2004.4.18 鹿児島
 昨日、ぴらーっと熊本ば飛んで来ちょっとばい(嘘臭)。・・・例によってまた徹夜のハメになってのへろへろ状態で羽田、ANA641便の767に乗り込む。 右舷窓側の読みが当たり富士山を見下ろしつつ、しばらくうつらうつらするうちに、今度は阿蘇が見え。その後空港を左に見ながら一旦西へ抜け、 ぐるーっと回り込んでアプローチ・・・・・そういえば1週間ほど前だったか、JEX機が管制の指示の反対からアプローチ、離陸滑走の空自機とあわや、 というトラブルがあったそうで、あれまそらまたタイムリーと言うか何と言うか・・・・・勿論、今日は無事に着陸。その後は終日鉄モード。 熊本電鉄をウロウロ、開業間もない九州新幹線「つばめ」で鹿児島入り。とにかく暑い日であった。YS的には、バスで空港着くなりバルブをちょろっと。

 さて。

 4時起き。ふう。今回も日程は、月齢がらみで決めた。前回は日没後の月の出を待ったが、満月に近く丸々とした月では、月なのか照明なのか判らないような悲しさ。 ここはハーフND使うべきだったのだろうけれど・・・・・ならば、半月より欠けていれば最早それは「月」に違いなく、日の出前の月を狙おうかと。 徹夜明けの昨日、早めに寝ても起きられるのか少々不安ではあったが、こういう時はパッチリ目覚める不思議。

 しかし窓から覗く空には殆ど星が見えず、昨日と打って変わって厳しそうな雲行き。予報は下り坂を告げていたとはいえ、 ギリギリ、東の空に去り際の最後の隙間が残っていればという、淡い期待が、ちょっとばかりあった。一応の仕度をして出てはみたものの、 空が徐々に白んで来るとともに、敗色濃厚・・・・・毎度お世話様の海保ページで得た月の出時刻を過ぎ、 霧島連山を越えてくるまでの分を考えても、依然東の空には何も現れづ。終了・・・はふ、急に眠気が。

 昨年暮と同じBHに投宿、周囲には何もないと思われたのだったが、高速道路の向こうになーんかソレと思しきモノが見えるような、見えないような・・・・・ ちょっと行ってみようと、三脚持ったまま進んでみると、果たしてコンビニ! あれれ前回は無いと思っていたのだが、それは思い込みだったのか、 それとも新しく出来たのか。ともかくこれでライフラインは確保されたわけで(笑)、早速カフェインと食料を調達。

 しばらく部屋で寛いだ後、再び作戦行動開始。今回はクルマを借りる。昨年9月の時に空港周辺の具合、余程のことが無ければ駐車スペースにも事欠かなさそうだとか、 そんなことが大方判ったので。無論事前にちゃーんと予約を済ませてある。昨年の稚内に続き、軽。ケチケチ半分、駐車スペースの自由度半分。軽はなかなか無いらしく、 結局、昨年に稚内でぶーたれた(ってこっちの認識不足だったのだが)会社になってたり。(ぉ 空港前とあってか、ネットで予約後、利用する便名を訊ねられ。 ナルホド。しかし終日空港周辺をウロウロするものの、ヒコーキには乗らない客であった(苦笑)。鹿児島空港ならさすがに発着の無い間は無人(!)ということもなく、 朝イチで営業所へ直行。手続きを済ませ、案内されたのは、AZワゴン。またの名をワゴンR。前回稚内では先代から変わり果ててしまった地味ぃ〜なキャロル、 またの名をアルトだったのだが、こいつはゴキゲン。良いね良いね。

 リアシートを倒してリュックに三脚に脚立にと放り込み、道路地図代わりに国土地理院の空港周辺の地形図を引っ張り出し、 慣れぬコラムシフト様のATと足踏みサイドブレーキについて教わりいざ、出発。うほほー。ターミナル前を通過しながらファーストインプレッション。 正直も少しトホホな内装を想像してたのだが近頃の軽は侮れづ。頭の上は拳が3つ入ってまだ余裕がある。スバラシイ。CMの後はいつもの山坂道か?・・・・・ ともあれ空港を後に。今度はウチのも軽で良っかなー、などとちらと時々思う昨今だったが、しかし普段の1/3の排気量、後に交差点で右直が怖くてなかなか曲がれないに及んで、 それも醒めた(苦笑)。1人乗りでコレということは、ちとキツイのでわ・・・過給器付ならどうだろ、いやでも年中こんな目一杯な走りをしちゃ寿命は・・・。

 今にも降り出しそうな雲行き、これといった妙案も浮かばずとりあえず、ターミナル逆サイ。低気圧とそいつが連れて来た前線の影響か、風向きが逆のRW16。 殆ど34しか見たこと無かったので少々調子が狂い、さてさてどうしたものかと応用の利かないお頭でアレコレ巡らしつつ、まずはとタキシングを狙い。 ISO400を詰めたカメラに持ち替え・・・・・デジなら1台減らせるんだよな・・・・・金網越しにリフトとドアップ狙いを・・・だめだ、 うまく追えない。ISモード2でも駄目か、いっそ切っちまうか・・・・・2年以上使ってるレンズでまーだ、そんなことやってる(沈)。 何本目かの時、エンジンの始動音にこちらもスタンバイしていると、そのうち、ひゅぅぅぅぅぅ・・・・・止まってしまった。辺りがしーんと静まり返る。あれれ? 超望遠で目を凝らすと、JA8771・・・と読めた。なんだろね。しばらくして仕切り直して離陸したけれど。

 さっき種子島や屋久島へ発ったのが、そろそろ帰って来る・・・・・ここはもういいかと、滑走路北端へクルマを向ける。徒歩では少々遠く、 またこれまでRW34ばかりだったから、STOLなYS的にあまり見所も期待出来ず、ノーマークだった。しかし今日はクルマ付お気楽モード、偵察しないテは無い。 シカーモ、今日はRW16のアプローチ・・・・・どうだろな、どうだろね。点けっ放しのラジオからは番組のコーナーらしく薩摩弁狂歌が流れ。 何言ってるのかチンプンカンプン。ナルホドこりゃ旧日本軍が苦し紛れとはいえ暗号に採用したわけだと、妙な得心。

 ターミナル前から続く国道から折れ、ソレと思しき辺りへ差し掛かったが・・・・・道路は坂を下って行き、右手の法面の上が滑走路らしい・・・・・うーむむ。 往来を避けた場所にクルマを止め、辺りをキョロキョロ。誘導灯(?)等を手掛かりに大方の進路を把握する。あのへんから、こーゆ感じで来るのかな ・・・・・RW16のアプローチ狙いなら、南端でのRW34狙いと違って木々に遮られることも無く、空が開けてコレはちょっと、ぐーカモ。 実際に来てみるとナルホド、あれまこんな場所だったのかと、なかなか良い塩梅。・・・と、東の空にぶーん、という音。来るぞ。 音は北へ回り込み、やがてバンクした姿が見え。少し大回りしたか、修正かけながら入って来る。びぃぃぃぃぃぃぉぉぉぉぉぅぅぅぅぅぅんんんんんんん ・・・・・かしゃかしゃかしゃ! ふーむ。こりゃ夕闇ステージが楽しみ。

 さて・・・・・今日はお気楽モード。ちょいと時間が空いたところで、気になる肥薩線を偵察しようかと。地図で見る限り、肥薩線の最寄駅からターミナルと言わず滑走路まで、 ほんの2〜3km程度のようなんである。女満別での西女満別駅のように、これはひょっとすると使えるか?、という期待が、ちょっとだけあった。 伊丹でも松本でも、JRの最寄駅から歩いた経験があるから、まあ、だいたいこんなもんだろう、という身体感覚的には捉えていたつもり。 ただ、くねくねと細い林道のようなモノしか見当たらないのが、気掛かりではあったが・・・。

 クルマに戻って、さらに先へ進む。ここと思しき辺りで道を折れると、集落に入った。むむ、手応えアリ、と尚も進むと線路が見えたが、瞬く間に寂れて来て ・・・・・こりゃ行き過ぎた。Uターンして今度は用心しながらクルマを進め、ついに駅に辿り着く。をを、味わいのある木造駅舎。 とうに無人化されているに決まっていたけれど、明らかにこれは「保存」されている風。クルマを降り写真に納めようとすると、 後から後から観光らしき人がやって来る。無人の佇まいを撮ろうという目論見は、一旦忘れることにして、ひょっとしてここ、 名の知れた名所なのだろか? 待合室に入ると、ちょっと古そうな「ナイスミディパス」の広告ポスター。竹下恵子と桃井かおりの立つその場所、 あれれ? どこかで見たような・・・・・って、ここじゃん。嘉例川駅。やはり知る人ぞ知る駅であったらしい。特急も停まる(!)ようだし。 丁度列車がやって来たので、それなどぱちり。居合わせた人に、写真を撮りに来たのですかと訊ねられ、いや近くまで来たものでと答えたけれど、 この思わぬ巡り合わせ・・・・・うーむむ、これも縁というものか。

 きぃぃぃぃぃんぐぉぉぉ・・・・・頭上を、飛行機の過ぎる音。山間とあって姿は見えなかったが、RW34のアプローチでこの辺りを通るらしい。 辺りの風景との聊か場違いな取り合わせに、ここに暮らす人の日常を、ふと想う・・・・・さて、来た道を戻って、再び滑走路北端付近。 金網越しにタキシングを狙える場所もあって、そちらから出発を狙う。悠々とやって来るレインボーセブン・・・・・これもいずれは見納めか・・・・・ その後ろを、小さなYSが付いて来る。くるりと小回りして、先に滑走路へ入り、ぶーん・・・・・駆け上がって行った。

 またすぐ降りて来る便があるので、コースの真下ポイントへ移動。そうだこれまだやってなかったな、とワイワイワイドを取り出す。YSバックに記撮である。 こう向けて、こうやれば入るかな・・・・・よーし来た来た・・・・・んん!? フィルム終わってやがった・・・くそ。

 先程から、雨がパラパラ。いよいよおいでなすったか。予報ではただの下り坂に留まらず、少々荒れそうだとも言っていて、すっかり雨モードに切り替わってた頭の中では、 ならば飛沫だ、滲む着陸灯だ、よーしどーんと降ってくれや、と期待は膨らみまくり、クルマ借りて良かったと内心ガッツポーズさえキメていたのだったが、 しかし欠航でもされたら意味無いわな・・・・・まだまだ本降りという風ではなく、これは午後のお楽しみということに、なりそうか。

 国道へ出て、右折。空港と逆方向へ向かう。空港の北西の方に、気になってた山があった。昨年9月に初めて来た時から、目を付けていた山である。 建物が見えていて、木々に遮られず開けた場所があることを意味した。立入不可の私有地でなければ、俯瞰ポイントになるかなー、と淡い期待が・・・・・尤も、 俯角もタカが知れたような位置で、逆光狙うなら明け方にどうぞという方角だから、あまり多くを望む感じではなかったのだけれど・・・・・暫く走り、高速を潜るとすぐ、 右手に山。こちらは高屋山陵という神話の時代の所縁の山らしく、木が茂るばかりで、神社の参道のような広い階段が入って行くのが見えたがどこまで登れるかは判らづ。 ともかくお目当てはこちらではなく国道の逆サイの山。角を曲がりブイブイ登って行くと、果たして道の左側が開け、雨に霞んでいたが空港一帯と思しき遠景が、広がった。 右手には建物が。空港から目星を付けていた場所に今いることは、まず疑い無い。遠目には病院かはたまたゴルフ場かとも思えたそれは、公民館か何からしく、 お邪魔するには問題無さげ。隣の高屋山陵の方が少しばかり滑走路正面に近いのが気にはなったが、高さ的にはほぼ同等か。

 頂上まで登り切ると公園やら運動場やらがあって、やはり自治体の公共施設らしく。駐車場にクルマを入れて、空港の見える場所へ出ると、 飛行服を纏った青年の像が、旅客機の発着する鹿児島空港を、或いは遠く霧島連山を望んでいた。「特攻の碑」・・・・・昨年9月に初めて訪れた際、 空港滑走路の東側へ出ると、そこの道のあたりがかつて「海軍航空隊第二国分特攻基地」の滑走路であったことを告げる看板があった。 そういえばその時の場所と同じように、滑走路の舗装のカケラが、ここにも置かれている。現代というものが成り立っている陰にある筈の、 多くの無念・・・・・またそれを顧みる姿勢について、へらへらと道楽100%でやって来ている身ながら、色々と想ってみたりする。

 空港は相変わらず霞の向こう。時折発着する飛行機の気配で、それと判るような具合。晴れてさえいれば・・・・・うまくすれば霧島連山も良い塩梅に見えるかも知れず、 これは今後の楽しみにしておきたいトコロ。早速今度の冬あたり、抜けの良いところで必須か。写真にするには、ちと遠そうだけれど。

 俯瞰ポイント(?)の様子が大体判ったところで、山を降りて今度は滑走路南端の先で、この空港を頂く台地の縁から狙えないものかなとウロウロするも、 コレといったポイントも無さげ。気になるロケハンは大体済んだところで、着陸機の飛沫越しにエプロンのYSを狙おうかと、朝の最初の場所へ戻れば先客のクルマ。 しょうがないのでちょっと離れた場所にクルマを止め、様子を窺うも撮影している風でなく、むせんくんかなー、ここいらへんなら邪魔にならないよねー、 と脚立持って金網越しにカシャカシャ。いくらか撮ってるうちに、先客のクルマから人が降りてきて、声をかけられ。やっぱ邪魔だったかぁ、と恐縮していると、 もうすぐ出るからここにクルマ入れなさいと。くぅぅ、心遣いに沁みる・・・・・聞けば日本野鳥の会(だったかな)の方で、依頼を受けて空港周辺の野鳥の実態調査をしている由。 紅白歌合戦での活躍くらいしか知らなかった無知故、そういうこともやってるんだぁ、と新鮮にお話を伺う。私のぶら下げている受信機に関心がある様子だったけれど、 碓氷峠(これは鉄道)と空港周辺でしか使ったことの無い、ついでに一度液漏れさせる程使ってないド素人なので、ロクな返答も出来ず恐縮。

 そうこうするうちにも着陸機が飛沫を上げて過ぎる。場所を変えたり色々やったけれど、手応え的にはまあ、最初の一歩・・・・・か。 撮ってる時は気持ちが先走ってて、成果の程を冷静に判断出来ない素人の悲しさ・・・・・とりあえず数打ちゃ式に撮るしかない。 デジならその場でフィードバックが得られるのに・・・・・などとまた。そのうち雨は止み、路面も乾いてしまい。降るならちゃんと降れ、 これじゃ生殺しだ・・・・・・大雨の話はどうなった、真面目にやれ、と空に向かって悪態をつくもこればかりはどうにもならづ。最早夕方の蒼い情景だけが頼りか。

 というわけで「空港最寄駅」事情を見極めようかと、またまた肥薩線、嘉例川(最寄ではない)の隣の中福良駅へ・・・・・やっぱり林道。 駅は周囲に集落こそあれ、他所からクルマで来るような駅ではなさげ。線路沿いの道を走って、お次は滑走路南端最寄と思しき表木山駅。ふーむ、こちらも。 「空港最寄駅」事情は判った。利用することはまず無かろ(笑)。・・・点けっぱなしのラジオがGWの鹿屋基地の催しを紹介。 そういえばついこの間船の科学館の二式大艇がそちらへ引っ越したハズで、もしやそのお披露目も兼ねるのかと耳を澄ますも、そこには触れづ。 訪れたいけれど、GWにまた来るわけには、さすがにいかづ。

 このまま戻るのもつまらないので、肥薩線の東側の山の林道を抜けて北上。空港を望めるポイントでもと期待していたが、肥薩線が大分降りた所を走ってたらしく、 登って登って尾根道でやっと、空港滑走路並のレベルと判明。地形図見れば確かにその通り・・・・・あー。時折心細くなる道をひたすら進み、 どうやら嘉例川駅近くで一般道へぽんと出た。よし。

 国道へ出てターミナル前を通過、滑走路南端へ。忙し忙し。蒼く沈むにはまだ早かったが、露出切って離陸を正面がちに狙ってみる・・・・・どかな。

 はふ・・・・・残すは最後の夕闇ステージ、到着の2便のみ。最後の到着が沖永良部便の1855、仮に定刻通りならば、 毎度お世話様の海保情報によれば日没とほぼ同時の到着、といった具合。これはこれで夕焼け狙いには早過ぎ西日狙いには遅過ぎといった具合だったけれど、 こんな天気なので蒼い夕闇に狙うには、ちょっと期待・・・・・その前の種子島便が1825着、これの西日狙いこそ本命に近かったのだけれど、 まあこれも蒼い情景で、イケそうか。

 種子島便をこっちで、沖永良部便は北で撮ろうか、そう決めたところで、まだ少し時間があるなー、とロケハンに徹する今日としては再び滑走路北端へ。 付近を徘徊、東側の動物検疫所のあたりから若干見下ろし気味に狙いようもありそうだったが、今ひとつグッと来づ。

 ふーむ、また戻るか・・・。

 滑走路東側には、北側のトンネル付近から北端まで道が無い。山を切り開いて造ったためであろうけれど、しかし地図を見ると林道がちょろちょろ通ってる。 西側の表通りは、さっきの南下でも意外と交通量があったりで、これは後学のためにも裏道を覚えておくか・・・・・後からすれば少々軽率だったカモ・・・・・いざ、 ブイブイと林道へ突入、右に左にとウホウホ言いながら走ってたのは良かったが、途中で道を間違えたらしく、往生するハメに。えらく時間のロスを食らい、 北側のトンネル付近にポロリと転がり出た頃にはもう、半べそ状態。かーなーり余裕があったハズの時間は既に底をつき、種子島便が今にも着いてしまいそうな頃合。 うー。しかし人生諦めてはイケナイのである。ダメモトでブイブイと南下するのである。ズザザァーっと滑り込むように滑走路南端へ。 iモードで情報を取れば(JAL版になってリロード不可で滅茶苦茶使い難くなった!)、まだ着いていない! よぉーし。

 と。

 ぶぅぅぅぅぅん・・・・・東の空に、ソレと思しき影が。あれだ。やがて遠く回り込んできて、着陸灯をキラキラさせて、真っ直ぐこちらを向いた。 滑走路に並ぶ灯りの延長上に、ふわりと舞い降りる。ぶぉぉぉぉぉぉぉ・・・・・蒼味を出そうとするあまり、やや無理に露出を抑え過ぎた気もしつつ、 やれやれ・・・。

 さて、締め括り・・・・・さっきの林道には懲りたので手堅く表の道から北端へ。ところが待てど暮らせど、これがなかなか来づ。今来れば良いのにぃ、 と焦れる気持ちを他所に、空は蒼い情景を通り越し、ますます暗く、いや黒くなる。うー、ただの暗闇になっちまう!・・・・・どうやら敗色濃厚。 結局30分程待ち惚け食らったところで、ようやくやって来た。晴れてればまだ目もあったろうが、時既に遅し。真っ暗な空を背景に、 着陸灯から発せられる光の束に見ている分にはくぅぅ、と来るも、こりゃライトしか写らんわと白旗・・・。

 びぃぃぃぃぃぃぃぃぃぉぉぉぉぉぉぉぉぉぅぅぅぅぅぅぅぅんんんんんんんん・・・・・。

 終了。結局、大雨は無しかい。

 さて、クルマを返さないと・・・・・GSで満タン。乗り始めに、「11」と出ていたメーターを見て、 てっきりトリップメーターかと思いどこでガス入れやがったんだと内心ブツクサしていたら、なんとそれ、オドメーターだった。ちうことはこれ、新車。 初仕事。筆下ろし。(ぉ 道理でツルツルスベスベなわけで、道理で独特な香りがしたわけで、道理でタイヤ踏面にまだプチプチがついてたわけで・・・・・ だというのに、途中でうっかりマッドガードを飛ばしてしまい(汗)、幸い割れてもおらず固定ピンの弁償で済んだものの・・・とほほ。乱暴に奪ってしまってすまぬ。 しかしAZワゴン! お前はキャロル以上のフィーリングで応えてくれたぜ!(古) また付き合って欲しいので、それまでどうか達者でな・・・。