伊勢正三 WITH 山本潤子 アコースティックライブ2001〜アートスフィア
 '01.1.12(Fri)
  (Update '01.2.12)


画像=9K  (画像は当ライブのチラシより)

  今までたびたびジョイントでライブを続けているお二人。
  アートスフィアも久しぶりに行ってみたいと思い、出かけることに。
  潤子さんはこの夜が今年の仕事初めのようでした。
  客層は普段はライブに来ないようなオジさまオバさまが多かったです。
  かつてのフォークブームに青春まっ盛りな世代かと思います。

  ひとりづつで第1部、第2部、そしてジョイントで第3部という構成なのかと
 思っていましたが、ほとんどお二人出ずっぱりで、本当に「WITH」でした。
  潤子さんが左のイスに座って、伊勢さんは右に立ったままでという
 スタイル。伊勢さんの曲って、「FOR LIFE」のベスト盤に入っている
 2曲しかちゃんと聴いたことがありません。まあさすがに「22歳の別れ」は
 知ってますが。

 やはりどうしてもあの頃の暗めのフォーク調の曲には、素直になれないのですが、
素朴な語りはファンには受けていたし、仲が良い二人の雰囲気は、暖かな感じを
かもし出していて、息もピッタリの感じは良かったですね。

 一方の潤子さん、今まで何度かライブは聴いたことがありまして、自分の中では
「おなじみ」という感じ。nanan(ナナン)というユニットでも活躍しています。
潤子さんのレパートリーもなかなか多くて、やはりユーミンソングを期待してしまいます。
今夜は「海を見ていた午後」「スカイレストラン」「卒業写真」を歌われました。
伊勢さんのギターも加わり、ボサノバタッチの「海午後」「スカイ〜」は聴きモノでした。
もっとたくさん聴きたかったです。「卒業写真」はアンコールの時で、さすがに知名度の
高い曲で、満場の拍手を受けておりました。そしてオーラスの曲は「22歳の別れ」。
「風」時代の最大のヒット曲ですから、この曲で終わりというのも良いのでしょうが、
ちょっと暗すぎですよね。

 小ぶりの瀟洒な会場のムードにもピッタリ合った、なかなか渋い味わいのある
ホノボノとしたライブでございました。
 ずっと応援しているファンがいるのって、ミュージシャン冥利に尽きますよね。。