東京大学(東大) 医学部附属病院が、
再燃前立腺がん患者を対象にしたウイルス療法の臨床研究を開始すると発表した。(515日)

前立腺がんは男性ホルモン「アンドロゲン」の刺激を受けて増殖、進行するので、その作用を抑制する薬剤(抗アンドロゲン剤)を使う「ホルモン療法」が一般的だが、徐々に効果が薄れ、再びがんが勢いを取り戻す「再燃」が生じることが知られています。

再燃後の平均余命は1215カ月とされ、この期間の有効な治療方法もないのが現状です。

がんのウイルス療法は、がん細胞だけで増殖するウイルス(がん治療用のウイルス)を、がん細胞に感染、増殖させることで、そのがん細胞を死滅(患者にとっては治癒)させようというもので、遺伝子組換え技術の発達により、そうしたウイルスを人為的に造ることが可能となってきた。

強力な抗がん作用を発揮できるがん治療用ウィルス「G47Δ(G47デルタ)」の実用化に向けた臨床試験が2009年より、進行性膠芽腫(悪性脳腫瘍)の患者を対象として行われているというが、研究チームでは、前立腺がんや脳腫瘍など、あらゆる固形がんに有効であると考えている。

 今回の臨床研究は、国内で初めての国の承認を受けて行う前立腺がんのウイルス療法の臨床試験となる。直接前立腺内に投与する予定で、段階によって2回から4回行われるということです。試験開始の時期は20135月下旬以降を予定しており、評価期間は投与後6カ月間で、生存期間追跡は2年間となっているが、試験結果が待たれる。

臨床研究の統括責任者は医学部附属病院泌尿器科・男性科の福原浩 講師、と発表されています。

 マイナビニュース 2013/05/17 を参考

 

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