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Exodus &
Reconfiguration

<< 出発の扉 : このホームページの目的 >>

・今までの、そして今現在の状況


「世の中はめまぐるしく変化している、スピードの速さについていけない」、等といわれはじめて、何年、何世紀が過ぎたのでしょうか。

他人に遅れないように何かしなければ、と背中からせっつかれているような感じです。
じっとしていても私達のまわりからは、あれや、これやと次々に商品・サービス・情報が投げ込まれます。
商品・サービスそしてマスメディアからの情報が絶え間なく怒涛のように押し寄せ、その渦潮の真っ只中にいて乱れ髪を整えるすべもない、というのが私達の今の様子です。

静かな所を出て、人混みでごった返す雑踏に入ると目が回りそうになります。「人に酔う」ともいいます。
あふれかえる商品・サービス・情報を前に私達は、一つひとつ分別して能動的に選び取ることの限界を目の当たりにしているのです。

日々の暮らし方、物の見方考え方、仕事の仕方、職業の選び方、などなど、自分自身が生きているときでの側面ではどうでしょうか。
”一般的には”、”ふつうは”、”今までは”
という基準で荒っぽく、ざっくりと物事をとらえたり、判断していることが自分でもよくあると思います。

思考の多くの部分が受動化していった姿です。変化の激しい人間社会の状況に対応した結果です。
いったい、これは進化なのか、退化なのか。
今現在の私達が必要としているのは、もっと別の次元での、自分から何かをすることではないのか。
身体も気持ちも疲れて考えることをやめてしまいがちな自分を、少しだけ奮い立たせてみました。
この問いかけさえも世の中と時間の流れに消し込まれそうになりますが、ちょとぐらいは頑張ってみよう。

私が自分のホームページを開設しよう、と一念発起した経緯を、これからお話します。
文章が続きます。お付き合いのほど、よろしくお願いします。

・”脱出”する : Exodus

魚はいつ、なぜ、水から離れ陸をはうようになったのか。
鳥はいつ、なぜ、空中へ身を投げ出そうとしたのか。

生命への危機感が薄らいだ環境での生存が続くと、徐々に五感を鈍らせるようになるのではないのでしょうか。意識、感受性だけにとどまらず肉体面での変化も。無重力の宇宙船の中で、骨と筋肉が衰退していくように。

私自身は、社会人になって以来続いていた会社員生活に、2001年12月末、ピリオドを打ちました。
(その結果に至るまでの過程は、「エッセイ」の中でお話します。)
新たな生活の糧を求める中で、サラリーマンとして今までの自分を作り上げていた意識、感覚、行動を外側から見ることとなりました。自由な思考とふるまいをしていると自負していた自分の姿をかえりみて、思い違いをしていたことに気づきました。
自分で自分を”ふつうのサラリーマン”の型にはめていました。辛い状況を生きていてながら自分も周囲のことも変革してこれなかったことに嫌気が差し、自分を飼い殺していました。

子供の頃よく遊んだ広い公園にいるとしたら、今の私は、自分の手で地面に丸く線を引いた直径1メートルの円の中で下を向いて、独り言を言って遊んでいるようなものです。もっと自由に、広々と公園を遊びまわって構わないのに。

私は、自分自身が作った枠を自分の身からはずすことから始めよう、と思いました。
今、私は、生きている感覚をよみがえらせるために、ビジネス社会に取り込まれた過去の自分から「脱出(エクソダス)」するのです。

・”再構成”する : Reconfiguration


かつての近代日本の一般家庭で女児が遊んでいた「双六(すごろく)」はこうだった、と紹介する本を読んだことがあります。
その双六は、少女が世事を学び手習いを身につけて、勝ちとなる上がりは”お嫁さん”です。良妻賢母となるのが誉められるべき女性の姿ですよと、うやうやしく描かれています。
(*脚注をご参照ください。双六の負けに、”お妾さん”や”職業婦人”など入れたりしたら、ブラックユーモアですが。)

昔はそうだったんだ、と笑話にして終わりではありません。現代の日本でも”お嫁さん”を「上がり」だと考える人は、老若男女を問わず、いらっしゃると思います。

ゲームや小説、ドラマ、映画などでは、価値をはかる尺度が設定された上で、ストーリーが展開します。
ゲーム等に興奮し面白いと感じるのは、ゲーム等での価値尺度と自分が持っている価値尺度が合致しているときです。
優れた価値尺度には、ゲーム等が展開される舞台の文化、経済、政治などがキチンと整備され、また、尺度を作り上げるための価値の基準についての詳細な情報が前提として体系づけられています。

価値尺度を成立させる情報を体系づける際には、誰が(主体)、何のために(目的)、どのように(方法)して、どんな情報を構成しているか、がゲームの展開を大きく左右します。

表1の例をもとに考えてみましょう。

表1:構成する主体が異なると価値尺度はどう異なるか
地域/国 職業/職種 勤務先/組織 個人
文化 日本文化 サラリーマン文化 (株)**社文化 私文化
経済 日本経済 サラリーマン経済 (株)**社経済 私経済
政治 日本政治 サラリーマン政治 (株)**社政治 私政治

日本国に暮らす、サラリーマンの「私」が、株式会社**社に勤務している、とします。
「私」は自分の趣味・思考・思想信条にもとづいて生きています。それと同時に、株式会社**社の就業規則、人事評価の基準、所属部署のミッション、自分の業務の年間目標などにより、毎日仕事をしています。また、毎月の給与から源泉所得税、社会保険料等を支払い、妻子を扶養家族として暮らしています。更に、消費税を払って買い物をし、自治体の選挙に投票し、盆暮れには実家の両親のもとへ帰省します。

「私」の身体はどこを切っても、金太郎飴のように「私」です。が、尺度となる情報を構成する主体が違うと「私」の意識と行動の見え方は違ってきます。国か、職業か、勤務先か、単に一個人なのか。
また逆に見て、「私」自身の文化、経済、政治などの尺度は、勤務先や職業、国が設けた尺度とは違います。「私」が会社を退職して無職になったり、自営業やフリーターである場合も、尺度は以前とは変化します。

「私」が”上がり”となる姿は、価値尺度が違えばまったくの別物に変わる、というわけです。
たとえば、今まで勤めていた(株)**社文化の「私」がそのまま新たな会社に転職したとします。転職先では価値尺度が違う別のゲームが展開せれています。しかし、価値尺度が前の会社のままでいると、転職先の会社文化と自分との間に隙間ができてしまいます。ゲームが成り立っていないことに気づかないでいるのです。その結果、「私」は私文化の崩壊に至るようになり、退職してしまうことにもなりかねません。


このホームページを書いている私自身のことを言います。
前職を退職後、再就職先を求めて人材紹介会社への登録やハローワークへ通うことを繰り返しました。
何社かの面接で履歴書、職務経歴書をもとに自己紹介・PRを行い、会社・業務の説明を受けました。
採用面接は、採用する会社側の求める人材像と私の実像とのマッチングの場です。
先ほどの双六のゲームでの見方からすると、会社にお勤めできる立派な”お嫁さん”を選ぶ/”お嫁さん”に上がるところです。

私は”お嫁さん”になれるか?
結論としては、難しいですね。「脱出」意識がまだなかった私は、採用されないことがイコール自分を否定されている、ように感じました。また、自分の別な感情も見えてきました。「もう、今までのようなサラリーマンにはなりたくないな」

私は、今までの「サラリーマンの自分」を拒絶したのです。自分が考えてきた”サラリーマンってこんな人”という形に自分を当てはめて生きることに、うんざりしていました。
サラリーマン双六を終わりにしたい。しかし、家庭がある。働いてお金を稼がないと、生きていけない。

そんなやるせない心のまま、職務経歴書のデータを経験した業務スキルごとに分類し、一覧表に作り直していた時に私は、はっと気づきました。自分の価値を組み替えてみたら、何かできるじゃないか、と。
それが、自分自身の「再構成(リコンフィギュレーション)」です。

一つの職種、一つの業務経験、一つの価値尺度に自分を切り取ったり、はめ込むのは、もう止めよう。
今までの自分が経験したことを振り返って、全く別な視点から世の中のことを、そして自分自身を捉え直してみようという野望を持つまでになりました。

(注)「新案少女雙六」 池田輝方画 、大正5(1916)年 少女画報(東京堂) 第5年第1号付録。
生花、読書、琴、掃除、試験、虚栄、同情、裁縫、園芸を経て、子供に囲まれて上り。
良妻賢母教育の典型的双六。
出典: 双六ネット 双六ライブラリー http://www.sugoroku.net/lib/lib_shojonew.html

・このサイトのSPIRIT

勤め人生活のおさらいをもとに、これからの自分の未来地図を描き出すための力を引き出す!

私が自分を棚卸し、自分を組み立て直していく姿を、このホームページでご覧いただきたいと思います。
こんなことがあるのか、こういう風な考え方もあるな、と皆さんご自身が感じられたことを、ご自分の「脱出と再構成」に役立たせてみてくだされば、私も大変にうれしい限りです。
偉そうなことを言うつもりではありません。正直に、自分の思ったこと、感じたことをお話していきます。

自分のエッセンスを再構成し、新たな世界を創り出すことを目指していきます。
「脱出と再構成」の力が生れる過程は、自分自身が進んでいく未来を地図(MAP)に描くことです。
点や線で書いた予定、計画とMAPは別のものです。MAPを繰り返し見直し、変更したり書き加えたり、どんどん形を変えていきます。書き込むことに終わりはありません。

では、描き出す力によって、何を生みだしていきましょうか。
私は、たとえば、次のようなことができるようになりたいと思っています。

・未来のビジネスへの萌芽を自分の中に見出し、実社会での商売作りに結び付ける。
・雇われる生き方から、ビジネスを編み出す生き方へと自分を再生する。
・自分自身の価値、果たすべき役割、存在意義を自分で明言する。

このようなことができる自分にできるだけ早く、一歩でも近づきたいと強く思います。
同じように思われる人に、私は、このホームページを作り、情報を送っていきます。

・このサイトから発信されるコンテンツは何か?!

このサイト(=ホームページのことです)は、何かの問いに対しての「答え」を示すものではありません。
私が経験したことをお話する「エッセイ」と、私の未来地図となる「ドリーム・プラン」が、このサイトのコンテンツ(中身、情報、メッセージ)の中心です。

内容をご覧になられた方がご自身の「脱出と再構成」により、ご自身の未来地図を思い描いて、さらに、そのプランを現実のものへ結実されてください。

また、コンテンツおよび私へのご感想・ご意見についてもご遠慮なくメールください。

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