SURF & SNOW in Naeba Vol.21 2001(BLIZZARDIUM '01.2.16)
(Update '01.2.24)
(メモと記憶と、少しだけネットライブを参考に、★は聞いたことを元に書いてます。)
★整理番号4ケタにもめげず
ついにやってまいりました苗場2001。今回の整理番号は初めての4ケタ。最初に並んだのは
5〜6号館の間のスキーロッカーのあたりでございます。会場へ入るまでスゴく時間がかかりました。
入り口階段横のポスター、今年はかなり小さめ。入場するとドーンとワイドなステージが目の前に
広がっています。アーチ風の柱がイスラム式のモスク、アルハンブラ宮殿とかを思い起こさせます。
柱の後ろにバンド、コーラスが陣取り、その背面には星座のマークをあしらった幕が時々現われる仕掛けです。
(★その星座のマークは全部で11。
一つ足りない星座はユーミンの山羊座のだそうです。
みんな良く見てますね。)
★1曲目は意外にも
席に着いてもうまもなく、会場入り口のドアが閉められ、もう始まっちゃうの?という感じ。
既にムンムンの熱気が充満しています。21時40分、開演前の音楽がフェードアウトしつつ雑踏の
ノイズがだんだん大きくなり、いよいよライブがスタート。何と(1)「輪舞曲(ロンド)」で始まり。
スカーフほっかむりの奇抜な衣装で、思わず「これはカスバの女???」。ジプシーなのかな〜。席はかなり左のほうで
ステージ左ブロックの奥:村石さん、武部さん、前:田中さん、中川さんが良く見えません。
右ブロックの奥、左の有香さんはまあまあ、その隣のティナさんは柱のかげになり全く見えず。
今井クンと右端の小野かほりさんは何とか見えるという状況でした。それにしても遠いです。
ズシンと身体中に響き渡るリズムに酔うまもなく、ステージ中央奥に2体の銅像が現われ(2)「砂の惑星」へ。
何と曲の途中から動き出して、ここで早くもロシアンダンサーの登場でございました。
身体中がシルバーに輝いて見えて、この曲のあやしい雰囲気にピッタリ。曲の終わりと共に後方へ下がる
ユーミン、いつのまにか光りモノが付いた白いロングドレス(★紙でできているそうです。ヘ〜)
に変身、最初のMCへ。
「21世紀、21回目の苗場へようこそ。今回は来なかった人に嘘をつけないような、いっぷう変わった選曲を
しています。ロシアから2人、遊びにきてくださいました。本邦初公開の古い曲、新しい曲を織り交ぜて
お送りします。」と期待を抱かせるに十分。まあ、既に曲順はネタバレしてましたけど。
★シットリめの曲に移ります
(3)「りんごのにおいと風の国」。ハロウィ〜ン、という出だしがセットのイメージにハマってますね。
この曲の時だったかは忘れましたが(恥)、ローソクがまたたく明かりが吊るされていて、ムード万点。
ユーミンはステージ両サイドまでゆっくり進み、柱にもたれたりしてシットリ歌い上げました。
ステージ後方からスポットライトがユーミンを包みながら始まる(4)「雪だより」。
1年ぶりに聞くわけですが、ストリングスが美しい(編曲:瀬尾一三)藤真利子
バージョンが何故か頭の中を流れるワタクシメ。
市川さんがギターを交換して、始まった次の曲。なかなか快調なテンポながら音域が微妙な幅で
一度では覚えられないようなこの曲こそ、(5)「Summer Junction」。サビのところでア〜あの曲だね、と分かります。
ステージ上を移動して、盛り上げるユーミン。リズムが弾けてノれる曲ではありました。ついに、初めて通しで全曲聴けただけで感激。
★MCそして夏の2曲
新曲について「ちょっとだけ聴いたことがあったでしょ?」と2回目のMC。
「Surf & Snowでは夏の曲と冬の曲と両極端の曲を選んでしまう傾向がありますが、次の曲は夏の曲です。」
と(6)「残暑」へ。場内の暑さは夏なみだから違和感全然ないですよね。始めは赤っぽいライトがユーミンに注ぎ、
色が次々に変わっていくようでした。(7)「ホタルと流れ星」、ステージをゆっくり移動しながらのこの曲のテンポが好きです。
水玉状の照明が会場をプラネタリウムのように包むなか、「シューティングスター〜」と終るところで、
腕を広げるユーミン。
★リクエストはニアミスだった?!
ステージが明るくなって、いよいよ(8)苗場名物・リクエストコーナーへ。
最初は私の席のあたり、ステージに向かって左側からスタート。シマ柄のヒトの後ろの女性、と
選ばれた方の「REINCARNATION」は見事にボツ。シマ柄というのがどうやら私の隣の同行者で、
もう本のわずかなところまで、ユーミンの視線を浴びてたのねンと喜ばしくも哀しい結末。
結局、横浜から来られたカップルの(RQ-1)「NIGHT WALKER」に決まり。今回のユーミン、いつも以上に
ここでのライブを楽しんでいるようで、そんな雰囲気が伝わってくるトークが続きます。
この場面でもカップルの恋の行方について「コンサートが終っても帰れないし、ここでダメならあきらめましょう」と宣言(笑)。
続いて長野出身で東京からという女性の(RQ-2)「花紀行」。38歳ということに会場がどよめくと
「結構キレイですよ〜、近くでは歳相応だよ。」と張り合うユーミン(?)(笑)。
インターネット生中継のご案内と、「スキー・スノボ選手権優勝者」の紹介をはさんで次のリクエストへ。
(RQ-3)「私のフランソワーズ」を希望したのはお店のオーナーと従業員。二人でステージへというのが
トレンディなのでしょうかね〜。「2番を歌おうとしたけど歌詞が…」とのこと。全部聴きたかったのにィ。。
ご本人いわく「しみじめのリクエストコーナー」でした。
★早くも中盤へ
ミラーボールにブルーのライトがあたり、始まる(9)「TUXEDO RAIN」。演出がスユアツアーを思い出させて、
思わず続いて「結婚式をブッ飛ばせ」になるのではと錯覚。曲の終わりと共にステージ後方に消えていき、
変身して再登場。今度はどんな柄と言って良いか分からないサイケ調(?)の赤っぽいジャケット、
何かキラキラ細かなモノがついた黒いインナーにパンツ。曲は久々の(10)「Glory Birdland」。
これまたステージ狭しと左右ブロックにも大サービス。出かけよう、と拳(こぶし)をふるポーズも決まり。
おなじみのイントロが始まって、(11)「恋の一時間は孤独の千年」じゃ。どうしてもズラッと並ぶダンサーが
欲しくなるところですが、今夜は残念ながらロシア組で予算オーバー(汗)、アカチさんとかおりませぬ。
でもノれる曲ですワ、好きです。オ〜レッっという間奏部分では、変調BLIZZARDふうに腕を振り振りのお客さん。
最後の「孤独の千年♪」というところで、キーを高くして歌うユーミン。スユアの時は左手をスッと上げてましたっけ。(今夜はそれは無し)
このあたり定番系とでも言えそうな流れで、続いてコーラスやバンドも一線に並んで(12)「真夏の夜の夢」。
コーラスの方々の姿をやっとちゃんと見ることができました。今井クン、髪の毛伸びたみたい。
中川さんがステージ前方に進み、華麗なるギタープレイもご披露でございます。この曲を聴くと、
シャングリラのスイマー登場シーンとシンクロしてしまうのですね。最初に観た時、衝撃的でしたっけ。。
★ニューアルバムのお話しです
ここでまたMC。
「今年はテレビがらみで色々と曲を書きました。Millennium、Partnership、TWINS、幸せになるために。
今現在、4月のドラマのテーマを作っている最中です。アルバム制作も進んでいて6月になりそうです。
苗場の後、ロスへ行って歌入れ以外をします。14曲入り、楽しみにしていて下さい。」ウォ〜っと歓声、盛り上がる客席。
(13)「幸せになるために」へと入り、これも初めて生で聴かせていただきました。まさに熱唱で、コーラスのハモり具合もいい感じでした。
ジャ〜ンと誰でも分かる(?)イントロで始まる次の(14)「満月のフォーチュン」、再びロシアンダンサーの登場です。
青いスケスケの衣装でもう悩殺ムードあふれる、ベリーダンススタイル。とにかくスタイル抜群ですよね。
振り付けが変わっていて、間奏部ではステージ上を左右へスライディング。こちらはコーラス隊に合わせて、
無意識に腕が動いてしまいます(汗)。終了時、ダンサーのご紹介。デニーソワさんでしたかな。
★どうしてここで泣けるのか。
本編のラストが迫ってきました。(15)「September Blue Moon」。これあまり聴いたことがないと思う。
「君は〜」っと腕を前に出す振りも良く、軽快なテンポに身体も揺れてまいります。さすがにヒートアップする会場内、
ユーミン、ジャケットを脱いでここでメンバー紹介。ちゃんと村石有香、と紹介されていましたね。
「ララララ〜」というところで、またまた変調BLIZZARD版、両手上げ振り振りの客席。次は本番だから予行演習兼ねてたりして。
ミラーボールにスポットがあたり、アッという間に(16)「BLIZZARD」になってしまいました。
何故でしょう、このお決まりの曲に涙が出てくるワタクシメ。オカシイですね。。
23時25分頃、本編終了。
★ドンドン行きます、アンコール
結構スグにご一行、アンコールに登場。ユーミンは斜めシマ柄のインナーにホットパンツ姿。
(17)「DOWNTOWN BOY」。膝の屈伸を使った振りもご愛嬌、かなり好きな曲にニンマリ。サビでは
頭上に腕を上げての手拍子も決まったところで、(18)「恋人はサンタクロース」。
特に好きな曲でもないけれど、ここで歌えばあまりにも有名な曲だから、盛り上がらないわけがありません。
いったん、一同控えへ戻ります。ステージ左ブロックは、その花道のほうだからまだ良かったです。
これまたほどなく皆様がた登場。
「どうもありがとうございました。苗場のステージは勇気がわいてきます。いつもあわただしく
苗場とツアーをやっていましたが、今回はライブとしてゆっくり苗場を楽しんでいる感じです。
今日はカルトな曲も多かったですが、楽しんでいただけましたか?
拍手に甘えてほとんどステージではやったことない曲を、、」と(19)「水平線にグレナディン」。
ここでこの曲、とも思いましたが、シ〜ンと静まる場内に切々とした曲が流れます。
二度と聴けないのでは、と思いました。青いスポットライトにユーミンが浮かび上がります。
後半のアレンジ、かなりいいですね。グッ〜とサウンドに厚みが増していきました。
いくらナンでもこの曲で終わりとは思えません。帰る客は誰もおりません。
そしてトリプルです。今度はロシアンダンサーも登場で(20)「DESTINY」。最近、この曲を最後の押しに使う
ケースが多いような気がしますが、けっこうではありませんか。盛り上がり必至。
Tシャツ姿のダンサーは、もう本当に「色素ない(汗)」お美しい方々でございます。ため息が出そうなほどに。
お決まりの振りも今日はやけに元気がいいような感じがしてきました。
あれよあれよという間に、この曲も終わり。全員手を振りながら退場。
ここで帰りだす客がいて、こっちが焦ってきましたが、前日同様ありました(21)「卒業写真」。
一緒に歌うひんしゅく者もおらず、締めの曲は落ち着いた雰囲気の中で消えてゆきました。
終了は23時57分頃。アッという間に終ってしまったね。
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