢まで行き着くのは良いとして、止めてる間にどこまで降るのかとい
う不安もあり・・・・・帰りは氷点下必至、夏タイヤ(をゐ!)ではちと、
リスキーだよなこれ・・・・・ともかく今は前のクルマの轍を辿るしかな
かったが、反対車線見ると路面はうっすらと白く、時にピカピカに黒く(汗)、
ああ、やっべえ・・・・・除雪車がすれ違って行く。

 軽井沢に入ったところで、中心部への右折ではなく、左折。もういいで
す私が浅墓でしたゴメンナサイ、碓氷軽井沢ICへ向かう。撤退である。
高速のアクセス道もこちらはこちらで峠越えがあるのだが、交通量も多い
ことだし、バイパスよりは路面もマシだろう、というわけで・・・・・
ズズッ(汗)・・・・・うー、どうにかIC突入ピンポーン。黒い路面が
頼もしい(涙)。

 横川SAのキハで休憩、まだ明るいうちに帰途に就くのもナニな気では
あったが、日が暮れてからあの道を来ることを思えば・・・(汗)。あー、
今日は何しに来たんだか・・・・・クルマの塩落とさんと。


(終)


補1:花火は結局予定通り催された由(沈)。
補2:おぎのやキューピー、家にあった(沈)。昨年買ってんじゃん・・・。