インフルエンザ予防接種の後遺症、発熱、ショック症状-----113人

 昨年度、インフルエンザの予防接種を受けた後に、発熱やショック症状、肝機能障害などの副作用とみられる症状を起こした人は113人に上ることが、厚生労働省の調べでわかった。 113人のうち、92人は回復したが60〜70歳代の4人(男女各2人)が予防接種後に心肺停止や、肝不全などで死亡している。これら死亡例について、同省の専門家検討会は「インフルエンザワクチンの影響が強く疑われる症例はなかった」とはしている。
 調査は、全国の医療機関などから寄せられた報告をまとめたもので、最も多かった症状は発熱の22人。次いでショック症状(17人)、浮腫(11人)、ぜんそくなどの呼吸器症状(11人)、注射部位のはれ(10人)、発疹(8人)の順であった。年齢層では、10歳未満と70歳代のそれぞれ21人が最も多かった。
接種後、精神の発達の遅れや脊髄炎などの後遺症が残った人もそれぞれ1人いたが、情報不足からワクチンとの因果関係は特定できなかった。 前年度は162人に副作用とみられる症状が出て、7人の死亡報告があったが、死亡例についてワクチンの影響が強く疑われるものはなかった。昨年度のインフルエンザワクチンの出荷量は約1600万本(成人で約3200万人分)。

タミフルに耐性ウイルス 鳥インフルエンザ患者から
 日本など各国が新型インフルエンザに備えて備蓄中の抗ウイルス薬「オセルタミビル(商品名タミフル)」が効かない耐性ウイルスが、鳥インフルエンザに感染したベトナムの患者から見つかった。ウイルスの存在を確認した東大医科学研究所の河岡義裕教授らは、「新型インフルエンザの流行に備えるには、タミフルだけでなく、別の抗ウイルス薬ザミナビル(商品名リレンザ)も備蓄した方がよい」と提言している。20日付けの英科学雑誌「ネイチャー」に発表した。ウイルスは、アジアで広がりつつあるH5N1型と呼ばれるタイプである。今年の2月、14歳のベトナム人少女から見つかった。河岡教授らが、タミフルを服用して4日目の少女からウイルスを採取した結果、ウイルスの6割に、タミフルに対する強い耐性(通常の700倍)が確認された。少女は鳥インフルエンザを発症した兄の看病中に感染した可能性があると見られている。日本の備蓄戦略も追加が必要になる可能性もある。

インフルエンザの予防(日本医師会HPより)
 予防の基本は、流行前にワクチン接種を受けることで、これは欧米では一般的な方法です。わが国でも年々ワクチンを受ける方の割合が増えてきています。インフルエンザにかかった場合の重症化防止の方法として有効と報告されています。インフルエンザは、インフルエンザにかかった人の咳(せき)、くしゃみ、つばなどの飛沫と共に放出されたウイルスを、鼻腔や気管など気道に吸入することによって感染します(飛沫感染と呼ばれています)。インフルエンザが流行してきたら、特に高齢者や慢性疾患を持っている人や、疲れていたり、睡眠不足の人は、人混みや繁華街への外出を控えましょう。 空気が乾燥すると、インフルエンザにかかりやすくなります。のどの粘膜の防御機能が低下するためですので、外出時にはマスクを利用したり、室内では加湿器などを使って適度な湿度(5060%)を保ちましょう。十分に休養をとり、体力や免疫力を高め、常日ごろからバランスよく栄養をとることも大切です。帰宅時のうがい、手洗いも、一般的な感染症の予防としておすすめします。また、インフルエンザにかかって、咳(せき)などの症状のある方は特に、周りの方へうつさないために、マスクの着用が勧められます。 なお、症状が出る前から抗インフルエンザウイルス薬を飲むことによる、インフルエンザの症状を予防する効果については、まだ国内での調査研究が十分に行われておらず、現在のところ推奨されていません

核酸と感染症予防
 感染症には、感染しないのが一番なのは言うまでもない事ですが、近年のO−157の事例でもわかるように、汚染食品を食べた人でも、あるいは保菌者でも、まったく発病しない人もいるし、発病しても下痢で済んでしまう人や死に至る人まで様々です。従って、いかに自分自身の抵抗力を高めておくかが非常に大切なことになります。
感染症に対する抵抗力の差はおもに次のことから成り立っています。
・免疫力 病原が体内に侵入して来たときに、それを処理する物質である「抗体」を作り出す能力の強弱。
・腸壁力 食中毒を起こすO−157等の細菌は毒物で腸壁を破壊しますので、腸壁細胞の新陳代謝能力の強弱。
・腸内環境 腸内には約200兆個といわれる細菌がいます。善玉菌がバランス良く保たれているとき悪玉菌は繁殖しにくくなりますのでそのバランスの良否。
・消化力 胃酸などの、食物を分解する消化酵素は当然細菌も分解しますのでその消化力の差。

「核酸」は以上の@〜Cに共通して有用な栄養素とされています。
核酸には
@抗体生産力を高める。A腸壁細胞の新陳代謝を活発にする。B腸内有用細菌のエサになり、それを増す。C消化液中の抗菌成分を増す
などの働きがあり、まさに感染症対策に欠かせない栄養素といえます。

その他に必要栄養素としては次のようなものがあります。これらのものも出来るだけ一緒に摂りましょう。
@ビタミンCなどのビタミン
Aたんぱく質
Bヨーグルト、オリゴ糖、食物繊維
Cカテキン、プロポリス


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