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ひねもすのたりのたりかな


NO.201

だいたい毎月3日更新予定

わたなべ じゅんじ Junji Watanabe

ひねもす絵日記 
11月2日
・いままでの絵日記

 

 
11月20日(月)
 きのう胃カメラを飲んできた。いまは口から入れるか鼻から入れるかを選べるようになっている。ほんとはどちらもイヤだけど、しかたがないので鼻のほうでお願いする。周りの経験者は「鼻は苦しいよ」と言ってたけど、結論からいうと、それほど辛くはなかった。医者の技量の問題みたいだ。ベッドのすぐ横にモニターがあって、LIVEで自分の食道や胃を見ることができるようになっている。
 不思議なものでモニター越しに見ると、自分の内臓なのに他人ごとのように客観的に眺めてしまう。「あっ、これが声帯ですか?」(ついこの間、仕事で声帯の絵を描いたのですぐにわかった)と聞くと、医者も「そうそう」とかいって、「いよいよここから食道を過ぎて胃に入りますよ」と続ける。観光ガイドか。
「ちょっと組織を取りますね」というと、胃カメラからニューッとフック船長(ピーターパンに出てきた悪役キャラ)のかぎ爪のようなものが出てきて、出っ張った部分をちょっとつまんでいる映像が映し出される。画像も鮮明で「ほう、すごいな」と感心しつつ、おもわず見入ってしまうのだが、何度も書くけど自分の内臓なんだよな。
11月13日(月)
 今読んでる本のなかで、「愛」という漢字のもともとの語源を辿ると、「おなかがいっぱいで気持ちいい」という感情をあらわすのだということが書いてあって、なるほどアジア的だなと思って腑に落ちた。西洋の「LOVE」とはずいぶんおもむきが違う。世界の中心で、さけぶほどの言葉でもないし、旨いものを食べて「あー食った食った、しあわせー」くらいの軽いノリがちょうどいいような気がする。いずれにしても日常会話では、まず使わないな。
11月6日(月)
 人の記憶っていいかげんだなと思う。脳は自分に都合の悪いことは、いつのまにか消去してしまうか、無意識に自分に都合がいいように書き換えてしまう。これって、自分に過剰なストレスがかからないようにするための自己防衛本能なのではないだろうか。そうなると嘘というものも、あながち悪いことではないような気がしてくる。こういうのは女性の得意分野だな。だから男より長生きなのかもしれない。天気がいいので、用もないのに早稲田のあたりまで出かけていって、ブラブラ散歩していてフト思いついた。どうでもいいようなことだけど。
11月3日(金)

 BLUE BOTTLE COFFEE 清澄白河ロースタリー&カフェという店で古い友人と久しぶりに会う。全然知識がなかったのだが、あとでネットで調べてみるとコーヒーマニアの間では超有名店らしい。びっくりするほどコーヒーがうまい。うまい酒を飲んだときのような満足感がある。コーヒーってこんなにうまかったっけ。平日の昼前ということですんなり店に入れたのだが、週末や休日には昼頃にはそうとうな行列ができるのだそうだ(店員談)。地下鉄清澄白河駅から住宅街にずいぶん入り込んだ場所にあるにもかかわらず。客の中に外国人もちらほら見かけた。『カオナシ』の顔をプリントしたTシャツを着たへんな外国人もいた。いいなあ。どこで買ったのだろう。

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2001年1月創刊