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パット・メセニー・グループ "SPEAKING OF NOW TOUR"
〜NHKホール〜 '02.9.19 (Update '02.9.21)
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4年ぶりの来日公演。
チケットは即日完売。
VTR収録を目的とした公演が追加公演と
なるほどの超人気グループ。
この公演もWOWOWのカメラがズラリと。
確認できたものだけでもステージ前方に
パット氏狙いの固定2台、ステージ上に
手持ち2台、ステージ左にクレーン付き1台、
1階席後方に3台。
そのうち放映されることでしょう。
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あまり聴き込んでいないアーティストのライブに行くことは、リスキーでもあり
好奇心をかきたてるものもありで、行ってみなけりゃ分からないことばかり。
開演前アナウンスが流れただけで拍手が起こり、パット氏登場でもう場内は
熱狂的な雰囲気で、ちょっと引き気味になるやら肩身が狭く思えるやら。
でも、やはり、スゴい演奏だと思います。
ジャズに入るのかフュージョンに入るのか、一曲一曲が
情景的であり、グルーブ感あふれるものであり、緊張感の中にヒーリング要素も漂い、
長めの曲は一つの組曲と思えるほど表情豊かに耳に入ってきました。
おなじみの曲はイントロだけで、客の熱気が伝わるどよめきが起こります。
ついてゆけないもどかしさもあったりするのですが。
MCもメンバー紹介も本編のかなり終盤までありません。
時に心地よくBGM的にも聞こえるナンバーの連続に、
この味わいは"J-Wave"開局(1988年10月1日)当時、プログラムの間を
ノンジャンル、ノンカテゴリーの曲が流れ続けていた、あの雰囲気を思い出します。
何かジョン・カビラ氏の声が聞こえてきそうです(汗)。
本公演を同局が主催しているのも納得というものですね。
予習として今年2月発売の最新アルバム「SPEAKING NOW」を聴いておいて正解でした。
ヴォーカルが本当に一つの楽器として加わったナンバーはじめ、ギターの指さばきなど華麗と言えるほどで、
やはり目の前で実演されると圧倒されます。各ミュージシャンのソロプレイとか、ライブならでは。
終盤、ある曲で使われたツインネックのギターは初めて見たモノでした。
片方のネックはとても短く12弦。
筐体のお腹の部分(正式には何というのでしょうか)にも何本かの弦が張られ、
琵琶のごとくポロロンとアクセントの強い音を加えて、
一人で3つの楽器を演奏しているような気にさせていただきました。
とにもかくにもグラミー賞受賞歴14回という、パット氏はスゴいんだと思います。
説得力がないのですけれども。
そういえばかつてのユーミンのオールナイトニッポンのCM中に、
よくこのグループの曲が使われていたかと思います。
CMがない(足りない)時間を埋めるためにキーステーションから送り出されている曲として、
時々ちょっとだけ聴けたような気がします。
音楽業界人っぽい方もけっこう来られていたような。
3時間弱のライブはダブルコールもあろうかという大拍手と共に終了。
アルバムを聴き直して、益々素晴らしさを実感。
WOWOWでの放映が楽しみです。
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