遺伝子(核酸)栄養学最新レポート#2

【鮭白子核蛋白とダイエット】 核酸が世の中で大きく話題になったのは、意外にもダイエットについてでした。平成4年に「鮭白子ダイエットでウエスト 11センチ減」(女性セブン)、「ブルック・シールズ、日本お忍び旅行の理由は鮭の白子ダイエット」(女性自身、 FLASH)、「ブルック・シールズ、魚の白子を食べて5キロ減」(サンケイスポーツ)などなど、ブルック・シールズの来日の目的が鮭白子ダイエットであったことが大きく報道されたことがきっかけで、核酸の知名 度が大きく上がりました。それでは、なぜ鮭白子に含まれる核蛋白にダイエット効果があるのか、解明してみましょう。

1.核酸は食後の血糖値の急激な上昇とインスリンの過剰分泌を抑える
まとめ食い、早食いは肥満の大敵ですが、その理由は血糖値の急激な上昇、インスリンの過剰分泌によります。インスリンの過剰分泌は糖尿病の原因にもなりますので注意が必要です。核酸が食品中の糖の吸収を抑制し、血糖値の急激な上昇とインスリンの過剰分泌を抑えることを発見したのは、酪農学園大学の塩見先生らのグループです。その研究で明らかになった結果を図に示します。ヒトに、ショ糖を食べさせた場合と、糖に核酸成分のアデノシンを添加して食べさせた場合で、血糖値(血漿グルコース)の上昇とインスリンの過剰分泌に大きな違いがあることがわかります。
核酸
核酸
2.核酸にはインスリン様作用がある

このことをはじめに発表したのはアメリカのドール博士で、1959年のことです。核酸成分のAMPやアデノシンにそういった効果があることが、その後の研究で明らかにされています。インスリンが十分にある時は核酸のこの効果はあまり大きく認められませんが、少ない時、この効果は顕著に現れます。核酸は、肥満のみならず糖尿病の改善にも有効なのです。

3.プロタミンは脂肪の吸収を抑える

プロ夕ミンは膵リパーゼの働きを抑えるため、食べた脂肪の腸からの吸収を抑えます。また、膵コレステロールエステラーゼの働きを抑えるため、エステル型コレステロールの吸収も抑えます。以上は、前愛媛大学 奥田先生らの研究結果ですが、血液中の脂肪が急激に増えると血液中のカイロミクロンが急激に増え、肥満と動脈硬化の原因になりますので、プロタミンは肥満防止のみならず、循環器系に問題がある方にもお勧めです。

4.プロタミンは脂肪分解を促進する
プロタミンの主要構成アミノ酸であるアルギニンやリジンなどの塩基性アミノ酸は、睡眠時、成長ホルモンの分泌を促進し、脂肪を分解するスリーピング・ダイエット効果があります。 以上、鮭白子に豊富に含まれる核酸とプロタミンのダイエット効果について触れてきましたが、核酸は腸の機能を高めるため、食事がおいしくなる傾向があります。ついつい食べ過ぎて太ってしまった、ということがないようにしましょう。糖尿病の方、循環器に問題がある方は、単に肥満を抑えるためでなく、積極的に疾患を抑える目的で核酸を摂取することをお勧めします。

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