頻尿と前立腺肥大

一日に何回もトイレに行く、深夜でもわざわざ起きだしてトイレに行く----
特に男性は年齢を重ねるにつれて排尿回数が増えるという悩みを抱えがちです。一般的に「頻尿」と呼ばれるこの症状は何故起きるのでしょうか?

「頻尿」とは?
1日8回以上、夜間(睡眠時を含む)の排尿が1回以上あれば頻尿と診断されます。夜間排尿は高齢になるほど多くなるので、50歳以上なら夜間排尿は2回以上と考えても良いそうです。原因はいくつ考えられますが、加齢による膀胱機能の低下による場合(つまりうまく膀胱に溜めたり、膀胱から出したり出来なくなってくる)、緊張するとトイレが近くなるという心因性のものもあります。女性の場合は膀胱炎による場合が多いのですが、これには排尿時の痛みや残尿感があるのでわかります。

50歳以上の男性の多くが前立腺肥大と言われています。
高齢の男性の頻尿は、前立腺肥大によるものが多く、50歳以上の男性の4〜5人に1人は前立腺肥大症と言われています。頻尿や残尿感、さらに我慢できない、出るまでに時間がかかる、勢いが無く途中で途切れたりする、というような症状が代表的で、夜中にトイレに起きるというのも、前立腺肥大の可能性があります。

●前立腺肥大チェックシート(国際前立腺症状スコア)
最近1ヶ月間の平均的な排尿状態について、各項目の自分に当てはまると思う点数の合計でチェックします。各項目の点数は、まったく無い=0点、5回に1回より少ない=1点、2回に1回より少ない=2点、2回に1回くらい=3点、2回に1回より多い=4点、ほとんどいつも=5点 とします。

合計点で 0〜7点/軽症、8〜19点/中症、20〜35点/重症 となります。
また、1項目でも4点以上の項目があった場合にも前立腺肥大の可能性が大きいとされています。

1.排尿後にまだ尿が残っている感じがありましたか?

2.排尿後2時間以内に、もう一度しなくてはならないことがありましたか?

3.排尿途中に何度も尿が途切れることがありましたか?

4.排尿を我慢するが難しいことがありましたか?

5.尿の勢いが弱いことがありましたか?

6.排尿をし始めるためにお腹に力を入れることがありましたか?

7.夜寝てから、朝起きるまでに、平均何回ぐらい尿をするために起きましたか?
0回=0,1回=1,2回=2,3回=3,4回=4,5回=5点)

前立腺肥大の治療法は
薬物療法と手術療法があります。薬物療法には1.前立腺の緊張をやわらげて排尿しやすくするものと、男性ホルモンを抑えて前立腺を小さくするものがあります。手術療法は前立腺の肥大した患部を切除(通常は内視鏡で)します。

前立腺肥大がと前立腺がんはまったく別の病気ですが、合併している可能性もありますので症状がでたら、医師の診断を受けることをお勧めします。

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