***** 2013年10月14日 ***** (独り言) つい2、3週前、新島資料館を整備するとの報道があった。今年は大河 ドラマでご当地・・・・・新島襄自身は江戸生まれの江戸育ちであるらし かったが・・・・・的なところで、安中市がやる気満々らしい。逆に言え ば今まで無かったのかという話にもなってくるが、一方以前より旧宅とい うのはあって・・・・・ともあれ、安中イヤーなのである・・・・・そう いや安息香酸ナトリウムカフェインてのもあったナ。(ぉぃ さて。 鉄道の日。 今年の「文化むら」では、ED42を庫の外へ引き出し・・・・・とい うのはお馴染みだがそれに留まらず、公開の場でこれを転がして見せると 言う。 なんと。 なんのことはない、開園前や閉園後にやっていたことを、お客のいる前 で見せるだけ・・・・・と言ってしまってはミもフタもないが、あのロッ ド共々動く様を目の当たりに出来る、ということそれ自体に、大きな意味 がある。 思い起こせばあれはもう17年も前になるが、1996年7月、イベン ト展示の為に高崎まで牽かれて行って来たことがあった。カマはDD51、 残念ながら道中ロッドは外されていたが、深夜から早朝にかけて、そろり そろりと牽かれたのだった。 考えてみると、ED42が転がっているのを見たこと自体が、あの時だ けではなかったか。遡れば降圧装置を積んだヨ3500を引き連れて、横 川機関区構内を自走して見せたりしたこともあったそうだが、ニワカの哀 しさでそちらには立ち会っていない。 例によってまだ暗いうちに発って、陽気も良いので今回バイクで関越上 信越、マンネリ解消と思って下仁田ICで降りて、下仁田駅覘いて、妙義 のくねくね道から横川へ出て、まずはそのまま坂本へ。 ああ・・・。 峠の湯の失火は7/31のことだったが、真ん中の棟だけ、原形は留め ているものの、目隠しのシート越しに窺う限りは中はすっかり焼けてしまっ ている様子。ホタルの里まつりの日に久々に入ってみたのだったが、まさ かそれが最後になるとは思いもよらず、ただただ、無常、を目の当たりに する。 坂を下って「シェルパくん」の線路のアンダーバス付近、招魂碑の逆サ イ側に、「馬車鉄道顕彰碑」が。横軽終焉の日である9/30には毎年、 「うすいの歴史を残す会」の人達によって招魂碑の前では慰霊祭が執り行 われているが、今年はこれに併せて、顕彰碑の序幕式も開かれた由。 碑が乗っている台座は大きめで・・・・・というより、今度の碑が寄せ てあって半分が空けてあり、見るからにもうひとつ分ありますよ的な。今 度はどのような碑が考えられるだろう・・・・・旧中山道まで遡るか、或 いはロクサンの時代か。 などとあちこち寄ってようやく「文化むら」到着。ピーカンの空の下に ED42は引き出されて、横軽さよならHMを掲げてる・・・・・そもそ も最後の1ヶ月用と割り切った、プリンターで打ち出したようなこのHM、 あれから16年、最早持ち堪えた方と言って良さそうな年月ではあるけれ ど、オリジナルとして褪色を食い止める手立てはないものか。 絶好の光線状態で遠巻きにギャラリーが写真に収めてる。そろそろゴロ ゴロ大会午前の部の時間が近付き、文化むらの係の人達がやって来て、カ ラーコーンを立て、そこに棒を渡し始めた。 あー、モロに足回りにかかるなー・・・・・とこれをどう纏めたものか と思案していると、「今日はお客様を信頼して、囲い無しにします!」と 突然高らかな宣言がなされ、えっ?・・・・・と言ってる間に、片付けら れてしまった。なんと。 足回りクリアーのままいよいよ、ゴロゴロ大会午前の部。 まずはモーターカーが奥から出てきて、これを連結。ここからもう、一 斉にシャッター(笑)。 さて、ゴロ・・・・・ゴロ・・・・・折角なのでロッドが回る様を、ど うにかスローシャッターで捉えんと試みるのだったが、これがどうしてど うして、遅ーい・・・・・だろうとは思ってはいたものの、1/4秒くら いにしても、どうも思い描いたイメージとは、ちょっと違う。カメラの感 度は最低のISO100、絞りも一杯に絞って、しかしこのピーカンでは、 後処理前提でオーバー目に振っても、もうこれ以上は速度を落とせづ・・・ ・・・尤もどの道腕がもう付いて来ない領域だけど。 ゴロ・・・・・ゴロ・・・・・カッシャカッシャカッシャ!・・・・・ 距離にして30mくらいかもう少しあったろうか、短いながら2往復ほど それは続いて、終了。 どうにか収めた・・・・・というよりもうこれ以上無理だわ・・・・・ ところで、午後の部はざんげ岩から俯瞰することにして、まずはおぎのや ドライブインへ。 「おぎのや釜型紙器」。2013年グッドデザイン賞受賞、だそうで。 近日発売とのことなのだが、長らく親しまれた益子焼の器を、紙製容器で 置き換えようということなのだろか。いきなり全部置き換えというのもち と考えにくく、車内販売用にするとか、益子焼と価格差を付けて売るとか、 そういう運用に、なるのだろうか。 さて、えっちらおっちらと、ざんげ岩。 午後の部にはまだ時間があったが、まずはシェルパくんの俯瞰。新機関 車になってからは今日が一番抜けが良いようで、とうげのゆまでの往復を、 ぱちりぱちりと。 いよいよ午後の部。園内から続々とギャラリーが・・・・・となるとこ ろだが、丁度今、特別講演「アプト式廃止50周年・碓氷峠の今昔」の真っ 最中。両方聴きたい見たいという向きには究極の選択で、最初からそのつ もりの人は午前の部を先に観ているだろうし、それ故か若干パラパラとし た印象。これがまた上から見ると余計に・・・。 ともあれ今回もまた連結からゴロゴロと2往復を、ぱちりぱちり。丁度 出発したシェルパくんとの並びも撮れた。 下山してトロトロと碓氷旧道を流しつつ、軽井沢。しな鉄の駅に入って みると、いましたいました湘南色のクモハ169。まだ一般公開には至っ ていないようだが、保存されることになったそうで1番線に据えられてい る。EF63と向い合せならと若干の期待もあったりしたが、先に置かれ ている10000共々こちらを移動することはせず、10000越しの向 い合せとなり。 折角なので旧駅舎資料館にもお邪魔。入口には・・・ 「当館展示の電車 ジブリ映画に登場!!」 ・・・と、作品中のあの場面共々掲げられていて。元々「美しい村」で押 してきた軽井沢としては、やはりここも押し押しで。 傾く西日の中でしばし実車と対面の後、軽井沢を後にする。久々に碓氷 軽井沢IC付近から横川へ至る林道をひょろひょろ降りてみたり。 高崎のいつもの書店で郷土本漁り・・・・・と、「グラフぐんま」 2013年10月号、「特集 群馬の鉄道をたずねて」。 おっ、と捲ってみればいきなり、廃線の今昔としてまずは見開きで横軽 の定点写真。伊香保軌道線、草軽・・・・・と続き、県下の各社の注目車 両の紹介など。勿論以下略。 (終)