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★松たか子 concert tour Vol.1 "a piece of life"
'01.11.19(Mon) オーチャードホール
たか子さん、本人がどんなに気さくに振る舞っても、たとえタバコなんぞ吸っても
こちらではお家柄を意識せざるを得ず、妙に自分のオヤジ心を刺激される
お嬢様だと思います。
今回初のライブツアー決行ということで、FCに入ってまでチケット確保(汗)。
一番関心あったのが客層なのですが、20代後半のオトコのファンが多かった
ように思います。あと若いカップル。注意して見ると40代もチラホラ。
10分ほど遅れ、ライブスタート。黒いドレスに腰から赤いレースの帯を
下げてステージ下手のバンドの裏からせり上がってまいります。
8曲歌って、バンドのみにより演奏1曲の間に衣装替え、8曲歌って本編終了。
演劇の時と同様、声はものすごく良く出ていて、発声の基本は十分でしょうか。
ファンの声援はスゴいですね。
手拍子が似合わない曲にも、一人でやっているヒトがいるのには閉口しましたが。
終盤は総立ち状態で、渋々ワタクシメも立ちました。
今の若いヒトのノリってこうなんでしょうか、何にでも手拍子って感じ。
最後は「たか子〜!」「松ちゃ〜ん!」と何となく、オジサンにはついて行けない感じも。
でもこれって学生の頃に少し追いかけていた(?)キャンディーズのライブを
思い出させ、こういう気分に懐かしさが漂ったのは我ながら面白かったです。
MCでは「歌いはじめて5年くらいになり、アルバムも何枚か出して満足して曲をお聴かせできる時期になりました」
というような初ツアーへの抱負を語っていました。
ジーンズにTシャツという軽装になってのアンコール2曲に、ダブルコール2曲。
全体的にちょっと発声が力み過ぎに思え、曲調も曲感もバラエティに富んでいるとは言えない
感じですし、一人称の「私はこう思う」的な曲が多いのですが、
それでも正に等身大の今どきの素直な気持ちが詰まっていて受けるのでしょう。
「歌い上げ」系の曲の数々の中に、力を抜いたボサノバ、サンバ風の軽い曲が
CDに入っていて、私はそんな感じのシンプルな曲の方が好きです。
ダブルコールはピアノの弾き語りで、しっとり、静かめでなかなか聴かせました。
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