2004年4月17日は、私にとって一生忘れられない日となりました。
掲示板に集まってくれる方たちと一緒にツーリングに行く。
考えても見なかったことが実現したのです。
すごく嬉しかった。ホームページをやっていてよかった。
みんなの顔を見たとき、自然にそう思えたのでした。
こうしてツーリングに来られることも、集まってくれた仲間も、
私にとっては宝物。大切な、大切な宝物と思えたのでした。


■無謀なツーリング計画
こうして、参加してくれた方々が全員無事故で帰ってこられたから言えるのだけど、今回の「仙台/松島ツーリング」は、ちょっと無謀すぎる計画だったのかも知れません。仙台まで一泊で往復は、まあ少し距離のあるツーリングとして決して無謀とは言えないでしょう。しかしそれはツーリングにある程度慣れている人の話、それだけの距離を無理なく走れるバイクがあっての話です。参加してくれた方6名の内、2名が長距離初めて、もう一名は、ホンダSL230というオフロードバイク。そんなメンバーなら、もう少し近い場所を選ぶべきだったかも知れません。東京から片道500km。往復では、1000kmを超えてしまう今回のツーリング。もし何かあれば、私には責任の取りようもありません。みなさんが、よく無事で帰ってきてくれたと、感謝するばかりです。
もともとこのツーリングの話は、掲示板によく来てくれる方の一人keiさんの大型免許合格祝いを渋谷でやった時、集まってくれた方々から、何となく出た話でした。
「牛タンが食べたい。」そういい始めたのはririさんでした。
「牛タンなら仙台だよ。結構遠いよ。」そう答えたのは私でした。でも、何となく近くに松島があるなどと話題が盛り上がり、仙台に決定と言うことになりました。いままでソロのツーリングばかりやってきた自分にとって、仲間と一緒のツーリングがどういうものが実感がないまま、私が幹事でこのツーリングを企画することになったのです。無謀かも知れないけど、みんなの意見が一致した。みんながその気になりさえすれば、多少の無謀は、いいかなと思ったのです。私自身、仲間とのツーリングは「不良中年友の会」のおかげで何回となく参加しています。しかし、その集まり方は、基本的に現地集合、現地解散です。みんなで一緒に走ることはほとんどありません。目的地に最も近いところで時間を決めて集まり、集まったメンバーだけで目的地を目指す程度です。ちょうどソロとグループの中間のような設定で、都合が合えば、集まるだけです。このやり方が私はとても好きです。バイクは何人で走ろうと、走っているときは一人です。ワイワイガヤガヤやりながら走ることはできません。そして人と走っていると、なにつろ下手っぴいな私ですから、付いていけないことがあるし、回りがペースを落としていると思うと気兼ねしてしまいます。自分のペースで走り、休み、目的地を目指すのが好きなのです。でも、目的地の近くまでは行けても、目的地そのものが分からないことがよくあって、迷ってしまいます。できるだけ目的地の近くで合流し、間違いなく目的地に着ければ、これほど良いことはありません。それまで自分の思うとおりに走ってきたのですから、最後の少しの距離は、みんなで走っても、ペースを落としても、だれも気兼ねをしないですみます。そんな形で企画すれば、多少の距離は、みんなマイペースで来てくれる。ほとんどが高速道路だから、ペースを守れば危険も低いと考えたのでした。ただ、慣れていない方が多いので、自分自身の予定をできる限りはっきりして、いつでも合流できるようにしたのです。
途中経路/時間
中郷SA(常磐自動車道)   9時30分(給油)
船引三春IC 11時(三春PA通過しながら11時10分)
国見SA(東北自動車道) 13時(昼飯を食べているかも/給油)
菅生PA(東北自動車道) 14時 (東北道最後のPA)
目的地(鳴瀬奥松島IC経由)16時
そして、携帯電話の番号を知らせておきました。こうしておけば、いざというときに何とかなると考えたのです。宿舎は初めてのツーリングでの方もいるし、
できるだけ快適で、ゆっくり眠れるところを選ぼうと、松島近辺で、できる限りきれいで、快適で、なにより安いところを探しました。公共施設も、民宿も調べたのですが、なかなか条件に合いません。安い公共施設は満員。民宿は設備面で不安が残る。そんな中で、奥松島にペンションを発見。ホームページを見たところ、民宿とは雲泥の差で設備面が良い。基本はベッドで眠れるのです。トイレも洋式水洗、お風呂もきちっとしている。しかも2食付きで8500円です。これならみんなも納得してくれるはずと、奥松島ペンション「わん・すてっぷ」を選んだのです。

■なんとか無事、全員到着
4月17日、この日、私も仲間に入れていただいているメーリングリストの仲間「不良中年友の会」の三春・滝桜ツーリングも開かれていました。2年前のこのツーリングには私も参加したのですが、今回は参加できません。それでも、11時出発で船引三春インターに集まると言うことで、「通りががり参加」を目論んでいました。この会の参加の方法は独特で、純粋に最初から参加するのは別として、パンを買いに来たついでに来た、などの「ついで参加」、たまたま通りがかったらみんないた、などとわざとらしい「通りがかり参加」、突然現れる「ドタ参」など様々で、みんなの顔を見たさに、私も11時船引三春を目指したのです。

早めに家を出たつもりで、三春までは余裕で到着と思っていたのですが、環8が思わぬ渋滞。20〜30分も損をしてしまい、三春に着いたのはギリギリ11時。すでに不良の仲間は全員集合していて、出発を待つばかり。それでも仙台在住のぼんちゃんが、松島の見所を書いた地図を準備していてくれて、慌ててレクチャーを受ける。みんなに「やあ、やあ、やあ」と挨拶したら、もう出発の準備。「いってらっしゃーい」と手を振り、あっという間に別れたのでした。

早々に船引三春インターに別れを告げて、次に目指すのは国見SA。このあたりで、誰かと会えるかも知れないと思いながら走行です。ここまでは時間通りだから、国見ではかなり余裕があるはず。しかし磐越を進んでいるうちに次第に風が強くなってきたのです。横殴りの風。300kgもあるバイクがそんなに簡単には吹き飛ばされることもないのですが、身体が風でふらつきます。気にしないでそのまま走るのが一番良いのですが、それでもアクセルは戻し気味。少しペースが遅くなります。でも、走っていれば、時速10kmの差はほとんど時間に影響しません。国見にも予定の1時には楽に着いてしまいます。12時15分国見到着。ガソリンをまず入れて、食事でもしようと売店に入ります。バイクに乗り続けていて、まだ走る距離があるときは、そんなに食欲がないのが、私の場合普通です。しかし食べておかなくては体力が続かなくなるので無理しても食べるようにしています。ここで選んだのは、「喜多方ラーメン」。本場の味を味わいたいと思っていたのですが、サービスエリアは、どうも本場ではないらしく、いつもどこかで食べているような普通の味のラーメンでした。がっくし。食べ終わり、1時まではここで待とうと、バイク置き場の前のベンチでタバコを吸っていたら、なにやらちっこいバイクが近づいてきます。おお、keiさんだ。ここまで走ってきたか。予想ではririさん夫婦が現れると思っていたのですが、まずkeiさん。keiさんとは菅生で2時に待ち合わせようとしていました。たぶん遅れるでしょうが、待っててあげようと思っていたのです。それが、早々と国見で合流。SL230で見事にここまで完走です。ほっとしました。
「何時に出たの。」
「はい、朝5時に出ました。すべてのサービスエリアに止まって、各駅停車できました。」とほっとしたのか妙に明るい。まあ、いつでも明るい子だから普通なのかも知れません。
「風が、風が強くて、死ぬかと思ったーー。」とkieさん。keiさんは喋り始めたら止まりません。凄い勢いで喋り続けます。話題が豊富で、自分のことを話しているのに、ケタケタ笑える面白い話ばかり。小さな身体で何にでも挑むファイトねえちゃんです。バイクは230ccだけど、根性は1500ccの立派な大型。大型にも合格して、逆車を注文中。今回間に合わなかったのが残念です。
30分ほど待ってririさんたちが現れないまま、ひょっとして最終合流の菅生SAに行ったのではないかと、keiさんと出発することにしました。風を怖がっているので、keiさんペースで行こうと先頭はkeiさん。その後に私が続きます。後ろから見ると本当に小さいバイク。よくここまで来られたと、つくづく思いながら走ります。それにしてもスピードは80km/h程度。X4にしてみれば、徐行程度の早さです。じつにのんびり走ります。前を走るkeiさんは、何だか必死の感じ。体中に力が入ってします。しかもグリップの握り方が悪いらしく、肩が張って、肘が内側に入っています。あれでは疲れるぞ。風にも対応できないぞ。人の悪い部分はすぐに分かります。自分もグリップを改めて、走りつづけました。
菅生PAには、予定より少し遅めの2時15分着。まだririさん夫婦はいない模様。菅生を目指して集合するつもりと言っていたので、先に行ったことは考えられない。まだ、着いていないのでしょ。 しばらく待っていると、keiさんの携帯に「まだ、吾妻」と言う連絡が、ririさんの旦那KOJIさんから入ってきました。先に言ってくださいと言っているけど「待ってますよー。ゆっくり来てください。」と伝え、待つことに。風のためririさんのスピードが上がらないそうです。仕方ないことです。なんせ関東から出たことのなかったライダーですから。高速もほとんど初めてなのだから。走ってこれるだけでもたいしたものです。そんなわけで、keiさんとお茶をして待つことに。こでもkeiさんは元気に喋り続けます。バイクの話、猫の話。パラグライダーの話。どれも楽しい話ばかりで、待っている間も退屈しません。風の中のバイクは、パラグライダーと同じだと力説していましたが、パラグライダーを知らない私には、さっぱり理解できませんでした。ここで、さっきのグリップの握り方をレクチャー。嫌なオヤジです。
「グリップは外側から握るんだ。腕と身体が丸くなるように。そして。アクセルはドアのノブを回すように回すんだよ。」やってみるとkeiさん。
「あっ、きたー。」1時間ほどたって、ririさん、KOJIさんの姿が見えまた。よくぞここまで走ってきてくれた。ririさんを褒めてあげたくなりました。でも、会ってみるとririさん意外に平気な表情。けろっとしています。大変さをあまり感じさせない人のようです。飄々としている感じが、いつも不思議な人なのですが、ここでもそんな雰囲気でした。旦那のKOJIさんは、ririさんが可愛くて仕方ない、と言った感じで、いつもニコニコririさんを見守っています。夫婦と言うより恋人同士の感じ。羨ましいご夫婦です。ririさん、KOJIさんの到着でここでの集合は終了。最終の目的地奥松島を目指します。先頭はやはりkeiさん。だいたいのルートと、難しくなったら先導すると約束して出発です。まだまだ風が強くやはり、80Kmぐらいのスピードで走ります。このペースならririさんも大丈夫。菅生を出るとすぐに分岐があって、仙台南部道路に入ります。そのまま三陸自動車道に入って、松島海岸ICで降り、あとはぼんちゃんにもらった地図を頼りに松島の名所に向かいます。「西行戻しの松」は道が分からず、気が付くと松島海岸に到着。「五人堂」「福浦橋」を徐行で観光。時間も4時半を過ぎていて、少し先を急ごうと、バイクを止めての観光は断念。最終目的地奥松島「わん・すてっぷ」を目指します。道路標識に従って、奥松島へ。カーナビは違う道を示しますが、現地では道路標識の方が確か。おかげで迷うことなく奥松島へ。最後はやはりカーナビが頼り。細かい道に入っても、自信を持って走ります。あと2km、あと1km、500m。カーナビが、「目的地周辺です」を告げたとたん、写真通りのブルーの建物が見えてきました。「着いたーー。」極端にスピードを落とすと、みんなも気が付いたらしく、スピードを落とします。ブルーの建物の前は、砂利だけど、広い駐車場。やや登りになっている右側を選んでバイクを入れると、その右側に次々とバイクが入ってきます。「やったー、無事着いた。」と、あれれ、いつの間にか、ガズやんも続いて入ってきます。最後の道を曲がるところで、我々とすれ違い、私と分かったので着いてきたそうです。見事に到着。見事に集合。みんなの表情に「ほっ」と書いてあるようです。何とかたどり着いた。強い風にも負けなかった。それだけで、何だか凄い充実感でした。

■ホームページの不思議な関係
私がホームページを始めたのは、雑誌の付録に付いていたホームページ作成ソフトを遊びの感覚でいじっていて、意外に簡単にできることから、自分自身のツーリング記録として始めたものでした。公開しても人が読んでくれることなどあまり期待していなかったのが正直な気持ちです。いつか歳を取ってから読み返すのも面白いだろうなと考えていました。だから、私のツーリングレポートはやたらに長いのです。人が読むことなど、あまり気にせず、自分が記憶に留めたいことを書き連ねています。掲示板も、ずっと後から追加したものです。そのころ登録させていただいた「不良中年友の会」の仲間同士の連絡用にでもと始めました。いま、掲示板に毎日たくさんの方々が来ていただけることに、実は私自身が一番驚き、喜んでいるのです。毎日貴重な時間を使い書き込んでいただける方々。返事を書くなんて、だから当たり前です。とても感謝しています。しかしインターネットの繋がりは、結局バーチャルなものです。その人たちの顔はもちろん、HN以外には本名も、仕事も、住んでいるところさえ知りません。初めて「不良中年友の会」というメーリングリストに登録したときも、最初はそんな印象でした。でも、関東地区の「オフ会」と呼ばれる集まりに行って、血の通った本当の人たちに会いました。それまでネット上で描いていたイメージとは全然違う人たちに出会いました。自分が持っていたイメージは、直ちに本人のイメージに修正され、それまでのイメージが跡形もなく消え去ります。バーチャルだった世界が、一瞬にしてリアルな世界に変わるのです。ここで、新しい仲間が自分の中で誕生します。さらに、仲間たちがツーリングを企画して、自由に集まり、飲んで、騒いで、楽しい時間を過ごすことに触れ、メーリングリストというネット上の交流が、それ自体が目的ではなくなり、仲間を繋ぐ手段に変わっていきました。バイクは、まるでインターネットのように、自由に日本中を行き来して、バーチャルの世界をリアルに変えてしまいます。岡山のyassさん、仙台のぼんちゃん、遠くは帯広のでんじろうさん、鹿児島指宿のまむしさん。他のメーリングリストでは、距離の障壁でリアルになりきれない関係が、バイクという手段で見事に解決され、本人たちと会って話し、飲んで、騒ぐことができるのです。バイクだからこそできる世界なのです。
そうして徐々に私の掲示板にも人が集まり始めた時、私自身の掲示板の方々と一緒にツーリングをしようという話が持ち上がったのです。その話が実現できると知ったとき、私は本当に喜びを感じていました。だって、みんな知らない者同士だったんです。偶然にネット上で知り合っただけ。無責任にさよならするなんて、ブックマークを消すだけ。とても簡単なんです。それが、大好きなバイクで、大好きな旅を一緒にできる。嬉しい以外の何物でもでもないのです。こんな風にしてできた仲間は、もちろん何の利害関係もない。仕事も、収入も、肩書きも、学歴も話題にも上らない人間関係。バイクが好きだと言うことだけで結ばれているのです。だから、本当の人間関係じゃないと言う人もいるかも知れません。でも、分からない人には分からない。分かってもらいたいとも思わない。分かってもらえなくても、何だか強い力で結ばれているのです。会っているだけで、嬉しいのです。私は、こうした仲間を大切にしたいと思っています。バイクも「宝物」だけど、こうしてできた仲間も、私にとっては人生の「宝物」だと思っているのです。
カズやんを加えて、今回参加の5人の関東勢が集まりました。後は、青森からやってくるecozyさん。まだ、中型免許を取って一年足らずのライダーですが、その熱中度は常識を遙かに越えるもの。あっという間に、オヤジライダーの仲間入りを果たしてしまいました。でも、いままで1日に乗った最高距離が、90km。そのecozyさんがここまで350kmを超えて走ってこなければならないのです。今回仙台に来ることが無謀だと思い、場所を変えようかと思ったとき、ecozyさんが参加してくれることが分かりました。東京、青森。まあまあの中間点が仙台だったのです。場所を変えれば、ecozyさんが遠くなるかも知れません。それで、仙台を決行したこともあります。それにしても東京・青森の700kmをその日のうちにゼロにする。バイクは、日本を小さくするなあ、と改めて感じもしました。
集合は、夕食が始まる6時までと言うことにしていました。しかし、6時を過ぎてもecozyさんは現れません。少し心配でしたが、何の連絡もないので、必死に走っていると信じてみんなで待つことにしました。6時の夕食を6時半にしてもらい、5人で海まで散歩に行きながら、まだ誰も会ったことのないecozyさんの到着を待ったのです。部屋に戻り、そろそろと思っていた瞬間、「あっ、きた」と誰かが叫びました。ecozyさんの到着です。何だか身体の力が抜けてしまうような安堵感を感じました。無事に来てくれた。すぐに外に駆けだし、ecozyさんに挨拶です。「ecozyさんですね。初めまして。植野です。」次の瞬間二人は握手を交わしていました。何となく持っていたイメージとは全然違う。でも会って顔を見た瞬間に、昔から知っているecozyさんになってしまう。不思議な瞬間です。「お疲れさん。無事でよかった。」ニコニコ、満面に笑みを浮かべたecozyさんが、その瞬間から大好きになりました。

それから6人そろっての夕食です。掲示板でいろいろ書き込んでいるので、初めて会った気がしません。こないだ会ったときに話した話の続きという感じで、どんどん話が弾みます。今日の風のこと、とても時間のかかった道中のこと。みんなが同じような体験を経てやってきているこの場のリアリティがたまらなく楽しいのです。そして、大したことではないのかも知れないけど、500kmを走り抜いてきた充実感、達成感。なんだかとても生ビールが美味しいのです。気が付くと他のお客様が誰もいなくなった食堂。それでは部屋に戻ろうと、6人一緒に行動です。このペンションではひとつしかない10畳の和室が男性4人の寝室。もちろん寝るまでは、宴会場です。そのまま全員集合で、私が持ち込んだワイン、ecozyさんの絶品日本酒。そこそこのおつまみ。そして、やはり掲示板仲間のAOIさんお手製のクッキー、マシュマロ。カズやんがAOIさんのご自宅まで取りに行って、持ってきてくれました。それだけあれば、十分です。一体何の話をしていたのか、もうすでに忘れてしまっているのですが、午前2時頃まで、ワイワイ、ガヤガヤ。いつものように私は飲み過ぎて、訳が分からなくなっています。明日も走らなきゃならないので、この辺にしておこうと、布団に入ったとたんに記憶がなくなります。気が付くと朝7時半。KOJIさんとカズやんはすでに起き、バイクの前で語り合っています。

※写真上左 ペンションの夕食。なかなかおしゃれ。鍋は白魚の柳川仕立て。この他にもいろいろ出た。お腹いっぱい。
※写真上右 「白魚」。でかい。ここで取れるのが本当の「白魚」。他のはしろうおだとペンションの方が言っていた。
※写真下 左からカズやん、元X4ライダー。ecozyさん、青森のバイク熱中年。riri&KOJI、羨ましい大型夫婦。keiさん、もうすぐ大型ライダー。

■無事帰着してこそ、楽しいツーリング
朝食後、帰る支度をしていると、「あれ、誰かバイクで来てる」とのこと。なんとゲールさんが来ているではないですか。ゲールさんは、「不良中年友の会」の仲間で、釜石在住の仲間の一人。行ければ行きますと前日、掲示板に書き込んでくれていたのですが、時間が間に合わないかも知れないとのことで、どうなるかなと思っていたのでした。昨年の北海道行きで、仙台からフェリーに乗る時もわざわざお土産付きで、お見送りに来ていただいた方だ。窓から見ると、バイクに軽く腰を掛け、タバコを吸っている。なんとも格好いい。バイク乗りの憧れだよな、と思いつつ、駆け下りてとにかく部屋に来ていただく。東京から、仙台に来ていると言うだけで、日曜日の朝、松島まで来てくれる。それも顔を見るだけかも知れないのに、わざわざバイクを走らせてくれたのです。なんだか嬉しいことです。有り難いことです。

帰り道まだ500kmを残してはいるものの、午前中くらいは時間がある。さて、どこかに行こうと言うことになって、ririさんが言っていた金華山を目指すことになりました。ririさんは、自分のしたいこと、食べたいものを、何の衒いもなくペロリと言ってしまう人だ。そこがとても面白い。松島と金華山の距離なんて、あまり考えない。だから大胆。発想も柔軟な人なのです。ゲールさんが、金華山に行くなら牡鹿コバルトラインの入り口まで先導してくれると言う。だったらいくっきゃない。というわけで、一行は牡鹿半島、金華山を目指したのです。
金華山は、牡鹿半島の一番先にぽっかりと浮かぶ島のことです。聖島として昔は女人禁制だった聞きます。もちろん船でしか渡れないので、今回は島までは行けません。でも、牡鹿半島の先まではバイクで行けます。一番先が「御番所公園」。コバルトラインは女川からそこまで通じています。ゲールさんの先導はさすがはジモティ、全く迷うことなくスイスイ進みます。我々は安心して付いていきます。ずいぶん得した思いです。途中でガソリンを入れ、いよいよコバルトラインの入り口です。おやおや、地元のレース好きが駐車場に集まって、革のつなぎで張り切っています。事故を起こさなきゃ良いけど・・・としか感じません。何だか別の世界の人たちです。コバルトラインをサーキットにしてはいけないなあ、と思ってしまいます。ゲールさんに「ゲールさん、ここで帰っちゃうの。」と聞くと首を横に振りました。この先もつきあってくれるようです。そこからもゲールさん先導で、コバルトラインを進みます。ゲールさんの先導は、とても落ち着いていて、スピードもほどほど。みんな安心して付いていけます。コバルトラインはかなりくねくねですが、スピードを抑えて走れば、安心して走れる道です。気持ちのよいワインディングといった感じです。1時間ほど走って着いたのが「御番所」。牡鹿半島のてっぺんです。

※写真左 金華山をバックに記念写真。ゲールさん(右端)も加わり、今回のメンバー全員です。
※写真右 そのバイクたち。珍しく整列して止まりました。

金華山を後にして、後はそれぞれがわが家を目指します。ツーリングは、家に帰り着いて本当に無事と言えます。家の5m手前で転けても、無事とは言えません。みんなが無事に帰り着くことが絶対条件です。でも、手を繋いで仲良く帰るわけにもいきません。やはりバイクはすべて自分の責任。自分で走り、帰り着かなくてはならないのです。
少し遅めの昼食を食べた後、一行は三陸道路に乗り、それぞれの帰宅路につきます。まず、ecozyさんが、松島北インターで(この後事件が待っていました)、ゲールさんが利府中インターで、走りながら手を振り、別れを告げます。この雰囲気もなかなか感動的で、ベタベタしていないところが潔く、バイク乗りぽくって好きです。また会えると信じているからこそ、じゃあねと軽く別れられるのです。ゲールさんがいない後は、やはりカーナビに頼るしかありません。私が先導して、ともかく菅生PAを目指します。そこでガソリンを入れ、AOIさんへのお土産を買い、カズやんに託して、取り敢えず解散です。一緒にいくにはあまりにペースが違いすぎて、返って危険です。自分のペースで走り、できる限り自分で何とかし、どうしょうもないときは、仲間が全力で助ける。それがバイクの「掟」だと信じています。菅生で別れた後、ririさん夫婦はまた二人だけになって、二人だけの人生のように走ります。keiちゃんは、一人でSLで、根性むき出しで走ります。カズやんは、親戚の家に寄り、AOIさんの家にお届け物をし、それでも平気な表情で帰ります。ecozyさんも、初めてのロングツーリングの楽しさと、終わってしまう寂しさを噛みしめながら走ります。そんな思いが、またいきたいという気持ちを作っていきます。家に帰り着いたとたん、今度はどこへ行こうと夢を見てしまうのです。

翌日、全員が無事に帰り着いたことを知りました。そのときやっとホッとしました。初めての掲示板ツーリング。私自身は大満足でした。みんなも喜んでくれたと思います。そして、また行こうがみんなの合い言葉になっていたのが嬉しい限りです。「また、行こう」。必ずそうしましょう。私にとっての「宝物」と旅ができるのは最高です。このツーリング「OTAKARAツーリング」と名付けることにしました。宝物同士のツーリングになることを、心から願っています。
参加していただいた皆様。ゲールさん。ぼんちゃん、わん・すてっぷさま。そしてちょっと風は強かったけど、晴天をくれた神様。ありがとうございました。

またいつか、バイクで会いましょう。


■ecozyさん、帰着第一声
出発が17日午前11時11分でした。さっき見たら午後10時11分でした。
47時間、1泊2日、785kmのツーリングでした。
実は、みなさんと別れてすぐ、いろいろあって、古川発6時でしたんです。
詳細は後ほど。
田舎親父がばれてしまったけど、初ツーリングはとっても楽しいものでした。
本当にありがとうございました。
AOIさんのお菓子がお土産です。最高〜〜〜!!!!

■ecozyさん、帰着第二声
今日はてんてこ舞いでしたわ、ほほほほ・・・
ツーリングを思い出したり、合間にここをのぞいたりしてはにやにやしたり、涙ぐんだり、あちこち出かけたり、締め切りに追われたり、笑っちゃいたくなる一日でした。
仙台、本当にすばらしかったです。植野さん、ありがとうございました。カズやんさん、どうしてそんなに優しいか。Keiちゃん、いとおしくなるほど元気だね。ririさん、決まってましたよ!RiRi改めKOJIさん、ririさんと勝手にやって下さい。ウソウソ、いっぱい写真取ってくれて、撮ってもらうだけで嬉しかったです。ゲールさん、見習います、あの貫禄の走り。AOIさん、実はクッキー買うって言ったら神さんが「あたしだって作れる!」って言ってたんだけど、持ち帰ったら「すっごぉ〜い!おいし〜〜」ってばくばくでした。電話、楽しかったです。王子ちゃま達のやんちゃが聞こえて幸せでしたよ。家もそうだから。わんすてっぷの方々、お世話様でした。水色の建物が見えた時は感激しました。「着いた〜!」って。
帰路!皆さんと別れて高速のゲートくぐって、「さ、帰るぞ!」って本線と合流直前、アクセル全開!・・・のはずが!ブチって・・・ブチって!そうなんです。アクセルワイヤーが行きましたね。スカスカスカって。とほほほほ・・・と途方に暮れました。
でもここからが感動ものでした。
バイクを買った八戸赤男爵・吉田工場長にTEL。すぐ古川の店と連絡取ってくれて迎えにくるとのこと。待つこと30分。この間に道路公団のパトロールが安全なところへ誘導してくれました。二人組の片方はTIMのゴルゴを男前にした感じ。印象が良かったので「男前」になりました。で、赤男爵、来ました。バイク積み〜の、固定し〜の、店まで出発し〜の、高速料金払い〜の、修理の説明し〜の、超特急でなおし〜の、てんてけてん!修理してくれたのは若くてかっこいいマギー審司。駆け足でバイクの周りを動いてましたからね。あ、後輪に釘も刺さってました。シッカと。とどめって奴ですね。修理を待ってたらさっきのゴルゴ君が勤務を終えて様子を見に来てくれました。感謝!感激!!
今日、ご丁寧にこの店から「昨日は無事に付きましたか?」って電話までくれましたよ。赤男爵、少なくとも私のあったスタッフはみんな若くて気持ちのいい若者ばかりです。マニュアルで動いてるとしたらそれにはきっと「RIDER MIND!」としか書いてないに違いない。もし、赤男爵でなかったらCBで帰ることは出来なかったでしょう。
帰り道は閑散としたハイウェーを心ゆくまでぶっ飛ばしました。(結局、高速デビューは強風と夜道でした)
ここで応援してくれた人たち、さっき別れた人たち、家で心配しながら待ってくれる家族、気持ちよく泊めてくれた人たち、こうして走れるようにしてくれた人ち・・・を想いながら。
大型交通網の旅ではなく、体を張っての旅はそれだけの代償と恩恵をもたらしてくれます。それだけ肌と肌が近いからでしょうか。心と心が近くなるからでしょうか。
絶対にまた行く!不良親父はまた行く!大丈夫、必ず無事に帰れる。でも、餃子パーティーはチト早すぎないかい?
以上、はなはだ簡単ではございますが奥松島ツーのお礼と顛末報告とさせていただきます。
ありがとうございました。

■kei さん、帰宅第一声
あらためて、植野さん、今回は本当にありがとうございました。
計算したら、一昨日が433,1km、昨日が610,4kmの1043,5kmの走行でした。
燃費は昨日計算したらざっとですが35〜39km/L。実によく走りました。
いろいろとご心配をおかけしまして、すみません。
きれいな海の色に感激しました。
真っ青な空にも、帰りの途中で見た飛行機雲もすっごく印象的です。
皆さんと別れてからトコトコ走り出し、安達太良でKOJIさんとririさんご夫妻に会いました。カズヤンさんも今出発したところだよと言われました。トコトコ磐越に入り、入るなり急に風の向きも変わって強くなり、トラック・バスに囲まれて「ひえぇぇぇぇ」。でも、花もきれいでしたよねぇ。
実はね、磐越で風が強くて、一昨日は時速80kmっていう表示が出ていたのに、昨日は70km、60kmと出てました。そんなに強い風には感じなかった(一昨日は死ぬと思った)けれど、かなり強かったんでしょうね。80で走るのがやっとで後ろを渋滞させてました。きっと、またガチガチのすごい格好だったかも。
首痛い。
そうそう、常磐で後ろにぴったり車につかれました。イヤだなぁと思っているところを一台のバイクがビューン!!。そのとたんです、車が突然・・・・。
覆面でした。
私って、もしかしたらそうとう危ない運転してるのかもと思った次第です。
げーるさん、昨日はお忙しいところをありがとうございました。素敵な海の色や空の色、しっかり目に焼き付けて帰ってきました。今度は是非関東へもお出かけください。
かずやんさん、AOI家への宅配(?)ありがとうございました。
20時頃、北茨城の中郷にいて、夕食を食べたりしてゆっくり休んでいました。(ここまでは結構順調)そこから先が耐久レースに出ているような気分。かなり辛かったです。友部に22時半頃やっと到着。メットの中ででかい声で歌を歌いすぎです。今朝はのどが痛くて声もガラガラです。その後もちっとも楽にはなるわけもなく、風がないことだけが救いで、守谷にたどり着く前にギブアップ。一寝入りしてからは随分楽になりました。
カズヤンさんは寄り道していたのに到着早いですね〜。
ecozyさん、元気ですか〜?!。とっても黒がお似合いでしたよぉ。また是非お会いしましょうね。
ecozyさんだったら大型もすぐに取れちゃいそうな気がします。吉報を待ってます!!。
なんだかまだ頭ボケてる感じだなぁ・・・。(もちろん私!)

まだ半分死んでるkeiです。
磐越越えたら一気にきました・・・。磐越までは元気でしたが、茨城県入りしたとたんヨロヨロです。
あと2時間半〜3時間でたどり着くぞ、よしラーメン食べよう!!と北茨城あたりでラーメン食べました。もう時間内に守谷まで行けないので、20時半ごろ夕食にしてコーヒー飲んで出発したら、もう眠くて眠くて、守谷より一つ手前くらいのPAにまた寄って休むことにしました。椅子に座って頭乗せてから・・・記憶がありません。気がつけばもう23時なんてとうにまわってました。そこから先が今思うと恥ずかしくてもうあのPA行きたくありません。ねぼけたんですよ。あ〜、また怪しいライダーやっちゃいました。
守谷でトイレタイムしてさっさとそのまま八千代へ。
帰りつくと猫たちがいっせいに「ニャオ〜ン!!」。重たいデブ猫達に乗っかられて、猫たちを重石に爆睡。
何とか生きてます。
でも楽しかったですね〜。じゃ、また少し食べたから寝ます。おやすみなさ〜い。きっと夜中ころゴソゴソ目がらんらんらんになりそうな気配。

■ririさん、帰着第一声
皆々様お疲れ様でした。といっている本人、死んでます。全身筋肉痛!
今日は仕事する気力がありません(@_@。
 天気がよくて本当によかったです。男性陣雨男改め晴れ男ですかね(笑)一部除く(^^ゞ
>植野さん
 本当にツーリングの企画していただきありがとうございます。感謝感謝m(__)mきっとこのホームページに来なかったら仙台へツーリング行かなかったかもしれません。
 皆さんと走っていて、つくづくバイクってすごいなと思いました。都道府県、老若男女のわくを軽々飛び越えてしまう。あっちょっとキザだったかな(^^ゞ
ここの上部に書いてある言葉本当にそうだなーとしみじみ思いました。うるうる。おっといけね目にごみが(笑)
 せひ又ツーリング行きましょう。
>ゲール@みちのくほやほや隊さま
先導ありがとうございました。おかげさまで、すばらしい景色を見ることが出来ました。
 関東へおこしの際はみんなで先導しちゃいます。ねっ植野さん。
> バイクの後ろにツーリングバックならぬ、ドッグフードのでかい袋を乗せて走る様は異様でしょうね?(笑)
大丈夫です。私は玉ねぎ積んでいるし、Keiさんは猫砂を積んでます(^^ゞ
>むねちゅうさん
お電話で失礼致しました。今度は電話ではなく是非お会いしたいです。X4はリッター20いきましたよ。いや本当に。
>esozyさん
いろいろあったのですね・・・お疲れ様です。いやーしかしメットかぶってサングラスかけると別人ですねーお話しするととてもやさしいかんじですが、ちょっと恐い人に見えます(^_^.)
今度は関東進出ですね!
>ひとことぬし様
東北道寒かったです。もっているあらゆる服を着込みました。少し甘かったです。反省。
>AOIさん さくらさん
ただいまー(^o^)丿無事帰還しました。
さくらさん
みきわめ終了ですかー。よかったね。2段階は法規走行や1段階の復習みたいなものだから、スイスイですよ!
 カズやんさん帰宅早い。
寄り道したのに私たちより早くついてる・・・
私たちは結局23:15でした。トロトロ走っていたからね〜
 餃子パーティーいくよーいついつ?楽しみ!
そういえば、パウンドケーキ等ecozyさんからおすそ分けいただき、とてもおいしかったです。噂のマシュマロも。
ecozyさんが、パウンドケーキについていたメッセージ感激&照れていましたよ。ふふふ
 皆さんの助言のおかげで帰りは行きよりポジションがよかったとお褒めをいただきました(^o^)丿といっても完全にリラックスはしてなかったけど。

■カズやん、帰着第一声
>植野様
宿の予約等色々ありがとうございました!
このホームページのおかげで素敵な人たちとお知り合いに
なれることが出来ました。宝ですね!
>keiちゃん
うわぁ〜2時過ぎですか!本当にお疲れ様でした。
またまた是非御一緒に走りましょうね。
(次回は最速?)
>ecozyさん
あのスタイルは私の憧れでした。
めちゃくちゃ似合ってましたよ(次は大型ですね)
次回も是非に!
>riri御夫妻さま
御夫婦で大型なんて他を寄せ付けない貫禄でした。
X4乗るririさんとFJRを操るKOJIさん
ため息もんでした。また御一緒したいです。
最後にお会いした後にやはり三春によることになり
郡山で一時高速降りました。
時間も時間なので親戚にはヘルメットも取らず玄関先で
お土産渡して再び高速に乗った次第です。
なんかピットインと言う感じでしたよ(@_@;)
>AOIさん
ただ届けただけで誕生日ケーキまで頂いてしまい
本当にありがとうございました!
なでもないのに頂けるのはこれからも歓迎です。
こんな画像撮っちゃいました。
無許可で送付お許し下さい。
(私は肩のみ写っております)

■ゲールさん、第一声
植野様他ご一行様、本日はお疲れ様でした。
天気は良いものの、肌寒い一日でした。
三陸道は風が強かったんですが、東北道も同じでしたか?
当方は15時15分帰宅しました。
帰宅早々、我家の珍犬(桃太郎)の餌を買いに行きました。
バイクの後ろにツーリングバックならぬ、ドッグフードのでかい袋を乗せて走る様は異様でしょうね?(笑)
本日は楽しい一時を一緒に過ごせて、有難う御座いました。

■わん・すてっぷさん、お便り
ご無事のご帰宅何よりでした。
奧松島のわん・すてっぷです。朝お見送りしてから一日天気だったので、ロ−ドも気持ちイかろうナァと思いながら、明日の朝はBBSにお邪魔しようと考えてました。
バイクはゲンチャしか乗った事のない私(わんママ)ですが皆さんのバイクの迫力に魅了されました。オ−ナ−が、戸隠のペンションころぼっくすさんもバイクが大好きで、リビングにいれて飾っていると、後で教えてくれました。(13日にお邪魔してきたはかりです))
私たち宿は、お客様がご無事でご帰宅した事を確認できるのが一番嬉しいです。ここにお邪魔して本当に安心しました。
またの機会にも、ぜひお立ちより、御利用ください。