編集たより(2000/5/15 発行)

介護保険制度がいよいよ実施されました。各自治体をはじめ,地域医師会,福祉団体が新たな制度の実施に対応すべく本格的に取り組んでいます。
 しかし,もういちど制度導入のいきさつを振り返ってみましょう。わが国では医療の発達に伴い,長寿化が世界で類を見ないスピードで進み,2020年には4人に1人が高齢者になるとの推計があります。また,長期入院高齢者のいわゆる「社会的入院」なる言葉も語られています。 要介護者を受け入れるべき福祉分野は,措置制度の元に行政が抱え込み,外部からの干渉を受けることを好まず,福祉の基盤整備が著しく遅れる原因になっているとの指摘もありました。さらに核家族化の進行に伴い,老老介護が顕在化するに至り,もはや現行制度で限られた人々にのみ福祉の恩恵を留め置くことはだれの目にも不可能であると映りました。そこで、厚生省は突如として「介護の社会化」なる構想を取り入れ,ドイツ等で長期間かけて練り上げてきた介護保険制度を,強引ともいえる手法で導入を決定したのでした。施行後すでに一ヶ月が経過して、介護保険料の徴収も始まりますが、この制度が拙速ともいえるスピードで導入された経緯から、今後もいくつかの見直しがあると思われます。

まずは健康、介護の必要の無い丈夫な身体と精神(寝たきり老人が欧米で少ないのは精神の自立が達成されている為、ひるがえって日本では甘えの構造がそのまま老後に持ち込まれているとの指摘もあります。)で健幸な生活をおくりましょう。

環境医学栄養学研究所

核酸栄養学

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