胃内視鏡検査が胃がん検診に推奨

2016年度から新たに胃内視鏡検査(胃カメラ)が胃がん検診に推奨されました。
2015年に発行された「有効性評価に基づく胃がん検診ガイドライン」2014年度版では、胃内視鏡検査は複数の研究で死亡率減少効果を示す証拠が確認されたため、従来推奨されていた胃部X線検査と同様に「推奨」とされました。

これを受けて、2016年2月4日の「がん予防重点健康教育及び検診実施のための指針の一部改正について」(健発0204 第13号厚生労働省健康局長通知)で、2016年4月1日から、胃がん検診では、問診に加え50歳以上を対象に2年に1回、胃部X線検査か胃内視鏡検査のいずれかを選択できるようになりました。胃部X線検査に関しては、当面40歳以上を対象としてもよく、また年1回の実施でも差し支えないとしています。

7月14日の「内視鏡の日」に合わせ、世界で初めて胃カメラの実用化に成功したオリンパスは、毎年、内視鏡検査に関する意識調査を行っていて、今年で11回目を迎えます。全国の20歳以上の男女を対象に行われたインターネット調査(2016年2月10日〜3月23日)では、25,000人以上の回答が得られました。
今回のアンケートでは、新たな胃がん検診制度についての質問を設けており、そのうちのひとつ、「もし、あなたが胃がん検診を受けるとしたら、胃部X線検査と胃内視鏡検査のどちらを選択しますか?」という質問に対しては、全体の約64%が胃内視鏡検査を選択し、約36%が胃部X線検査を選びました。特に、胃内視鏡検査の受診経験者の約77%が次も内視鏡検査を選択しています。

胃がん検診の受診率は、2007年が28.7%*、2010年が30.1%*、2013年が36.7%と年々高くなってはいますが、まだ十分な受診率とはいえません。早期のがんは、自覚症状も出にくいため症状がなくても検査によって発見できることもあります。がんが検査で見つかるようになるまでには、がんの種類によって多少異なりますが一定の期間がかかります。そのため必要以上の検査は必要ありませんが、検査が必要とされる年齢になったら、定期的な検査を受けることが大切です。もちろん、何らかの症状や異変を感じた場合は、年齢に関係なく、医療機関に早めに相談するように心がけましょう。

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