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ひねもすのたりのたりかな


NO.267

だいたい毎月3日更新

わたなべ じゅんじ Junji Watanabe 

ラインスタンプ売ってます 

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5月29(月)
「街とその不確かな壁」(村上春樹)を読了。さらに40年前に読んだ「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」を再読中。同時代に生きて、これをリアルタイムで読めることに幸せを感じる。「ハードボイルド・ワンダーランド」が醸造酒(旨いビール)だとしたら、「街とその不確かな壁」は蒸留酒(旨いモルトウィスキー)かな。どちらも味わい深い。
街の地図を描いてみた。あくまで僕のイメージだけど。
5月22(月)
 先週10年ぶりくらいに神宮球場へヤクルトVS巨人戦を観にいった。いちおうヤクルトファンなので一塁側で観戦。暑い日だったので、さっそくビール売りのお姉さんからビールを購入。いやー球場で飲むビールは最高ですなあ。ところで神宮外苑の再開発で、この球場も建て替えの予定になっていることに対して反対運動があるのかと思ったけど、今のところ全然そんな気配はなかった。しかもこのゲームのスポンサーが再開発側の伊藤忠商事で、なんだか裏側はいろいろ利権が複雑に絡まっているみたいだ。
5月15(月)
 久しぶりに落語を聞きにいった。瀧川鯉昇の『千早振る』はすごかった。古典落語なのにロシアンパブのホステスやモンゴル人力士が登場する。オチも今まで聞いたことのないようなオチで、観客全員があっけにとられて爆笑の渦であった。この人71歳なのに(おいらと同年齢だ)、こんなにぶっ飛んだ落語をやるとは思わなかった。鯉昇さんの爪の垢を煎じて飲みたいくらいだ。
5月8(月)
仕掛人・藤枝梅安2を新宿ピカデリーへ観に行く。前回に続いて豊川悦二は良いし、今回は佐藤浩市もシブくてよかった。このシリーズはこのあと世界配信もされるらしい。これで世界中で時代劇の評価が高くなれば(黒沢明の『用心棒』のように)、今よりは良質な時代劇作品がもっとたくさん作られるようになるかもしれない。時代劇ファンの切なる願いである。
5月3(水)
ヒマなので本ばかり読んでいる。一年前に図書館で予約した本が、4日前にやっと手元に届いた。
鮫島浩著『朝日新聞政治部』
鮫島さんはいろいろゴタゴタがあって(この本にその詳細が書いてある)朝日新聞を退職し、現在は『SAMEJIMA TIMES』というWebサイトとユーチューブを運営している。今や数少ない矜持を持ったジャーナリストの一人である。この人の書く文章はキラキラ輝いていてステキだ。数は少ないけどこんな人たちが生き残っているうちは、日本もまだ立ち直れる可能性があるのかもしれない。

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