***** 2011年4月2日 ***** (独り言) 前回ざんげ岩でロクサン12号機を見送って、天候にも恵まれそこそこ 満足感に浸りつつ、やれやれ明日もあるしと家路についたのだったが、そ の翌日、あんなことになろうとは・・・。 #ここでは敢えて本題だけで・・・。 文化むらファンクラブ会報によると、工事中だった「展示館」の、今回 建て替えなかった部分の公開が再開された由。閉鎖中に中のロクニ、ロク サンも化粧直ししたらしい。休止していた「アプトくん」とミニ列車も運 転再開とのことで、今回のリニューアルも完了間近のようである。 一方ロクサン12号機は、シェルパくんの運休予定がしっかり入ってい た3/30に帰るものと思われたが、全ての前提がひっくり返るような事 態を前に、それもどこかへ飛んで行ってしまった。地震そのものの影響も さることながら、続く電力不足とそれに伴う計画停電により、作業自体が 遅れた可能性はある。電力不足は列車の運行にも影響を及ぼし、高崎口の 信越線は暫くは全くの不通、その後も高崎〜安中の区間運転に止まってい たから、回送どころの話ではなかった。 DDなら電気が無くてもというのは流石にアレだろう・・・。 しかしこれだけ止めてしまって、沿線の影響は・・・・・無くても意外 と大丈夫、というような話にすり替えられたような例が、これまでにもあっ たような気がするから・・・・・横軽廃止の直後、安中〜横川廃止とか、 単線化するとか、実しやかに囁かれていたっけなそういえば。無論噂は噂 に過ぎないわけだが。 それはさておき、3月最終週でようやく安中〜横川が運転再開。一応こ れで搬入路は確保されたわけだが、なにぶんこのような状況であるから、 3/30の回送は、多分無い・・・・・いやあるかも、あったらどうしよ う、と未練タラタラで「文化むら」公式ページでシェルパくんの情報を当 たったりしていたのだが、結局見送った。 ところが当日、前日付の「お知らせ」で「シェルパくん」午前運休の告 知が! 昨日もそこは見たハズだが運休のくだりは覚えが無い。後出しさ れたかあ・・・・・ってこっちが何かの思い込みで見落としたかも、しれ んのだけど。 12号機、帰って来たのかな・・・・・ネットでカチカチ探してみたが どうも、回送を見たとか撮ったとかいう話には当たらづ・・・。 そんなこんなではあったが、展示館の工事も一段落のようであるし、ツー リングがてらとういうことにして様子を見に行こうか。 出るのが遅くなり諦めていたとはいえ新座通過が0606となると若干 の口惜しさもありつつ、関越走って上信越道で松井田妙義。「文化むら」 を外から覗くとロクサンは3両きりのようで、12号機はまだ帰っていな かったようである。 じゃあ、3/30の「シェルパくん」午前運休は、なんだったの・・・。 若干の疑念を抱きつつ、まずは眼鏡橋の様子を見に行く。碓氷湖の畔に はやたらクルマが入っていたが、碓氷湖まつりにはまだまだ早かったと思 うし、あれか、釣りの解禁かな? さて3週間前にはてっきり、もう出来上がりだろうと思われたC=40 の駐車場に突っ込もうと思ってたのだが、まだ出来ておらづ・・・・・ 「めがね橋駐車場」の標識はもう立ってる。 仕方なく邪魔にならないところに止めて、眼鏡橋へ戻るように歩いてみ る。この間に増設される歩道は、谷側に足場を張り出して波々のデッキプ レートを載せてる。車道との間の縁石はもうあって、その穴にガードレー ル差し込んで、その前にデッキプレートの上を舗装して・・・・・GWま でには片付きそうな。 元々駐車場として使われていた辺りは、バス停と思しき退避スペースが あるのみで、もう駐められる感じではない。残りは歩道だろうけど、露店 くらいは出せそうだな(笑)。 国道沿いからちょっと登る、かつて眼鏡橋を手前に列車を撮ってたポイ ントへよじ登って、ぱちり。お腹がゴロゴロいいだしたので続きは後にし て、横川へ戻る。 12号機搬入の準備が始まってやしないか、という淡い期待もあったが、 いつもの「文化むら」前である。「シェルパくん」のDB20はエンジン かけてアップ中だったが、客車を置いて出て行く気配全くなし(笑)。 「シェルパくん」のオフシーズンも終わっていたが、休止だった園内の 乗り物が再開したので、土日以外のピンチヒッター運行は、多分もう無い。 すると平日の運休などを手掛かりに搬入日を読むのは、もう無理・・・。 とりあえずはと「文化むら」へ・・・・・園内の乗り物が再開されたの で、通常料金に戻ってる。アーチ橋を潜って進んで行くと、特急色「あさ ま」の後に茶色い物体が見えた。ED42。ブルーシートを取られて、今 日は日射しの下にいる。前まで出て来ずに工事の柵の中にいるから、単に 改築された庫にまだ入れないでいるのカモ。 さて展示館の中はというと・・・・・ん、前と変わったところなし。た だ突き当りに壁が出来た。改築部分はまだ立入禁止だが、そこへの通路が 端っこにあって、今はシャッターが降りてる。 ロクサンとロクニの3両は化粧直しされたそうなのだが、なるほどピッ カピカ・・・・・という程ではなかったが、くすみが取れた感じか。ロク ニ54号機については現役時代の末期、「54が来たら半段絞れ」と言わ れた程に(笑)白っちゃけていたのだったが、それも大分落ち着いた感じ になっていて。全検表記などはマスキングされて、そこにはまだ現役時代 の生々しさが残っている。 立入禁止場所は相変わらずだったが、中をぶらーりぶらーりして、売店 で「うすいの歴史を残す会」の冊子2冊を発見。「実録碓氷関所 関所破 りと処刑」と「碓氷路 東山道と防人」。いずれも7、8年前の発行なが ら、多分最近ここに加わったのだと思うが、100%な郷土本にウハウハ。 改装工事中の横川駅は、3、4番ホームの軽井沢方の屋根が一部無くなっ ていて。どんな屋根になるのやら。 「文化むら」前の交差点にあるATM、計画停電の煽りで止まってる。 というよりずーっと止めると貼り紙してある。あそこにATMあったハズ、 とアテにして来たら、えらいことになりそうな・・・。 さてざんげ岩・・・・・行かにゃならんかやはり。 今日は身体が重い・・・・・えっちらおっちらと、現着。「展示館」の 改築部分は屋根のかかり、作業用の足場もなくなり、上から見る限りはも う、完成といった風。内装工事なんか見えないし、この先は変わり映えし ないことであろう・・・。建て直した部分は旧来の部分と完全にはくっ付 いておらず、南側即ち国道側では僅かに離してある。理由は不明だが、建 築基準か何かの問題なんだろか。 体験運転のロクサンが、発着場へ戻っていく。ああそうだ、奥のヤード の3両と並んだところで、今3両しかいません的なの撮ろうかと、次の往 復を待ち構えていると、一向に動く気配無し。そういや「シェルパくん」 も出て行かない。 昼休みだ・・・。 仕方が無い、1時間ゴロゴロと横になって時間を潰す。こんな状況は想 定していなかったので、本だの持ってきてるハズもなく。 さて昼休みも終わり、「シェルパくん」が出発・・・・・ロクサン、動 かづ。よく見たらパンタも上がってないし。うーむ体験運転の予約の空き があったか。次の枠に賭けてみよう・・・。 続いて「アプトくん」も庫から出て駅へ向かう。その間でクロスする、 国道から工事車両が出入りする通路は変わらずだったが、瓦礫や建設資材 や重機の搬出搬入が一段落したところで、開園時間内は通せるようになっ たんだろか。 ふと気が付くと、ロクサンの横のドアが開いてる。何やら動きがありそ うな気配。暫くすると発着場への入口で、係の人が誰かを呼び込んでる・・・ ・・・動くか? パンタが上がった。よーし・・・・・しかし本線のポイントを切り替え る気配が無い。あれれ・・・・・もしや講習か? そうこうするうちに「シェルパくん」が戻って来て、次の発車に賭ける るのだったが、やはり本線の転轍機のところに係の人が出て行かず、走る 気配無し。 迷った。もう切り上げてしまおうか・・・・・しかし12号機不在な感 じの写真は撮っておきたいしと未練タラタラで、次は、次は、とズルズル 居続ける。 「展示館」の裏手では水撒いて舗装の泥を洗ってる。建物周辺も殆ど片 付いてしまったから、もう撤収なのだろう。改築部分の中には、いつから 入れるのだろう? 回転変流器とか、どこかにしまってあったハズだけれ ど、今度はもう少し博物館ぽい展示に、なるんだろか。 1500の「シェルパくん」が出て行く時に動く気配が無かったら、切 り上げようと思った・・・・・そして「シェルパくん」が動き出し、また 駄目か降りようかと諦めかけたその時、ロクサンの貫通扉が開いて誰か降 りてきた。そして「シェルパくん」を追うように、転轍機に向かう。 !!! ロクサンへ戻り、つひにそれは動き出した。やれやれ・・・・・ヤード の2両と並んだところを、ぱちり。ふう、たったこれだけのモンに、3時 間・・・・・粘り勝ち、と思うことにする。 思いの外長居してしまったので、眼鏡橋の続きや熊ノ平の偵察は、今日 はもうキャンセル。富岡で「IHIエアロスペースロケット模型展」を観 たいのだがもう時間が無い。 こんなところで上信デキが保存されてたかと意外な発見もありつつ富岡 市立美術博物館、お目当てを一通り観た後、中をぶらぶらしてて「グラフ ぐんま」最新号が目に止まり、パラパラ・・・・・「ぐんまちゃんお誕生 日会、県内のマスコット大集合」という記事があって。ええと、ぽっぽさ んは、ぽっぽさんは・・・・・ぽっぽさん、は・・・。 高崎へ寄ってロクサン12号機はいずこと、高運、高機の辺りをうろつ いてみたがよく判らづ。いつ帰るんだろな・・・。 (終)