***** 2019年4月28日 ***** (独り言) 碓氷峠鉄道文化むら、20周年。 その20年目の日に訪ねることは叶わなかったが、これまで同様、身体が 動く間はざんげ岩より見届ける気満々であって、節目とあらば、登るしか ない。 平成最後の・・・・・これも随分言い古したが・・・・・訪問でもある。 1年前より「文化むら」でも様々なイベントを打ってきたが、なんでも 今回は、園内限定記念掛け紙の釜めしを、用意した由。バーニア600画・・・ ・・・すっかり文化むら御用達のようで。 そういうことなら、と早めの電車で横川着。駅の傍らに、ダルマ状態で シートに包まれた、ロクサンがいる。ナンバーは見えないがあとで消去法 で 25号機と判明、台車を抜いて整備に出しているらしい。 さて文化むら、これは開門ダッシュあるか?、と匙加減も判らぬまま開 園 1時間前に来てみたが、入口誰もいねえ(笑)。暇に任せて、頭上の鯉 のぼりとざんげ岩を絡めて、風待ちしつつぱちり、ぱちり。 そうこうするうち開園待ちの人達が並び始め、開園時には 10人くらい には、なっていたろうか。そして開園、さすがに開門ダッシュはなかった が(笑)売り場が奥の方なので、皆してずんずん進む・・・・・やっぱ釜 めし目当てか!(笑) これくらいの人数ならと皆安心したのか、終始和 やか。 販売開始まで 30分か 1時間あると思ったが、昨日までの様子で変えた のか、前倒しで販売開始、折角なので 2ケ確保。園内のあちこちで記撮な どして(笑)、テーブル席で 1ケだけ食べることにする。 釜は通常茶色の部分が黒塗りの特別仕様、ただし SL 運転日に高崎で売っ てる限定黒釜のように、蓋まで黒ではなく、通常の素焼き。中身も通常の 釜めし。 一巡りして外へ出て、おぎのやドライブインへ。こちらはこちらでリス の大看板の下に、昨年やってきた「青のシルエイティ」が再び、更に加え て「藤原とうふ店」のパンダトレノが、並んで展示という催し。シルエイ ティの掛け紙バージョンの釜めしも、また売るという。改元後には「令和」 特別バージョンの釜めしも控えていて、この GW はおぎのや、なんという か、全方位隙がない(笑)。 日中ずっと展示しているということもあって、ギャラリーも一時に集ま ることもなく、のんびりと並びを撮って、さて、行くか、ざんげ岩・・・・・ と駅には「SLぐんま よこかわ」・・・・・名前変わって「碓氷」でなく なったんだな・・・・・が到着してて、ぐんまちゃんが一通りファンサー ビスした後、台車に乗せられて退場。その絵面がなんとも。 登山道へ入り、麻苧の滝の辺りまで来ると、いつも閉っている小屋が開 いていて、地元の人達が集まっていた。祭事のようにも、登山道の整備の 集まりのようにも見えたが・・・・・その先はいつも通りの道で、鈍った 体の重さと、暫くかいてなかった後の独特の、シーズン始めの濃厚な汗と。 眼下に、20周年の「文化むら」がある。機関庫の、現在 ED42 を収める 一角が建て替わったのが 2011 年、それ以降は、施設に大きな変化はなかっ たように思うが、これが、20年後の「文化むら」。 ついでに、もう 1ケの釜めしを取り出して、一緒にぱちり。 横川駅には依然「SLぐんま よこかわ」がいる。前は安中あたりまで引 き上げてたと思ったが、返しまで回送しないのだな。もう下り坂を引っ張 られるだけだからか、火が入ってる感も乏しい。 文化むら20周年の横川界隈、を一通り撮ってしまうと、もうやることも ないので、釜めしを平らげ、しばしボーっと過ごす。いいね、これがいい のよ。 そうそう、シルエイティとパンダトレノの並びはというと、上からでは パンダトレノの方が、前輪付近から前が蹴られてしまった。残念。 下山して、光線が回って西日チックになってきたところで、シルエイティ とパンダトレノを、再びぱちり。今日はここらまでとするか。 5年後には四半世紀を迎える文化むら。これまでの 20年・・・・・いや 「横川鉄道文化むら」構想からではもう少し長い歳月の中で、それが生ま れ育まれる様子を、ざんげ岩から見てきた。設備の維持や防犯などの課題 が取り沙汰される度に、施設というのは作ってからがエネルギーを必要と するのだ、という現実が垣間見えるようでもあったが、一方、繰り返し折 に触れてきたように、最近の「文化むら」は、何かが変わった。何を得、 何を捨てたかといったところまでは外野から窺い知れないが、少なくとも、 良い方へ変わりつつあるようには、見える。地域を盛り立てようとする人 達はずっといたのに、何故かバラバラでいたのが、今後繋がっていくこと にも、期待したい。20年前になかったものが、今はある。「上毛新聞には 出てた」で終わらない発信ツールが、連携する手段が、今それぞれの手許 にある。 文化むら20周年の記念掛け紙は、季節毎にあと 3種類、用意されている らしい。やりやがるなという感想もないではないが(笑)、なんだかんだ で訪ねはするだろうから、その折々に、食すことになるだろう。 (終)