***** 2017年11月18日-19日 ***** (独り言) 今度はめがね橋をライトアップ。 前回訪問では、丸山変電所跡のライトアップと夜汽車シェルパくんを狙っ たが、さて行くぞーという時に、このニュースが舞い込んだ。 翌々週、か・・・。 知ってしまったものは仕方がない・・・・・うー。 11/10〜12、18〜19、それぞれ金土日の、17:30〜20:30での点灯。 17:30・・・・日没から 1時間近い。これはもしや、真っ暗でわないのか。 もう少し早ければ、碧く沈む情景が残りそうだが・・・・・ただでさえ西 の空には山々が聳え、平地より夜が早い。日脚は短くなる一方であるし、 天候次第では更に厳しい。 もう少し、早く点けませんか・・・。 11/9 にテストを兼ねた点灯式があり、この日だけは 17:00〜17:30 の 点灯。撮って出しではないのだろうが、その模様を伝えるニュース写真を 見るに・・・・・やっぱ、早く点けませんか。 一方、天気予報では傘マークがチラついている・・・・・うー。 夜からだし天気も怪しいしのんびり行こうか、とも考えたが、諦めの悪 い性分である。いつものように暗いうちに出立、関越走って上里SAで一服、 今日はそのままスマートICを出る。 折角なので気になるポイントを寄り道・・・・・まずは藤岡の関孝和の 像と石碑。「和算の大家、関孝和!」と唱えてみる(笑)。続いて知る人 ぞ知る七輿のドライブインで、自販機の蕎麦やらトーストやら食べ、隣の 前方後円墳に登ったり。 さらにトロトロ走っていよいよ妙義、久々に妙義湖の中木ダムを見て、 おおそうだと、昨年春に畳んでしまった、国民宿舎裏妙義をトワイラ。か つては時々、風呂へ入りに行ったところで、横軽最終日の前の晩には、前 泊と思しきテレビ中継のクルー・・・・・勾配の説明のフリップを持って いた!・・・・・が歩き回っていたのを覚えている。 あれ以来と思う。建物はまだそのままでいて、往時を偲ぶ。 おぎのやドライブインは盛況で、そんな中玄米弁当が残っていたので、 見てしまったものは仕方がないと、午後食に確保。 肝心の天候は、傘マークが段々退いて行った格好で、うまくすれば雨に 祟られずに、済みそうではないか・・・・・となると次には、場所取りが 懸案。めがね橋駐車場は元々そんなにキャパがあるものではなく、近くに 止められないとなると、碓氷湖あたりまで引かねばならぬ、か・・・・・ そのようなわけで、明るいうちに乗り付けて、まず止め場所の確保を・・・ ・・・取る気で行くなら、早い方が良い。止めてしまえば昼寝してたって 良いのだし・・・・・昔と違ってここには、トイレもある。 で、行ってみればまだまだ余裕。場所取りの置き三脚が犇いているよう なこともない(笑)。点灯まではまだまだ時間があるので、周囲を偵察し てみることにする。 照明類はずっと置きっぱなしのようで、凡その照らし具合は想像できた。 点灯式翌日以降の、本番点灯の様子をネットで探してはいたものの、スマ ホでチャチャッと撮ったと風な画像がせいぜいで、結局、点灯式の日の報 道写真くらいしか・・・・・まあ、こちらは最初から、出てきたものに合 わせるしかないわけだが。 もうひとつ。 御巡幸道路。 半年くらい前に、一部再整備するという報道があって、その続報を探し ていたところ、「新潮講座」の廃道歩きツアーで、先月歩いたらしい。 しかも・・・、 > *今年大部分が再整備された為、厳密には廃道ではありません ・・・なる記述。 え、出来ちゃってました? 安中市公式ホームページには、何もない。これは例によって、上毛新聞 限定情報なのか・・・?? そのようなわけで、上り新線下あたりから登って御巡幸道路に接続する、 今回整備のルートを見に行くと・・・・・ありゃ、碓氷川渡るところから、 出来てない。往時は岩から岩へ跳んで渡った気もするし、丸木橋くらい渡 してあったような気もするが・・・・・川の向こう側に、道は見えている。 ということは。 出来ているなら案内のひとつも立っていようし、それもなく岩跳べって のも乱暴な話・・・・・つまりこれは、未完、ということですな。だった ら上毛新聞にも出ていないハズで(笑)。そもそもいつ出来る話だったか。 点灯時間が近くなったが、人出は普段のこの時間帯にしては多いだろう が、どしどし詰め掛けるという程でもないか、といった具合。少なくとも、 殺伐と場所取りが展開される気配は、ない(笑)。 さてこちらも支度である。幸い雨は降らないまま遠退いたようで、折角 なので、プチ俯瞰をかますことにした。駐車場と橋の間の、国道からすぐ 攀じ登れるポイント。そこからでは新線は下りしか見えず、めがね橋と絡 めて、例えば朝の赤い光線が射すようなところを、狙ったような場所であ る。 この場所も木の枝が伸びて、最早両手バンザイでカメラ持って、ライブ ビューなくして撮れない程なのだが、そのへん夜闇に隠せばなんとかなる だろう・・・・・という算段で、大きい三脚を運び上げ、己の頭上にカメ ラを据える。脚立など立てられる場所ではないので、それこそライブビュー サマサマで、構図を調整する。 しかし、まだ点かぬか。 17:00を回り、あたりは大分暗くなってきた。今点いてくれれば、今だっ たら、と焦れているうちに、碧く沈む情景はすっかり沈み切って、ほぼ真っ 暗。無論露光を稼げば階調は出るが、ライトアップが始まれば、もうその 部分が飛んでしまう、そんな塩梅。 いい加減、点けよ(涙)。 定刻回ってやっと、点いた! まずは撮りまくる。 さらに、点いた! えーっ、橋の上流側の面を照らすライトが、こちら を直撃。闇に隠した筈の枝葉やらが、しっかり照らされてますがな・・・。 撮れるポジションが限られて動けないので、ままよとそのまま撮りまく る。交通量が少ない中、じーっと待ってはクルマの光跡入れるのに没頭。 どうにか手応えが得られた気がしたところで、下へ降りて煽る構図に切 り替える。ギャラリーはやはり、少ない。三脚持ってあっちウロウロ、こっ ちウロウロと撮っていて、ハタと気付く。 あちこち点いたり消えたりしてる・・・。 最初は演出を加えているのかと思ったが、どうも一部の光源で、ふっと 止まってしまう発電機が、あるようだった。スタッフさんが気付いてその 対応に行くとまた点く、といった様子で、フェイントに振り回されるうち に、徒労感に見舞われる(苦笑)。 それと。 スタッフさんのクルマと思しき軽ワンボックス、なんで橋の袂の、目立 つ場所に居座っちゃうの。橋を潜って奥に隠せば済む話だろうに・・・・・ 照らすのに一杯々々でそこまで気が回らなんだか。 ともかく撮るだけ撮って、消灯の 20:30 を待つことなく、撤収して峠の 湯へ温まりに行く。 翌朝。 昨夜の画像見てニヤニヤしつつ、今日は朝から晴れ! というわけで、 磯部のあたりまで行って 115系をぱちり。妙義をバックにカーブする、個 人的にお気に入りの場所。顔に朝日が当たる筈が、既に陰がかかる時期。 先々週であればもっと綺麗に撮れたかもしれぬが、思い出的には上々の出 来として。 旧道流して軽井沢。旧駅舎記念館を駅舎に活用し始めてから、初めての 訪問。記念館の展示スペースだった区画には既にテナントが入って営業し てる。草軽デキはガラス張り屋根を化粧直し中。1番ホーム跡はウッドデッ キの施工中で、ロクサンはじめ展示車両には近寄れず。まだまだ暫定では 致し方なしか。 その後は北軽から回って八ッ場ダムの偵察と時計回りに毎度の感じ。 で、再び本題である。 クルマを碓氷湖の駐車場へ入れる。雨がらみが懸念された昨日より、晴 れた今日の方が、湿度も低めの予報、遠景ならば今日の方が好条件と言え た。 というわけで、今宵は坂本城址から。 毎度のルートをえっちらおっちら登り切り、やっぱり誰もいないかー、 窓の取り合いも無くてヨカッタヨカッタと一息ついて、三脚を伸ばしなが ら向こうを見やると・・・・・ぼう、っともう点いてる?? まだ 17:00 ちょっと前。本来の予定に30分以上、早い。 こ、これわ・・・・・奇跡! 速攻で構図を決めピントを決め露出を決め、撮りまくる撮りまくる。 そして 17:30 を回る頃、案の定、真っ暗で面白くもなんともない・・・。 早まったその理由は、分からない。全6日間のうち、今日だけなのかど うかも、分からない。主催者に訴えたわけでもないし(笑)、こちらはた だただ受身でいるのみだったが、ここに来てこの展開、これを天佑と呼ば ずしてなんとする。 持ってますよ。これは持ってますよ(汗)。 情景がすっかり沈んで、また風も出てきてカメラの固定も難しくなり、 撤収して降りて、クルマまで戻った時には、まだ 18:00 だった。なんだ か満たされた心地になってしまい、一度だけ橋の前を往復して、撮影は終 わりにした。 折に触れ何度も言ってきたが、昨年あたりからの碓氷界隈は、色々とや る気満々である。これまでの流れからすると明らかに、何かが変わった。 御巡幸道路の整備がいつ頃になるか分らないが、もしまためがね橋のライ トアップの機会があったならば、あんなトコから、こんなトコから、と脳 内シミュレーションは尽きない。 でやっぱりもう少し、早く点けませんか・・・。 (終)