今話題の本「脳はバカ、腸はかしこい」(三五館)の著者 藤田紘一郎さんの講演記録がWISDOMにアップされています。
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 「腸内環境が免疫力を左右する」という内容で、大変参考になりますので抜粋をあげておきますが、オリジナルサイトもご覧ください。

1.40億年前に生物が誕生した時には腸しかなく、やっと5億年前に脳ができた。
2.脳内幸福物質ドーパミンやセロトニンはもともと腸内細菌の伝達物質だった。いまでも腸で作られている。
3.ストレスを受けたら脳は自分が満足すればそれでよい(ドーパミンが出さえすればよい)が、腸はそれに対抗する。
4.胎児の腸内細菌は無菌である。生まれると免疫を作る必要があるので「チョイ悪菌」を体内に取り込もうと赤ん坊はなんでも舐めるわけです。
  生まれてすぐおっぱいも哺乳瓶も消毒して無菌室のような部屋へ入れてしまうと赤ちゃんの腸(免疫システム)は発達しない。大人も同じです。
5.腸内細菌も悪玉細菌がいないとちゃんと反応しません。そのバランスが大切なのです。
  その善玉菌と悪玉菌のバランスを確認するにはウンチを見ればいい。たとえばバナナ状のウンチがポーンと出たら、
  腸内細菌はちょうどいいバランス。小さくて臭いウンチだったら、腸内細菌のバランスが崩れている。
  便は健康の便りで、便を見ればいろんなことがわかるのです。
6.活性酸素を抑えるものを食べることが必要なのです。それが野菜、豆類、穀類など、「フィトケミカル」と呼ばれるものです。
7.中高年になると人間のエネルギー生産系*1は「解糖エンジン*2」系から「ミトコンドリアエンジン*3」系へ移行します。
  糖質がエネルギーにならなくなるので食べるものを変えなくてはならない、炭水化物(糖質)を減らさなければならない。
  それでも食べ続けていると「ミトコンドリアエンジン」系が不調となり、活性酸素を排出するようになる。活性酸素はそれこそ万病の元です。

8.腸を整えると免疫が上がり、免疫が上がると幸せ物質が脳に伝わりますから、体も脳もハッピーになるというわけです。

*1エネルギー変換 ATP産生はミトコンドリアの主たる機能であって、これに関わる多くのタンパク質が内膜やマトリックスに存在している。細胞質には解糖系があり、グルコースを代謝することでピルビン酸とNADHを生じる。もし酸素が十分に存在しない場合には解糖系の産物は嫌気呼吸により代謝される。しかしミトコンドリアで酸素を用いてこれらを酸化する好気呼吸を行うことで、嫌気呼吸と比べてはるかに効率よくATPを得ることができる。嫌気性分解では1分子のグルコースから2分子のATPしか得られなかったのが、ミトコンドリアによる好気性分解によって、1分子のグルコースから38分子のATPが合成できるようになった。

*2解糖系(かいとうけい、Glycolysis)とは、生体内に存在する生化学反応経路の名称であり、グルコースをピルビン酸などの有機酸に分解(異化)し、グルコースに含まれる高い結合エネルギーを生物が使いやすい形に変換していくための代謝過程である。ほとんど全ての生物が解糖系を持っており、もっとも原始的な代謝系とされている。嫌気状態(けんきじょうたい、無酸素状態のこと)でも起こりうる代謝系の代表的なもので、別名嫌気呼吸(けんきこきゅう)、無気呼吸(むきこきゅう)などとも呼ばれる。

*3ミトコンドリアmitochondrion pl. mitochondria)はほとんど全ての真核生物の細胞に含まれる細胞小器官である。ミトコンドリアの主要な機能は電子伝達系による酸化的リン酸化によるATPの産生(ADPのリン酸化)である。細胞のさまざまな活動に必要なエネルギーのほとんどは、直接、あるいは間接的にミトコンドリアからATPの形で供給される。


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