***** 2013年7月6日 *****
(独り言)


 ホタルの季節。

 シーズンIXを迎えたシェルパくんと、そして今年もやって来た「ホタ
ルの里まつり」。以上3年前のコピペ・・・・・DB20の不調から、長
らく丸山止まりの運用が続いていたが、新たな機関車を得ての、夜汽車シェ
ルパくんの復活。

 ブランクを挟んで、今回もダイヤが変わっている。


   (2010年)
    ぶ    と
    1800─┐1815
    1835┌┘1820
    1845└┐1900
    1925┌┘1910
    1935└┐1950
    2055─┘2040

   (2013年(着時刻不明))
    ぶ    と
    1830─┐
      ┌┘1900
    1930└┐
      ┌┘2000
    2030└┐
      ─┘2100

   #ぶ:ぶんかむら と:とうげのゆ


 信越線の終電接続は変わらずながら、等間隔のダイヤになったことで、
最終の折り返しの間にちょっとだけ観賞というのは、無理っぽい。

 で、恒例化なのか今年も土曜日のみの運転・・・・・今回は新顔の機関
車を主体に入れてみたいが、これが意外とアングルが限られて。一晩だけ
の3往復、さてさて・・・。



 いつものように関越、上信越と走って横川。バタバタと寄れないことが
多い「文化むら」に今日こそはと朝一で。資料館では売店がリニューアル。
休憩スペースと入れ代ってゆったり広くなった。見なかったグッズも増え
てる気がする。

 そんな中で、地縁なのか甘楽の会社のが結構展開しているようで、諸々
ある中から「方向幕ペン」なるものの「あさま」バージョンを所望。カチ
カチやると方向幕が「上野」「長野」と変わるらしい。

 もう一つは、うすいの歴史を残す会編「碓氷路開削の挑戦と碓氷馬車鉄
道物語」。昨年、活動記録を纏めた「碓氷路 歴史遺産再生の軌跡」を出
版した同会だが、今回は活動20周年記念でもあるそうな。馬車鉄道以前
の話となると、その情報にアクセスするにも恐らく相応の気力と根気が必
要で、こうして纏めたものがあるというだけで、軟弱者には有難く。

 さらにもう一つは、なにもここでなくてもな貨物時刻表・・・。



 暫くぶーらぶーらしてから、そろそろ「シェルパくん」が走り始めるの
で、これを撮るべく園内を後にする。新型機関車がやってきて、その試運
転と発車式には接したものの、通常運転即ち、ダイヤ通りで時間が読める
のは、今日が初めてだったりする・・・・・あー予め時間が判るって、な
んと楽なことか。

 でま県道のオーバークロスのところで、五輪岩をバックにお決まりの構
図で、ぱちり。

 後追いだけではナンなので返しを待つ間、横川SAを覘いてみることに
する。小根山森林公園へ続く道では工事をしていて、線路側の法面は木が
伐採されている。道幅を広げるのだろうか。

 横川SAでは、キハ57には上信越道20周年のヘッドマークが付いて
・・・・・えーそんなになるの・・・・・さらに七夕の装い。自由に願い
事書いて下さい的なアレで、思い思いにしたためられた短冊が沢山吊るさっ
てて。

 来た道を戻って、再び県道のオーバークロスのところで五輪岩をバック
に、お決まりの構図。お次は「とうげのゆ」で到着を待ち構え、その返し
を見送り、本日午前の部終了。



 さてさて、今日はざんげ岩も登ってみようかと。特に目当てがあるわけ
ではなかったが、夏本番の前に、汗ダラダラになってみたいようなそんな
気分もややあって。

 支度をして登山道へ。平野部と違ってこの辺りは結構雨が降ったりする
ものだから、足元がややウェットで・・・・・あー、やっぱいた、ウニウ
ニと蛭が。

 虫除け忘れたわ・・・・・とにかくこいつが靴の中に入るのを阻止せね
ば、後で真っ赤な靴下を見ることになる。乾いた足場を見付けては立ち止
まって足元チェック、ピンピンと弾いてやるのだが、いきなりもう靴の中
に入りかけてたり、敵もさるもの。歩いてる時にも気配を感じてかピョン
とか飛んでくることあるし・・・・・なので乾いた足場以外では止まるわ
けにもいかず、どうもペースを崩されたか。

 背中には燃焼系ナントカウォーター500MLを2本入れてたが、早々
に1本飲み乾してしまった。立ち止まってハァハァ言って、頭がクラクラ
してきて息が上がりっ放しなのに気付く・・・・・過呼吸??・・・・・
まさかと驚きつつ、何度か意識的に深呼吸したら収まった。

 今日、調子悪いな。

 上の尾根まで出てもペースは全然上がらず、ふと、汗ダラダラのつもり
が腕が意外と乾いてることに気付く。

 これは・・・。

 ヤバいじゃん。とにかく残りのボトルから水分補給して、どうにか、倒
れ込むようにざんげ岩着。幸い風が少しあったので、シャツも脱いで怪し
く火照った身体の冷却に努める。

 あ゛ー、なんも出来ねえ・・・。

 具合はどうやら下げ止まった風だが、そんなこちらの都合にお構いなく、
午後のシェルパくんが発車していく。これを一往復、ぱちり、ぱちりと。



 1時間も休んだので大分復活してきて、下山。こんなこともあろうかと
行きがてら買っておいた2Lの水を引っ張り出し、グビグビ、頭からビシャ
ビシャ、あ゛ー、生き返るぅ・・・。

 おぎのやドライブインに入って遅めの昼食。釜めしのかけ紙は相変わら
ず、値段の明記がない・・・・・店内を見て回ると、釜めし専用のトート
バッグなんつーモンがある! 2、3重ねて入れる円筒状に近い形。うわー
これいーじゃん幾らだと見回せど売ってる風ではなく、よくよく見ればこ
れ、キャンペーンの景品らしい。3個以上お買い上げの云々・・・・・も
う無理デス。

 履いてるサンダルの底がベロリと剥がれてるのに気付き、代わりを物色
方々エアコンをガンガンで安中のカインズへ往復。結局接着剤でいーんじゃ
んてな話になって、それとついでの物品をいくつか所望。

 久しぶりに峠の湯で、あー、うー、と一っ風呂、湯上りに腰に手を当て
牛乳をグイ飲み。くぅーっ。



 ようやく、本日のメイン、シェルパくんの夜汽車。

 その前に「ホタルの里まつり」の会場をチラと覘く・・・・・うー、マ
スだかアユだかの塩焼き、やっぱ今年もない。無いものは仕方がないので、
とりあえずイカ焼きなど。

 さて運転は3往復だが、日没は1往復目の復路が出る頃。西の方角は山
があるので陰るのは早いが、空はまだ明るい。天候は曇りだが、よくよく
考えてみると雨に祟られない「ホタルの里まつり」とは珍しくないだろか。
夕方の雷雨くらいは当り前な感じがしてて。

 天候に恵まれれば、それに左右される俯瞰をまず、となるのが本来だろ
うが、今日はもうそこまで気力がなくて、沿線から新型機関車主体で。

 カメラに三脚と電灯持って、ついでにクマ除けの鈴提げて、アプトの道
をテクテクと下る。機関車主体で往路の方はあまり考えてなかったが、霧
積川橋梁のところで行けるかなー、まずは1往復目の往路をぱちり・・・・・
んー、やっぱり明るい。

 復路は丸山変電所のシルエットを入れてどうにか、と思っていたのだが
・・・・・と歩く前方に虹が! をを、をを、と撮りながら、変電所と絡
められないかと急いで進んだが、間に合わなかった・・・。

 復路は変電所の前の花壇で、ぱちり。アンダーだったかな・・・。

 2往復目はもう一度霧積川橋梁で・・・・・待ってる間、緑色の光が
すーっ、すーっ、と現れ始めた。ここいらのホタルは天然ですよ天然。

 やがて人工の光が近付いてきて、今度は青く沈んだ感じでと狙ってみた
が、沈み過ぎて灯りしか見えないような具合・・・・・というよりアンダー
に振り過ぎたか。その返しも築堤を見上げる感じで狙ってみたが、やっぱ
りアンダー・・・・・振って流すつもりだったが、ブレを恐れたか。機関
車も前のDB20より大分長いものだから、ヘッドライトの後、客車の灯
りまで、間が持たないというか・・・・・んー、難しい。

 最後の3往復目は冒険を止め、基本を押さえに行く。「とうげのゆ」で
待ち構え、入線をぱちり。次いで編成をぱちり。テールライトからヘッド
ライトへ切り替わり・・・・・てのを待っていたら、もう発車ギリギリま
で切り替わらづでヤキモキ。

 ゆっくり動き出すシェルパくんをダッシュで先回りし、アプトの道が下
を潜るあたりで、これを流す・・・・・んー、苦しい。



 試合終了、また来年・・・・・駐車場の一番奥の線路近くに抜かりなく
駐めていたクルマに乗り込み、横川まで降りれば、シェルパくんはまだ途
上。これをぱちりぱちりと迎え、これで本当に終了。

 いつものように高崎の書店をチェックして、高崎ICより家路につく。
手応え的には空振り臭かったが、さて来年からどうしたものか・・・・・
シェルパくんが走り始めて以降、銀塩からデジへの移行もあって、撮り直
したいところもないではないが・・・・・ま、考える時間は次までたっぷ
りある。


(終)


補:翌7/7(日)TBSのミニ番組「風の言葉」で、まーさーにあの現
  場のホタルの保護活動が紹介されてて。HDDレコーダーが碓氷がら
  みのキーワードで引っ掛けてくれてた。ほう当日に流すかー、とこれ
  を鑑賞。うんうん、ここだここだ。

8/1追記:この日久々に浸かった峠の湯は、7/31(水)未明に火災
      が発生、詳細は不明ながら当分休館の由。思いがけないとこ
      ろで「あれが最後だったか!」ということは起こるものだけ
      れど、今は早期の復旧を祈るのみ。