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from Boulder

Red Moon:2000年紀最初の皆既日食   01/20/00

 1月20日のこの日、2000年紀はじめての皆既月食を迎えました。

 ボールダーは標高が1700mと高く、空気が澄んでいること、晴天率が高いことから天体観測にはうってつけの土地です。この時も、私の暮らすLorant Houseに天体学者のマークが滞在していました。
 
 「月食」を英語では"eclipse(イクリプス)"といいます(新聞のタイトルもこう書かれていました)が、みんなは親しみを込めて"Red Moon"と呼んでいました。月が完全に地球の影に入ったとき、真っ暗になるのではなく光の波長が長い「赤色」だけが目に届くので、赤い月に見えるから、ということです。でも赤って、いったいどんな「赤色」なのぉ? 朝からこの目で確かめたくて、その瞬間が来るのがウズウズ待ち遠しいです。

 ニュースによると、月が欠け始めるのは午後7時30分、そして完全に月が地球の影に入り「赤く」見えるのは9時07分、そしてまた11時頃まで時間をかけて満ちるとのことです。月は街のどこからでも見えるけど、せっかくだから近所のコロラド大学の天文台へ行って、その瞬間を待つことにしました。
 
 日中はセーター1枚で歩ける暖かさのボールダーも、夜ともなれば川の水も凍る零下5度前後となるため防寒具(帽子・手袋)は必携です。ちょっと風邪気味の私は、日本から持ってきた「ホカロン」もプラスして、天文台へと向かいました。
 暗闇のなか目を凝らしてみると、いるいる、黒山の人だかりです。
 月食のしくみについて説明してくれたり、天体望遠鏡で月と土星を見せてくれたり、みんな空を見上げながら、うきうきワクワク。
 私もモノは試しにと、デジカメで撮影してみました(左の2点)。

 かじられたお煎餅のような月が、やがてバナナの形に変わり、そして星ほどの点となった直後、午後9時07分、月は地球の影にすっぽりと入ってしまいました。
 えぇ?これがレッドムーンなのぉ〜? 
 たしかに赤といえば赤なのですが、赤い月というよりは「赤いオーラに包まれた」という感じで、ちょっと期待外れでした。それより驚いたのは、月そのものの陰影がはっきりして、とっても立体的に見えたこと。普段忘れていたけど、月って空に浮かぶ岩の固まりなんだなぁ、ってこと改めて思い出しました。

 ちょうどこの日、アルマナックの間宮さんからメールをいただきました。2月に東京で催される「13の月の暦」イベントの情報を当ホームページで紹介してもいいよ、という嬉しいお返事でした。
 月の天体イベントの夜に、「13の月の暦」のお返事とは、まさにシンクロニティ!!
 皆既月食が見られるというのも、太陽と地球と月の絶妙のコンビネーションがあればこそ。こうした天体のリズムは、さらには私たちの生命のリズムの基礎ともなっています。「13の月の暦」は、こうした自然のリズムを基本に、ホゼ&ロイディーン・アグエイアス夫妻が考案し提唱する、平和のためのカレンダーをいいます。私自身は6年ほど前から「グレゴレオ暦(一般的なカレンダー)」に併用して「13の月の暦」を使っていますが、メンタルな部分での地図・羅針盤として、また自分を振り返るツールとして、とてもパワフルなサポートをしてくれています。
 2月に来日講演会が東京で催されるのでご興味のある方は、ぜひ
ここを覗いてみてください。

 ちなみに「13の月の暦」にもRed Moonという言葉が登場します。このRed Moon(太陽の紋章)がしめす意味は、
 「力=普遍的な水、行為=清める、流れ」。

 月食の翌朝、1月21日のカレンダーを見たとき、ガイドキンにこのRed Moonを見つけた瞬間、私は「あっ!」と思わず小さな声をあげてしまいました。
 
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