泌尿器科がん 機能温存の治療増加

 前立腺がんは特に欧米で多いのですが、PSA(前立腺特異抗原)検診の普及で日本でも患者が増えています。
 進行が遅いため、早期なら治療せずに経過観察する例も多いです。

 最も確実な治療効果が期待できるのは、前立腺を取り除く全摘手術。
 患者の体の負担を減らそうと、傷の小さな腹腔鏡を利用する病院も多く、手術支援ロボットも、まだわずかですが導入されています。

 放射線治療は、照射技術の進歩で、全摘手術に近い効果が期待できます。
 近年増えてきた 「強度変調放射線治療」(IMRT)
は、がんの形に合わせて多方向から強弱をつけて照射できるため、正常な組織へのダメージを減らせます。
 放射線を外部から当てるこれら 「外照射治療」に対し、内部から照射するのが「小線源療法」

 放射線を発する小さな金属を前立腺に埋めたり刺したりします。合併症がやや少ないと言われています。

 膀胱がんは、がんが粘膜内にとどまっていれば、尿道から内視鏡を入れて電気メスで切除します。
 がんが進行すると全摘が必要になります。尿路の再建方法は複数あり、本人の希望も含めて検討されます。
 多くはありませんが、従来なら全摘のケースでも、抗がん剤と放射線を組み合わせて温存を図る施設もあります。

 腎臓がんの場合、腎臓は二つあるため、従来、がんがある腎臓を全摘するのが普通でした。
 しかし近年、「腎臓機能をできるだけ保った方が寿命が長い」といったデータが報告され、がんの大きさが4
cm以下なら部分切除が検討されます。
 部分切除の件数が全摘手術の件数を上回る施設もあります。

 泌尿器科がんの診療ガイドラインや認定医などは日本泌尿器学会 や Minds(医療情報サービス 医療家向/一般向)などで調べられます。

 病院によってどのような治療が行われているかは、読売新聞「病院の実力」などに掲載されています。

2012/01/08 読売新聞を参考にしました)

 

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