★8月8日(火) (Update '00.8.12)
(全てメモと記憶により書いております。)
★前2日のレポと重複しているところもございます。


7日(月)の公演はパスして、もう最終日がやってきてしまいました。
今夜はブルーブロックの33列でございます。
ステージ1階、2階、3階、大階段中央の立ち位置が、どれもヤシの木に隠れず、
オレンジブロック前の特設ステージも障害物なく見えて
なかなかの好位置ではありました。

昨日鑑賞できなかった反動、と言うか見納めだと思うと何もかも
見てやろう、感じてやろうの状態であります。
今夜はグリーンブロックの端あたりにクレーンカメラも見られました。
(他の公演の時にもあったのかもしれませんが、意識はしませんでした。)
知り合いに会いにやや下の列へ行ってみたら、パパイヤ鈴木氏が着席するところ。
相変わらずのいつもの爆発アタマのスタイルでございました。

妙なのがピンクブロック。海側の数席がゴッソリと誰も座っていません。
地震の後に出来た断層みたいに、ポッカリ空席が広がっています。

18時53分、客入れミュージックからイントロへ移り、メンバーが登場すると
要領をわきまえた客が多いのでしょう、ワ〜っと拍手と声援が飛び交い
いよいよ最終公演の幕開けです。
周囲の客の盛り上がり度は自分と同じレベルで、今日はノれると思いきや、
(1)灼けたアイドル が始まってビックリ。ユーミンの声は相当枯れた感じ。
やはりFRツアーの影響が残っているのでしょうか、続く何曲かでも
声がかすれるシーンがありました。余計に応援したくなってきます。
歌い終えて「3年ぶりの逗子です。あっというまに最終日。
ずっとこのまま時間が止まってくれればと思います。
そんな気持ちを込めて今日はおおくりします。」
何でも見てやろう精神で気が付きました。
(4)夕涼み での衣装早変わりの時ですが、ユーミンはすごいスピードで
3階ステージより急に階下へ消えて行きました。
再登場の時も、ビューン!と飛び出してきました。怖くないのでしょうか??
また、ステージ上にも回転する花びらのような照明が当たっていて、
ステージ下にも照明があるんですね。

この日も注目の新曲のコーナー。
ウ〜ん、ユーミンの前に市川さんが座って、ちょ〜っと良く見えないのが残念。
「こっちへ来てしまいました。とってもひたむきなラブソングです。
自分が言うのもナンだけれど。」と(7)PARTNERSHIP へ。
初日はピアノに向かって相当右に見えた三日月も、この時はほぼ半月となって
グリーブロック越しの太平洋上にあり、月光が海を照らし、
とてもロマンティックな空間となっていました。

続く(8)So long long ago
イントロのピアノサウンドが何となくニルソンの"Without You"っぽく聞こえました。
いつもそうなのですが、この時の静寂感は本当に素晴らしく、
次の(9)航海日誌 へと移る流れは闇の効果とあいまって、この日は
モニター映像も曲の頭から映し出されて、実に気持ち良い演出。
シンクロの方々が持った豆電球の動きが何とか見えて、
もらい泣きしそうなくらいでございました。

(10)Sweet Dreams で水上円形ステージがせり上がる時の歓声も今夜は
一段と大きく、盛り上がり感が増していきます。
前回までは意外と盛り上がらない曲かも?と思っていた(11)天国のドア
スタンドの床が揺れる程で、風でスモークが客席へ向かってきたりして
いい感じでございました。
(12)WANDERERS の後のMC、逗子も大変という時の前回のグリーンブロックネタでも
客席からのかけ声に「え?(波が)かかった?懲りずに来てくれてありがとう」と
快調な感じです。こういう客席とのコミュニケーションって逗子は少ないんですよね?
前列の家族連れもだんだん立っての声援に慣れてきて、どんどん曲が終わって行きます。
20時20分、本編終了。

今夜は私の後ろ側から「アンコール!アンコール!」という呼び声が聞こえてきて
気分を盛り上げます。
20時23分、アンコール開始。
(17)人魚になりたい もこれでしばらく見られないなァと思うと、ちょっとジンとくる。
(18)COBALT HOUR でも、シンクロチームが円形ステージのユーミンに向かって整列して
ジックリとパフォーマンスを見せる部分があり、この時のユーミンは水着の女王の
往年のエスターウィリアムズみたい。
あっという間にアンコール終了は20時34分。2分後にダブルコール。
メンバーを紹介してから(19)14番目の月
歌いながら大階段を登るユーミン、その元気さは驚くばかり。
「今年も終わってしまいました。」と始まるMC、あとは前の日と同様に続きます。
(20)Carry on も声が出にくそうでしたね。大画面に映し出される表情を見ていると
こちらの胸も熱くなってきます。
20時53分、ダブルアンコール終了。

会場の外へ出る客が結構目立ちます。場内のヤシの木にも照明が当たり、
何やら幻想的な雰囲気が漂う中、20時55分、ユーミン再登場。
もうすぐ21時。早く歌わないと・・・
「本当にありがとうございました」との涙声もかすれ気味。
流れ出す「海を見ていた午後」。FRツアーでもかなり聴きましたが、
武部さんのキーボードでこの曲というのも珍しく、
客席も静まりかえっていて、手拍子なんぞ起きず、ことの成り行きを見守っています。
この時もユーミンの声は調子良くなかったです。
スポットライトが3、4本、スモークが漂い、プールの水の反射がステージ脇に
揺らめく中、ついに歌い終えました。
「どうも。また会いましょう。」と最後は元気に明るく締めてオシマイ。
幕切れはいつもあっけない。

本当に次はまたあるのだろうか、という思いがふとよぎります。
そんな話題がその後の新聞紙面を賑わすことになるのでした。



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