***** 2012年9月30日 ***** (独り言) 16番のロクサンが出た。廃止の前後の頃、天賞堂やエンドウから発売 されたことがあったが、値段が値段な上に1両だけじゃなあ、などとワケ の分からぬ悩みの果てに手を出しそびれた。今度のトミックスのそれはプ ラ製で結構なお値頃感、これならばと悩む理由もない・・・・・ハズであっ たが、急にセコくなって2種類のグレードの安い方をセレクト。2次型か あ、と妙な難癖つけ、Nゲージ同様いずれ1次や3次も出るだろう、と考 えることにして、1両だけを所望・・・・・一度は箱から出したが、さて パーツ取り付けて五体満足な姿になるのは、いつのことやら・・・。 今出てる「国鉄時代」に夜明けの「能登」・・・・・客車時代・・・・・ を丸山で捉える写真が載っており、はてこれは以前に見たアレかと思った が考えてみればこちらは誌名通り国鉄時代の話であって、あらためてその 積み重なりの厚みを感じずにおられづ。「j-train」誌では高崎二 区OBの座談会、むむ、見覚えのあるお顔が・・・。 15年目の9/30・・・・・9/30は日曜ですねえ、などと言って はいたが、黙ってても台風が迫ってても来る人は勝手に来るわけで(笑) 自動的に横川集合の予定調和というかなんというか・・・・・とはいえ曜 日の巡り合わせもあって、私自身については丁度10年の年以来、5年ぶ り。 いつものように関越道。家を出る際にはまだ晴れていたのが、埼玉を通 過するうちに霧が出て、これも朝のうちだろうと思ってたらとうとう雨・・・ ・・・予報は結構楽観的だったのだが。 「ぐんまちゃんの鉄道めぐり」なる切手が出てたそうで、ぐんまちゃん が県内各地の鉄道とツーショットな絵柄。文化むらのロクサンもある。着 ぐるみ実写はまさかの現場撮影かと思いきや、さすがに合成らしい・・・・・ ゆうゆう窓口しか行きようもない上に枚数も少なく日も経ってるわで、ダ メモトで前橋と高崎の本局を覘いてみた。んが、そもそもゆうゆう窓口で は扱ってない種類みたいな話で、まあ手は尽くしたよなと納得することに する。WebにあったPDFだけ保存しとこ・・・。 その途上中央前橋駅に寄ってみれば、「上毛パウンド」なるパウンドケー キ、都電もなかよろしく1つずつ電車を模った紙箱に入ってる。味は10 種類電車も10種類、それぞれ5種類ずつ「上毛といちくんセット」「赤 城いずみちゃんセット」と・・・・・両方は多いなと思って後者だけ所望。 寄り道はまだ続く。R18を西へ向かい、まずは旧道を流して軽井沢。 しな鉄の「169系湘南色ブリキ電車」を確保。JR共々15周年記念きっ ぷなどは明日の発売・・・。 バイパスから下って横川。軽井沢は晴れ間も出てたがこちらは相変わら ず生憎な感じ、台風がらみの湿った南寄りの風がここらで雨雲になってる 風で、このまま台風を迎えるのかもしれなかったが、さて今日は「SLグ グっとぐんま碓氷号」らしいのだな。 コンディション的にはとっくにざんげ岩どころではなく、かつてのロク サンの退避線を見下ろす、逆サイ側の坂・・・・・横川SAへの通り道・・・ ・・・で、これを迎えることにする。かつて桜の季節にはカメラが並んだ ものだったが、流石に今日などは誰ーれもおらづ。背景にざんげ岩も入れ られるのだが、霞んでイマイチだし・・・・・ともあれ、ここで「SLグ グっとぐんま碓氷号」を出迎え。おっと旧客だったか今日のは。 横川で顔が揃ってきたところで、またまた玉屋の座敷で昼飯食いながら ウダウダ。例によって振り落とされそうな濃いぃ話やら懐か話やら、そう いやアノ人今どうしてるみたいな話やら・・・・・とか言ってたらテーブ ル席の家族連れがあれまバッタリ・・・・・この間「文化むら」でのロク サンの脱線事故は基本的にヒューマンエラーによるもののようだったが、 現業の「中の人」視点の話などを聞くとなかなか生々しい。 そんな中で今回「阿武止氏機關車」を譲って頂いた。以前神田の古書店 でン万円という値付けを見たこともあるシロモノで、自分が手を出すこと は無いだろうと諦めていたものだったが、出物があったがどうかと心ある 方の取り計らい。大分カビ臭くはあったが(笑)コンディションはなかな かで感謝々々。まずは虫干ししとくか・・・。 そろそろ招魂碑前の恒例の慰霊祭の時間。参列するわけではなかったが ・・・・・以前たまたま居合わせたのを一緒にどうぞと促されなんとも場 違いな井出達で加わったことがあったが・・・・・ちょっと離れたところ で、これを見守る。ロクサンが出てきて、黙祷の汽笛を鳴らす・・・・・ 5年前も同じ場所から見ていたが、招魂碑の向いの、昔郵便局があった辺 りの草の生い茂りぶり・・・・・手入れしてないだけなのだが、既にもう、 さも昔からこうだったかような風情で。 新刊が出てるというので「文化むら」でチェック、「碓氷路 歴史遺産 再生の軌跡」うすいの歴史を残す会編。以前「関所のまち横川」を出して いた会だが、今回は東山道に因んだ「歴史探訪ロード」など、活動記録の 色合いが濃い感じか。横川周辺の昔の住宅地図などローカル過ぎて他所者 の入る余地の無い程だが(笑)、国鉄官舎も勿論・・・・・部屋の見取り 図まで!・・・・・あって、現在「文化むら」となっているあたりの往時 を偲ばせる。「碓氷峠鉄道施設ガイドブック」も今年の「アプトの道」熊 ノ平延伸を受けて改訂版が。共々所望。 台風17号は今いずこ、雨足がもうその気配濃厚、ではまたいつだか分 からないけどと、各自退散モード。上信越道でざんざん降られ、こりゃク ルマもキレイになるわいとよゆーをかましていたら関越でド渋滞。なんだ こんな日に出掛ける奴なんていたのかと自分のことは棚に上げて高坂まで たっぷり2時間。諦めて夕食と休憩入れて再び走るも、なんだーかんだで 5時間くらいかかった間に、洗車雨は止んで泥飛沫にまみれ。ちぇっ。 あの日から15年、最初の訪問から、20年・・・・・うーむ。 (終)