日帰り手術

手術経過の一例として、手術前・手術後の患部写真を掲載しています。
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当院では、痔の栄養血管の結紮と静脈瘤の切除による『痔核根治手術』を行っております。
長い間悩まされてきた痔の症状。手術をして解放されたいけれど、忙しくて入院することができないとお悩みの方、当院の日帰り手術を受けた後は日を置かずに通常通りの生活をおくることができます。
それでも手術中・術後は痛みがあってつらいのでは・・・?と心配されるかもしれませんが、手術には持続硬膜外麻酔を使用しますので、手術中の痛みは全くありません。また、持続的に麻酔薬を注入することができますので、術後も痛みを抑えることができます。全身麻酔とは異なり術後は歩くこともでき、痛みによる体力の消耗がないため、早期回復ができます。


★ 手術前から手術後の流れ

■ 手術前

手術に危険性を伴わない事の確認の為、事前にいくつかの検査を行います。
・心臓に異常はないか
・血は止まるか
・肺の病気(喘息など)はないか
・血圧が高くないか
・アレルギーはないか など



■ 手術

直腸肛門部には右図のように3時・7時・11時の方向に3本の栄養血管が通っています。ここに痔核ができます。
当院の手術では、痔の栄養血管の結紮を行い、痔核の表面の皮膚を切開して静脈瘤を取り除きます。静脈瘤を取り除いた後の弛んだ皮膚を上に持ち上げてきれいに処理します。
手術は午前中に行います。実際の手術時間は30分〜1時間程度ですが、麻酔の処置など手術の準備から帰宅までは半日を要します。




■ 術後

術後は1週間毎日通院していただき、疼痛管理・合併症の確認・術後創傷処理を行います。その後は4〜5日おきに通院していただき、1ヶ月程で通院は不要になります。
持続硬膜外麻酔のチューブは術後2〜4日ほどで取り外します。チューブを外した後は入浴が可能になります。
手術では溶ける糸を使用しますが、肛門から出ているものは排便時に痛む原因になり、また汚れが付着してしまいますので、術後1週間から10日程で先の部分のみ抜糸をします。

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★ 持続硬膜外麻酔とは


脊髄の外側にある硬膜の外腔に麻酔薬を注入する方法です、また、この硬膜外腔にチューブを留置し、手術後も持続的に麻酔薬を注入することができます。全身麻酔とは異なり術後は歩くことができますので、日帰りでの手術が可能です。


★ 手術の予算


社会保険,国民健康保険をご利用の場合、自己負担分は3万円〜4万円ほどになります。


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