用語 | よみ | 解説 |
宮主 | きゅうしゅ | 宮主とは十二宮位の主星のこと。
子丑は土星、寅亥は木星、卯戌は火星、辰酉は金星、巳申は水星、午未は太陽と太陰である。 |
度主 | ど | 度主とは二十八宿(星宿)の主星である。
列挙すると、角斗奎井の4宿の度主は木星、[テイ]女胃柳の4宿の度主は土星、房虚昴星の4宿の度主は太陽、心危畢張の4宿の度主は太陰、尾室觜翼の4宿の度主は火星、箕壁参軫の4宿の度主は水星、亢牛婁鬼の4宿の度主は金星である。 |
星 | せい | 星とは十一曜、十干化曜星、文星、魁星、科名星、科甲星、官星、印星等の星のことである。 |
殺 | さつ | 通常ちがう字を使うが文字コードがないので殺を使用。殺とは、神殺のことである。例えば、禄勲、歳駕、天乙、玉堂、斗杓、卦気、唐符、国印、陽刃、剣鋒、天雄、地雌、飛廉、劫殺、七神、四耗、四符等。 |
強 | きょう | 強とは強宮のことである。強宮は、命宮、財帛、田宅、夫妻、男女、福徳、官禄宮の7つ。強宮は旺である。 |
弱 | じゃく | 弱とは弱宮のことである。弱宮は、兄弟、奴僕、疾厄、相貌、遷移宮の5つ。弱宮は衰である。 |
体 | たい | 体は静である。自分自身であり、先天的なものと考えていいと思う。例えば、身宮、命宮、その他の十二宮、固定的な神殺など。 |
用 | よう | 用は動である。自分自身に作用を与えるものであり、行運の作用である。大限、小限、流年神殺など。 |
生 | せい | 生とは五行相生である |
剋 | こく | 剋とは五行相剋である。 |
制 | せい | 制とは剋する者を剋する場合をいう。火剋金がある場合、剋している火を剋する水を制という。 |
化 | か | 剋する者を洩らし、剋されている者を生じるのをいう。火剋金の場合は、火を洩らし金を生じる土が化となる。 |
対 | たい | 対とは冲であり衝である。 |
合 | ごう | 合とは三合、すなわち申子辰、寅午戌、巳酉丑、亥卯未のことである。吉と合すれば吉、凶と合すれば凶。 |
向 | こう | 向とは説明が難しいが、関係が深いとか対向するものというべきか。例えば、太陽と太陰、官禄と福徳、田宅と財帛、文星と魁星、経と緯などといった関係。 |
背 | はい | 背とは、向の逆で背きあうことである。対も一種の背といえるかもしれない。 |
前 | ぜん | 前とは、星などが先にあることである。丑宮は子宮の前であり、亥宮は子宮の後である。宮だけでなく星宿でもいう。 |
後 | ご | 後とは、星などが後ろにあることである。 |
迎 | げい | 迎とは、星が命宮や大限、小限宮あるいは星宿の前にあることである。 |
送 | そう | 送とは、星が命宮や大限、小限宮あるいは星宿の後にあることである。 |
明 | めい | 光明である。昼生まれの日、木、土、水、気、計、孛。夜生まれの月、火、金、羅を明に向うという。身、命、田、財、福、官、経緯、禄午、三元禄等の星を奇とする。 |
晦 | かい | 晦とは、暗くはっきりしないことである。明の逆と考えればよい。曜に背くという。 |
升 | しょう | 升とは、その体を得ることをいう。太陽が東にあるのがよく、また南にあれば生である。月は西にあるのがよく、北にあるのは生である。 |
沈 | ちん | 沈とは、その用を失うことをいう。太陽が西にあって夜生まれだったりする場合。月が東にあって昼生まれの場合。また官、福、田、財、妻、嗣、身、命などの用は格を失うという。 |
順 | じゅん | 順とは星が順行すること、相生していることをいう。 |
逆 | ぎゃく | 逆とは星が逆行すること、戦剋していることをいう。 |
衰 | すい | 衰とは無力である。春の土星、夏金、秋木、冬火、四季(土用)水である。また十二運では衰病死絶胎養宮を衰に分類する。 |
旺 | おう | 旺とは気を得ることである。春の木星、夏火、秋金、冬土、四季土である。また長生、冠帯、建禄、帝旺、を旺とする。 |
掩 | えん | 掩とは羅[ゴウ]、計都が他の星をさえぎること。 |
蝕 | しょく | 蝕とは日月と羅[ゴウ]、計都が(ほぼ)同じ位置にあること。羅[ゴウ]、計都は黄道と白道の交点なので天文学的にも日食となる。 |
衝 | しょう | 衝とは対宮の位置にある剋である。例えば火星が子宮にいて、水星が午宮にいるような場合である。 |
制 | せい | 制とは用星が制を受けることをいう。例えば木星が用星の場合は金の制を受ける。用星とは、身、命、官、福、田、財、妻、嗣等の強い宮の主星である。例えば子宮の主星は土星である。吉神が制を受ければ凶、凶神が制を受ければ吉。 |
朝 | ちょう | 朝とは向かうことをいう。諸星がその方角に集まり、その方角に命宮があれば、これを朝という。 |
拱 | きょう | 拱とは三合である。吉星が三合ならば吉、凶星が三合なら凶である。 |
夾 | きょう | 夾とは両隣である。 |
輔 | ほ | 輔とは輔弼することである。 |
分 | ぶん | 分とは羅[ゴウ]計都が諸星を切ることである。 |
会 | かい | 会とは諸星が一宮一度に集まることである。 |
引 | いん | 引とは前にあることである。度数は遠い方がよい。地を得るものはよい。吉星に引従するのはよく、凶星に引従するのは悪い。 |
従 | じゅう | 従とは後にあることである。度数は近い方がよい。後ろが前を生ずるのがよい。例えば、木火引従なら、火星が前で木星が後ろの方がよい。 |
截 | せつ | 截とは羅[ゴウ]計都が遮りとめることである。あるは、諸星を東南で遮って昼生まれであること、あるは星の集まりを西北で遮って夜生まれであること。あるいは羅計が文星を東に武星を西に分截出することである。 |
漏 | ろう | 漏とは吉星を截出することである。または昼生まれで日、木、土、水、紫気、計都が陽宮陽度であるとき、夜生まれで月、火、羅[ゴウ]、金が陰宮陰度にあることである。 |
守 | しゅ | 守とは身宮、命宮に星があることをいう。その星によって貴賎吉凶を判断する。 |
岐 | き | 岐とは分け隔てることである。例えば尾2度が卯にあり尾3度は寅になるが(書かれた当時の話)これを隔宮同度岐界という。(宮は十二宮位、度は二十八宿のこと)また子宮には虚宿と危宿の境があるが、これも岐界という。 |