MISIA '01.1.21(Sun) 横浜アリーナ (Update '01.2.12)

◎全て記憶で書いております。

 前日に降った雪もほとんど消えて、シャングリラ以来久しぶりの横浜アリーナ。
 今夜は自分にとっては初めてのMISIAのライブ。
 ディーバブームというのがどれだけあるのかないのか分かりませんが、
名前だけ知っているという位置付けのアーティストでしたが、私の回りでは
かなり評価が高いので、出かけてみた次第。
 事前にもらったCDで、ライブでやりそうな曲は予習しておきました。

 ディスコ調にガンガンとダンサブルな曲が流れている場内。ファン層のメインは20代か。
 ミニ飛行船というか気球のような物がゆっくり移動し、客席ではウェーブも起こり、
開演前に既に相当ヒートアップしています。そう、なかなか始まらないんですよね〜。

 そして場内が暗くなりスクリーンが現われ、「私は白い猫が好き、黒い猫が好き」と
いくつかの白い物、黒い物をMISIAが語ります。そういう曲があるそうです。
 ダ〜ンッと大音響がして、ステージ後方のかなり高い位置に、ダンサーと共に登場。
お椀を逆さまにして身につけたような、丸いでかいスカートをまとって現われました。
ダンサーも何やら宇宙っぽいコスチュームだったような気がします。既に忘却。。
客席はそれだけでも〜う、かなり盛り上がり状態。

 ホント、何も知らないワタクシメ。22歳でオリジナルアルバムもまだ2枚だそうで。
もっと洋風なヒトかと思っていましたが、意外や和風なヒトなのでした。
何しろ小さい身体にあふれるエネルギー、歌はうまいとは思いました。
7人のダンサーをしたがえ、ダンサブルな曲の熱唱は、ジャネットジャクソンっぽかったです。
延々と声を出し続けるところでは、ワ〜っと拍手が巻き起こります。
いちおう「お決まりの曲」というのがあるらしく、「MELODY」という曲では、
「笑ってェ〜、笑ってェ〜」という部分ではBLIZZARDばりに両手を挙げて左右に揺らす、
それが1万人のアリーナ全体ですからそれはそれは壮観でした。

 彼女が師と仰ぐ(?)のはドリカムなんですね。何か世代の差を感じます。
 演出的には特にはコンセプトはなかったようで、最初のコケオドシ的登場も終わってみれば
何だったのか。。途中で、ステージ両サイドと中央奥に藤城何とかサンの影絵がポッと灯る
「静」のビジュアルはなかなか良かったです。

 4月発売予定の今度のアルバムはセルフプロデュースの曲も入るらしく、このライブの
CD、DVDも5月に出るそうです。やたらとカバー曲集など、アルバムをやつぎばやに出す
最近のアーティストが多い中、彼女はどのように露出していくのでしょうか。
 そのドリカムも、私はデビュー当時はその抜けるような明るさが好きでしたが、
いつの間にか関心がなくなってしまいました。
彼女の路線(曲調のバリエーション)にも同様のテイストを感じます。
 今夜聴いた中でも、その歌唱力を活かした、MISIAだからこそという曲が、私には
それほど多くはなかった気がしました。総体的には良かったライブでしたけど。
 若いのに、実力も才能もあるシンガーだと思います。息の長い活動をして欲しいです。