’98/2月


「フィフスエレメント」

監督 リュック・ベンソン
主演 ブルース・ウィリス ゲーリー・オールドマン


5000年おきに地球を襲う宇宙の星から人類を救うフィフス・エレメントと 4つの石。それを狙う会社(ゲーリー・オールドマン)から第5の人間ルーリー を守るコーベン・ダラスとそれを伝承する神父は人類を守れるかというお話。

未来の世界を綺麗にCGにしているものの、なんか軽い。CGがいかにもCG。 あれはあれでいいのかなぁ?ゲームの3D程度のCG。 未来の世界観がちょっと貧弱な気もする。 内容も軽い。テーマは「愛」かなぁ。ちょっと苦手かも。 ブルース・ウィリスものはやっぱ苦手でした。

「ショーガール」



一発あてたいと願う人々が集まるラスベガスにノエミは自分を試しにやってくる。 彼女はショーガールを夢見てストリップで働くが、ちょっとした きっかけを掴みショーガールとしてデビューする。 華やかな世界に渦巻く嫉妬や、闘争、裏の世界を描いています。 相手にけがを追わせてまではい上ろうとする人や、身体の関係までもって オーディションを受かろうとする人などの姿が怖い。

うーん、なんだろう。この映画はエロチックサスペンス?かな? 裸はふんだんです。みんなきれいだし。裸みたいならOKだけど、 別に話としては想像できる範疇のことだし、女の醜さみたいなものが 主題になってるようで、ちょっとやだかも。 でも昔みた「フットルース」とか「フラッシュダンス」だとかの ダンスもののエロい版ともいえるかな。

「転校生」

監督 大林宣彦
出演 小林聡美


転校生のカズミは幼なじみのカズオと同じクラスになる。転校してきたその日、カズミとカズオは ひょんなことから、身体と本人が入れ替わってしまう。男女の身体がいれかわるという 奇想天外なSFっぽいけど、なかみは思春期の男女のきめこまやかな青春グラフティです。 スペシャルエディで20分長いのですが、これはメイキングがはいっているからで、 本編はいっしょじゃないかな。

昔見て懐かしく今回見ました。尾道の風景は瀬戸内の漁業の町独特の雰囲気で、わたしの田舎とか 思い出しちゃいました。夕暮れ時の風情や真夏の海の美しいけど庶民的な感じに、胸を 締め付けられます。ああ、あのなんでも思い悩んでいた思春期にはもう戻れないのねと なんだか寂しくなりました。両親と住んでいた故郷やその時代を鮮やかに思い出させます。 コミカルなんだけど切ない。
思春期の男女ってお互いに興味あるけど反発しあってる時代でしょ。お互いの身体に付いて 興味を持ち始めたり、全然知らなかったり。授業で習いはじめてなんか気恥ずかしかったり。 それが入れ替わるって、おおおお!!っと昔見たときは思ったものでした。


一時停止・巻き戻しぽいんと

小林聡美さん
小林聡美さんは全然変わらないです。「やっぱり猫が好き」も借りてきたけど 全然かわってないです。メイキングなんて今のまま。

「キッズリターン」

監督 北野武


高校生のころから仲良くつるんでいた主人公の二人は、大人になり 一人はボクサーに一人はヤクザになった。駆け引きを覚え ながら二人は大人になっていく。たくましく生きていく若者の 青春グラフティってかんじかな。

キタノ監督作品の中で一番好きかもです。バイオレンスなシーンも 少ないし、悲しいなかにも生きる力を感じる作品で、 最後には泣きそうになります。 どんなにコテンパンにされても、それでも生き抜いていく若者達の 強さと静かなパワーを感じます。


一時停止・巻き戻しぽいんと

最後の自転車のシーン
松本大洋さんの作品を読んで泣くときの気持ちに似てるものを感じました。 名作です。

「バロン」

監督 テリー・ギリアム
出演 ロビン・ウィリアムス ユマ・サーマン


バロンの冒険活劇を上演していた芝居の最中にあらわれたのは本物の バロンだった。バロンは攻め入るトルコ軍から町をすくうべく、 むかしの仲間を集めるため旅にでる。千里眼、突風を起こす男、 超力持ち、風のように走る男などすっかりファンタジーな世界です。

これはすっごく好きでした。なんというかおとぎ話がそのまま映像に なったような、綺麗で不思議な世界でした。 月の世界の王様がロビン・ウィリアムスで結構いかれてたり、 魚の腹に飲み込まれた人たちがカードゲームしてたりと、なんだか たのしくなります。テリー・ギリアムを追っかけてみたいと思わせる 映画でした。


一時停止・巻き戻しぽいんと

女神
ユマ・サーマンの女神がすんごいきれいです。ヴィーナスそのまま。 なんて綺麗なの・・とうっとりです。

「ゆりかごを揺らす手」

出演 アナベラ・シオラ レベッカ・デモーネイ


ある妊婦(アナベラ・シオラ)が産婦人科で医師にセクハラされ告訴する。 告訴された医師は自殺し、妻(レベッカ・デモーネイ)ペイトンはそのショックで 流産し子供の産めない身体になってしまう。ペイトンは告訴した妻に対して 復讐を誓う。ペイトンはベビーシッターになりすまし彼女の家庭に入り込む。 という恐ろしいお話です。

これはビデオで見て大好きな作品なのですが、テレビでやってたので 見てしまいました。吹き替え版はまた面もちが違ってよかったです。 アナベラ・シオラの声の吹き替えを戸田恵子さんだったのが ちょっと儲けたってかんじでした。

サイコミステリっていうのがぴったりのおっそろしい映画です。 テレビは随分カットしていてなんか惜しいです。わたしの好きな 赤いドレスに香水のシミをつけちゃう話とかカットされてたのが がっくりでした。


一時停止・巻き戻しぽいんと

ペイトンがお乳をあげているところをソロモンに発見されて脅すとこ
巨体の黒人の男性を平手で泣かせてるのがすごい

「魅せられて」

出演 リブ・タイラー ジュレミー・アイアンズ
監督 ベルナルド・ベルトリッチ


19歳のルーシー(リブ・タイラー)はイタリアの田園地帯に 彫刻のモデルとして訪れる。彼女を取り巻く人々の姿を描いた物です。 処女の彼女が枯れはてたような大人達のカンフル剤のような 役目をし、彼らをいきいきさせる。ジュレミー・アイアンズは 彼女を見守る死期のせまった病人の役です。

ベルトリッチ監督が初めてだったせいか、監督独特の世界に ちょっと違和感を覚えたようです。シュールな場面が随所にはいってて、 なに??ってかんじでした。しかしそこをのぞけばすばらしい映画です。 なんといっても風景がものすごく綺麗。ミレーやゴッホの絵さながら の美しさで、うっとりです。またリブ・タイラーのみずみずしい美しさは まぶしくって身もだえしそうでした。

ジュレミー・アイアンズは物のわかった大人の役で彼のファンとしては ちょっと物足りないかな。やっぱジュレミー様は破滅する紳士じゃないとね。 結局処女喪失みたいなお話なんだけど、若い彼女の力が他の人にも感染して、 彼女のパワーみたいなものが他の人の眠っていた感情に火をつけるっていう ものです。若い女性って存在そのものがパワーになって側にいると元気に なったりするでしょ。そんなお話だと思います。会社に若い女性が一人居るだけで 雰囲気がかわったりとか、そういうことだと思う(体験済み)


一時停止・巻き戻しぽいんと

ニコロの家に自転車で行くところと帰るところ
もうもう、すばらしい美しさです。また普段っぽい感じで自転車こいでる リブ・タイラーがいいです

「X−FILE シーズンフォー1」

出演 ジリアン・アンダーセン デビッド・ドゥプカニー


これは前回の「タリサ・クミ」の続きです。X−FILEをめぐる陰謀の お話ですね。モルダーの母も一枚かんでるっていう展開で、ううう、これでもかって 感じですかね。マッチョなエイリアンがのしのし向かってくるところで「タリサ・クミ」は 終わったのでイライラしてましたが、続きを見られてたので一安心。 うーん、それだけかも・・

あと一つは連続殺人事件が起こり、そこにはいつも念写された写真が残されていた。 被害者は前頭葉をきり取られていた。容疑者の浮かばないまま捜査を続けていたスカリーは ふいをつかれて犯人に監禁されてしまう。というスカリー大ピンチ!!です。

スカリーちゃんが事件に巻き込まれるお話は結構好きです。 念写っていうテーマがいまいち前に押し出されていないのが残念。 念写されたスカリーの叫ぶ顔がかわいい。

「あの夏いちばん暑い海」

出演 真木蔵人
監督 北野武


う聾唖者のカップルの静かな愛の物語。 ゴミ収集の仕事をしている主人公(真木蔵人)は、ある日ゴミの中に折れたサーフボードを 見つける。修理して彼はサーフィンを始める。お金を貯め新しいサーフボードを買ったり 毎日練習して彼は虜になっていく。それを静かに見守る彼女。

これはラブストーリですね。キタノ監督特有のバイオレンスの香りはしない。 デリケートで優しいお話です。静かだし海はきれいだし、ボンヤリした映画なんですが 不思議と退屈しない。キタノ監督はきっと言葉で愛を語っては陳腐になってしまうし、 彼自身が恥ずかしかったのかも。監督らしい純愛のお話です。 でも心が痛くなりますよ。

「みんな〜やってるか」

出演 ダンカン
監督 北野武


主人公の男性(ダンカン)が女性にモテたくてモテるような要素を取り入れてみるけど ことごとく失敗し、おまけにとんだ事件をおこすというもの。 タケシのお笑い人としてのパワー炸裂です。

いわゆるテレビでバカなことやってるタケシの世界です。 キタノ映画とは全然違う。もうばかばかしいの限りです。もう大好き。 タケシ本人もでてるのですが、テレビとおんなじなんか変装してるし、 「おいおい、そんなことあるかよ」って突っ込みたくなるような話しでいっぱいです

飛行機のファーストクラスに乗ったらスチュワーデスさんが裸でサービスしてくれるとか、 オープンカーに乗ってたら誰でも女性はOKだとか、 「ばぁか」っていうのが大笑いです。タケシまたこんなのも撮ってくれないかな・・


一時停止・巻き戻しぽいんと

カナリア
詳しくは書きませんが、このお話がいちばんすき

「ロストハイウェイ」

監督 デビッド・リンチ


うーん、うーん、ある日主人公の夫婦のもとに ビデオテープが送られてくる。ビデオは彼らの家の中を 写したものだったっていうお話からはじまって なにやら訳の分からないお話になります。

リンチの作品はひさびさだったためか、見るリズムがつかめず 何度か眠りそうになりましたが、なんとか最後までみました。 うーん、うーん、リンチの世界爆発って感じかな? うざっとして、漂っているようなだるいような映像は 健在でしたが、話がわかんないすぎ!! リンチはこれでいいのかも・・ うーん苦手だ。


一時停止・巻き戻しぽいんと

奥さんと主人公
Hっぽい、ダンナさんの役の俳優さんはたしか「ID4」 の大統領だったと思うんだけど、マイケル・ダグラスなみの セクシー男優でした