2002.6.25 丘珠
 また丘珠。あー、なんか、ボンバイエダッシュ8投入前に行かねば、丘珠空港の工事状況を見極めなければ・・・・・ それが自分にとってどれだけ重要なことだっていうの・・・・・んが、既に思考停止状態の頭の中は、どうしようもない強迫観念が飽和状態。 行かねば、見ねば、撮らねば・・・・・誰か止めてくれや。

 今回、往路はADO。半端な時期に安い旅費をと求めて、コレ。ADOに悪いけれど、今のうちに乗っておきたいという気分も若干・・・・・ ところが目覚めてTVを点けてみれば、「今日民事再生手続きへ」云々とNHKニュース。へ・・・!? おいおい、今日飛ぶんだろうな ・・・・・初めて乗るなりこれかい。なんという巡り合わせ。

 羽田に着いて、チェックイン。カウンターのお姉さんの笑顔がちと切ない。搭乗口からバスのゲートへ急ぐと、待合所のTVでまた同じニュース。 だからといって突然飛行機が不調になるわけもないけれど、なんとなーく、不安が過ぎる。バスでは最前列に乗り込んでウハウハ。 沖止めの場所まで空港を半周、気分は見学ツアー。惜しむらくは、反時計回りでYSがいるかもしれない一帯は通らないこと・・・。 国際線ターミナル付近に大韓航空機。ほほう。やがて見えてきたADOの767、1号機の方。例によって真っ先にバスを降り、 なかなかタラップに向かわずパチパチやる。機内で迎えてくれる笑顔がまた切ない。ニュース見ましたよぉ、などというのもなんか違うし ・・・・・しかしこのガラガラぶりよ。日にもよるのだろうけど、事情を引き立ててしまっているよう。離陸。キャンペーンだとかでくじが。 すぐ前のお嬢さんがでっかい「ベア・ドゥ」ぬいぐるみをゲット。前後賞で携帯ストラップを頂戴する。そうだ何かグッズを、と思い訊ねれば、 小さめの「ベア・ドゥ」と携帯ストラップとハガキのセットしかない由。チョロQは切れたらしい。ままよ、そのセットくれや。

 千歳に着くと、出口で報道カメラマン達。回収した荷物を整理してて出るのが最後だったから、前の方でどうだったか判らないけれど、 ADO破綻(!)のニュースに使う素材に違いない。そこへ、リュック形のでかいカメラバッグに、両手には三脚と脚立という井出達、 プロの皆さんの「なんだこいつ」風な視線・・・・・「あんだよ」と返す視線だけ突っ張ってみる私は修学旅行の中学生並のお頭(苦笑)。 さてこういうものは勢いだよなと、ヒコーキなお店でADOの模型とピンバッジを所望(苦笑)。活動開始前、いやADO機内からだが、 もう荷物増やしてやがる。いくらなんでも・・・足手纏いは御免なので、袋に纏めて宅配に。

 ようやく本題。地下鉄栄町で降りて、てくてくと空港へ向かって。ダイヤを見れば丁度発着がある時分、ターミナルまで行っていると間に合いそうもなく、 ならばと手前のつどーむへ。つどーむ、幾度も前を通り過ぎながら、踏み入れるのは初めてとゆー。タキシングを狙えるとかなんとか聞いていたのだが・・・・・ タクシーウェイ際まで寄れる。スバラシイ。とりあえずそこで脚立に乗って低い植木越し。うむうむ。お次はミニゴルフに興じる人々を入れてみたり。 イカニモお立ち台な小さな丘に上がれば、ををを、なんだすんごい条件が良いでわ無いか! 滑走ウハウハ。タキシングもウハウハ。 どうせ大したことねーだろ、と1年もの間食わず嫌い的に侮っていた己の不明を恥じる・・・・・いやホレ、歩きだからなかなか回れないし。

 ちびちび撮ったところでターミナルへ。さっき着陸が続いたから、えーと・・・・・むむむむむ、もしや3機並びではあるまいか?  現着、果たして見事に3機並び! ををを。前回、前々回は終便〜初便の間しか見られなかったというに、ヒコーキ的気紛れダイヤの悪戯か。 シカーモ、さーらーにダッシュ8ひまわり号(幼稚園バスかよ(笑))が横にちょこんといて、3機並び+横ちょ1機という陣容。 スバラシイ。午後の光線を受けてバリ順光。パノラマでウハウハ。ときに、今日の空はドピーカンにしてもやたらに高く、そして深く、 東京の感覚で言うと真冬のような、或いは高地のような抜けまくり。光線もカリカリに硬い道理。これほどまで晴れてくれてもなー、 と戸惑いさえ覚える(笑)。なんだか東京より暑いし・・・。

 ターミナルビルの2階で写真展。その方面では名の知れた方とお見受け。いや自分がそんなに明るくないのだけど・・・・・いやしかし、 一見でちょこっと来ては帰ってる身からすると、相当撮ってるなーと既に第一印象で。地に足着いてるというか。経験的に、なーんかそういうのが、 滲み出るのであるな、これが。そのようなわけでもう、とてもかないませんわん、と。ただこれ、レンズ他機材のパワーにも圧倒されつつ、 ボディはデジカメなんだと思うけれど、聊か味付けの濃過ぎる色彩にやや食傷・・・・・んー、ちと惜しい。 しかし、本当はまだまだ凄い隠し玉があるんでないの?、とさらなる期待をさせるには十分な内容か。機会あれば・・・。

 さて気になる滑走路南端。前回は雪にまみれてよく判らなかったのだが、これで全容が明らかに。滑走路、敷地だけ若干南に延長?  エプロン寄りはやはり工事をやっていて、重機が動き回ってる。うーむどうなるんだべか・・・・・早速ターミナルを出て南へ向かう。 むむむ、やはり一帯関係者以外立入禁止のよう。道に迷ってるうちにいつの間にか・・・・・というシナリオを考えるも(をゐ)、 余程積極的に間違わないと(爆)辿り着けないようなので、潔く諦め。今日のところは・・・・・別のアプローチでどこまで寄れるか・・・・・ 重装備の徒歩とあっては、確かめるだけでも時間を食う。今日は他で撮って、逆サイのチェックは明日だな。

 陸自のゲートのお兄さんを横目にてくてくと、再びつどーむのところでミニゴルフがらみ、それもそこそこに、滑走路北端先で西日順光真正面狙い、 400mmに2倍テレコン。脚立に乗ってフラフラしながら無理矢理撮ってみるも、さてさてどんなもんだか・・・。西日はますます色濃くなり、 日没30分ほど前の最終便を収めて、撤収。再びつどーむに立ち寄って、エプロンの3機並びを狙う。既に夕闇が迫りつつある中、 超望遠での無理矢理スロー。足元は芝だし、風があるし、ブレブレじゃなかろか、これ。

 手応えがあるよなないよな。暮れる丘珠を後にして、ヨドバシなど寄らず宿に直行。そういえばちっとも撮ってないなーと、 殆ど申し訳程度に市電をバルブして、部屋に戻ってドイツ×韓国戦など。ボロTVめ、赤が滲みまくってんじゃん。