***** 2017年7月1日 ***** (独り言) ホタルの季節。毎度の夜汽車シェルパくん。 一昨年、その次で最後かもしれないとアナウンスされ、黄色信号が点っ た様子だった「ホタルの里まつり」、ひとまずそこは乗り越えたようで、 無事に今年も開催、そして夜汽車シェルパくんも走る。あり難い限りであ る。 ダイヤは今年も変わらず。土曜だけというのも変わらず。 ぶ と 1830─┐ ┌┘1900 1930└┐ ┌┘2000 2030└┐ ─┘2100 #ぶ:ぶんかむら と:とうげのゆ しかし、もっと早く広く、アナウンスすれば良いものを・・・・・SNS のアカウントもあるのに・・・・・呼び過ぎても困るのかな。 いつものように早朝の出立。関越上信越と乗って・・・・・途中ご飯に 寄らずに来てしまい、近くファミマへ変わるというセーブオンにでも寄る かと、かつて碓氷ドライブインだったそこで、適当に食べ物を・・・・・ おっ、カールがわんさか置かれてる。恐るべしセーブオン。 横川を素通りして、まずは眼鏡橋。昔買ったまんまだったケンコーのピ ンホール、こいつでちょいと試し撮りをしようかと。生憎の雨模様ながら、 デジの超高感度の手助けもあって、手持ちで撮れてしまうのだから、凄い 世の中である。 峠から脇道へ入り、旧中仙道の峠へ。力餅の折詰を注文して、熊野皇大 神社へ・・・・・階段の下で1日15日限定の「しなの木守」、さらに最近 出た御朱印帳を併せて所望。御朱印などこれまで頂いたことなどなかった が、お参りしてからお願いをすると、最初は空けますかどうしますかと訊 かれ、予想外の問いにどう答えたものかと窮していると、伊勢神宮を筆頭 に入れるもので、あるらしい・・・・・ナルホド、聞くは一時の恥。 茶店へ戻って力餅を受け取り、他に何かないかと物色してみると、「碓 氷峠」ってベタなステッカーが。うへ。峠プロジェクトってなんだ? こ の頭悪そーな風情(良い意味で?)、嫌いではないが(笑)。 里へ下って毎度の軽井沢駅偵察。横川方の外れに、クモハ169がぽつん。 あれれあの位置で保存だったか?・・・・・その向こうではダンプが土を 降ろしたりしていて、例のリニューアルの工事はもう始まってて、それで このクモハもこちらへ逃げてきているのかもしれない。 しな鉄の窓口では「信州DC記念入場券」が売られている。関係6社の硬券 セットで、ならばとこれを所望・・・・・今日発売のもので、お昼も近い 頃合だったが、シリアルは「0003」。余裕ありすぎだな。 改札から中を覗くと、湘南色の115系が見えた。発車まで時間もある・・・ ・・・かくなる上は、今買った記念切符から軽井沢の入場券を引っ張り出 し、後で記念に下さいねと念を押すことも忘れず、入場。駅員さんも心得 たもの・・・・・素性バレバレと言うべきか・・・・・で、「今湘南色が いますよ」と教えてくれた。ええそれですよそれ。 ロクサン2号機との並びでウハウハ、これを見送って、改札口で、じゃあ これ記念にと告げると、改札印に続き無効印まで捺してくれ、乾くまで待っ た方がいいですよ、とこの気遣い。 眼鏡橋に続いて、ED42、北軽井沢とピンホールで撮りつつ、八ッ場ダム 工事のチェック。道の駅では今度はダムカレーパンまで出ていた。モノが 出来る前から張り切りまくりな、八ッ場ダムである。 雨も上がり、安中榛名を通って横川へ戻る・・・・・ほぼ毎年恒例の、 時計回り一周。 ようやく、本題。 雨さえなければ銀塩時代の俯瞰も撮り直したいのだが・・・・・という 思いはありつつ、昨年随分苦い思いをしたので、今年はそのリベンジに充 てる。この為にフルサイズまで投入してしまった、気合の入れようである ・・・・・まあたまたま、代替わりで安かったので。 カメラバッグに三脚と脚立と、日は射してたが予報は傘マーク消えてな いしこの辺は降りやすいしで、傘とも一緒に抱え、えっさえっさと「アプ トの道」を行く。 と。 直線の向こうに、白いモンが見える。あれは軽トラだ。ということは、 ということはだよ・・・・・ライトアップするんかい! んなハナシ、文化むら公式サイトには一言もなかった。夜汽車が走ると だけしか、アナウンスしてなかった。ライトアップは昨年、「ホタルの里 まつり」とは別の機会で初めて行われたもので、今後はライトアップがデ フォなのか、趣旨が違っただけなのかは不明だったのだが、ライトアップ する時はすると言っていたし、今回はそこに一言も触れていなかったから、 てっきり・・・・・これでもうリベンジ叶わづ。あーもー。 折角フルサイズまで買ったのに。 変電所の前まで来ると、果たして、ライトスタンドが立てられ、碓氷の 財団の方と思しき人が準備の真っ最中。今更場所を変える余裕もなく、今 度はフルサイズで撮るのだから、と己に言い聞かせつつ、セッティングを 始める。 それより目の前にいる軽トラ。これ、後で移動するんだよね? 前回も ちょっとヤキモキしたのだけれど(笑)。 「夜汽車」1本目はまだ明るいので見送り。軽トラ、依然として動かづ。 マズいな、なんかマズいぞ・・・? 横からお零れに与るだけの立場故、ユメユメ邪魔だ退かせなどと言える 筋合いでないことは重々、承知している。お願いします、と丁寧に言った ところで所詮は一方的な要求である・・・・・ましてや、撮りに来てる人 が他にいないような具合で、一人で手前勝手もいいところではないか。 それは流石に、気が引ける。 ということで、質問、をしてみることにした。 これ、あとで動かすんですか?・・・・・これは要求ではなくて、訊い てるだけですから! 実際上、退かせと言ってるようなものだけど・・・(汗)。 意を決し、駄目元で訊いてみる。 なんでも、「アプトの道」との段差が傷んでいるとかなんとかで、脇へ 退かせられないのだという・・・・・ナルホド、それでは致し方ない。 ではこっちでなんとか対応しますから、どうもすみませんでした、と諦 めると、奥なら見えないだろう、と軽井沢方へ移動してくださる。えーっ! お心遣い、ありがとうございます!(涙) かくなる上は、ご厚意に報いるのみ・・・・・ガムバリマス! ついでに、ライトアップするなんて公式 HP でも触れてませんでしたよ ねと尋ねれば、上毛新聞には載ってたろう、との由・・・・・知らねーよ そんなの(涙)。 2本目・・・・・1往復目の返しでほぼ日没、まだ明るいがこれを収め、 2往復目の往路、光線的にこれが本番、のハズ、なんだが、案外に明るい 空。うーむ。 その返しを暫く待っていたが、考えが変わった。 乗ろう。今年はフルサイズだし! そう思い立つ頃には大分時間が経ってしまい、大急ぎで撤収して、イソ イソと横川へ戻る。最終便の切符を求め・・・・・って1人だけなのかこ れ。乗り場には竹灯篭。風情がありますな。 暫くして2往復目の返しが降りて来て、入れ替わりに乗車・・・・・のつ もりが誰も誘導してくれないので(笑)、単身ホームへ上がって、車掌の お姉さんに改札してもらう。 最終便でしかも往路ということもあって、結局乗客は3人ほど。車内は 笹やら短冊やらの七夕仕様で飾り付けられていて、これまで風鈴があった のは覚えているが、なんでも、今年は月々で装いを変えるのだそう。 短冊書きませんか、と車掌のお姉さん。いえいえ結構ですと辞退すると、 大人の人も書いてますよ、と尚勧めてくる・・・・・いえですから、結構 ですって。 やがて発車の時刻を迎え、夜道を走り出すシェルパくん。これまで幾度 も見てきた車窓だが、今回は、フルサイズですから!・・・・・こればっ かだな。変電所のライトアップでは2度目、前回は雨でレンズびしょびしょ のトホホだったが、今回はそんなこともなく、実質初めてのようなもの。 ぱちりぱちりと撮るうちに終点。返しを見送って、国道から歩いて降り た。横川から見るざんげ岩の横には、朧月・・・・・あー、今回も、終わっ ちまった。 「ホタルの里まつり」での運行も土日から土曜だけになっている今、そ の一晩のうちにポジションを変えながらというのも叶わず、実質年に一度 のシャッターチャンス、という状況が続いていたが、昨年は突如、これの 他に2度の機会を得た。 先程丸山で係の人に、今年も紅葉ライトアップやるのですかと訊いてみ たところ、まだ今年は白紙のような話。成果の程を動員で測ったならば、 それが企画の魅力の程であるのか、アナウンスの効果によるものか・・・・・ ここ結構、大事ですよ。呼ぶ気あるの? ないの? ということだから。 ともあれ、遠く県外の者としては、アンテナを張り続けるのみである。 (終)