心臓リハビリ

 陛下が心臓手術を受けられたのをきっかけに「心臓リハビリ」が注目を集めている。天皇陛下が開始される心臓リハビリは、心臓手術を受けた患者に運動療法などをしてもらい、全身の臓器の機能回復や狭心症などの再発予防を図るものだ。

 一般的には、呼吸や心電図を確認しながら自転車型機器をこぐ「心肺運動負荷試験」を行い、その結果などから一定の心拍数を保ちながら同様の機器でトレーニングする。

 座って足を上げ下げする筋トレや、電動式ベルトの上を歩く訓練も加えることがある。回復の様子を見ながら、運動の時間を増やしていく。

 以前は、心臓手術後は「安静第一」と言われたが、早い時期から患者に合った運動療法を行うと社会復帰も早くなることが分かってきた。動脈硬化が改善したり、自律神経を安定させて不整脈が出るのを防ぐ効果もあるとされる。

 余談ながら、筆者の兄は20年ほど前にハワイで心臓バイパス手術(一度に3ケ所)を受けたが、手術の翌日に病院に行くと、ベッドにいない!もう廊下を歩かされていて3ケ日後には退院した。付添で行っていた筆者のほうが死ぬほどびっくりしたが、当時でもアメリカではその程度が常識だった。入院するときにも前もって渡された薬用石鹸で自宅で身体を洗って病院へ来るように言われるとか(つまり事前の入院は無い)、一緒に手術を受けるハワイの人たちはビーチサンダルに短パンで一人やってくるとか(こっちは半分死ぬ気で家族まで引き連れて手術を受けにきているのに)---それが当たり前なのでしょうがいろいろびっくりしました。保険会社が無駄な入院は許さないという事情もあったのだとは思います。

 背景はともかくやっと日本でも同じような光景を病院で見ることができるようになったわけです。

 米国の研究では心臓リハビリを行ったグループでは死亡が58%、再発が28%も減った。

 日本では1995年に「日本心臓リハビリテーション学会」が設立されてガイドラインも出されている。


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