感動!



 エアーズロックは,オーストラリアの中央にあります。周囲はUluru National Parkという国定公園になっています。気候が、3年に1度または10年に1度しか雨が降らないという、オーストリアでも、大変特殊な地域です。 私と15歳の娘は、95年8月19日に登岩しました。二人きりの旅行です。

 セイルズ・イン・デザートというホテルに泊まりました。そこから日本人だけのグループにまとめられエアーズロックの観光をします。言葉の心配がないという点では良いことでしたが、日本人だけが区別されているみたいでちょっとがっかり。夕日に染まるエアーズロックを楽しむサンセット観光、星空を楽しむスカイショーを見学しました。
 
 翌朝はいよいよエアーズロック登岩です。 いろんな国の人々が挑戦します。シドニーで出会ったガイドさんは、「自分は登ったこともないし、これから登ろうとも思わない」とつれなく言われたっけ。どんな登岩になりますことやら・・・。

 最初は、はうような姿勢で鎖をたぐって登ります。 次にごつごつとした岩をひたすら登ります。やがて一番高いところまで登りつき、今度は岩肌に白いペンキが引いてある道をたどって歩きます。皆、同じ道をひたすら歩きます。風が強く、吹き飛ばされはしないかと心配でした。

てっぺんの部分は、遠くで見ているほど平らではありません。岩を乗り越え岩を下り、やっとの事で羅針盤の形の目印のあるゴールにつきました。

記念撮影!そしてひと休み。

ふぅー...。人がつくったものがなにもない...,大地も樹木も眠っているのか成長のあとも感じない。
耳には厳しい風の音だけ・・・  自分も自然の一部になった感覚だ!
360度の大展望は、感無量です。

しばらくすると、無性に不安になって、下る決心をします。
下りはスリルもありましたが、足の方がなれ てきたら、リズムよく下山できました。

下山してからバスの中で「Climbers Certificate」(登山証明)をもらいました。

・・・おすすめ・・・

ナショナルパ−クの見学の時に、入口で入場料といっしょにパンフレットを買いました。
テーマが鳥、花、地質、アートの4種類あり、まとめて買って1ドル50セント(AU$)。
中身は英語だけれど、写真や図が豊富だから、眺めているだけでも、満足です。
このような気候風土の中でもこんなにたくさんの生物が生きているのかと驚きます。



 
 

 アリススプリングスという街へ


ちょっと立ち寄って見ませんか。



 






 飛行機はシドニーから内陸部をめざし、Alice Springsへ。エアーズロックへ行く前にここで1泊することにしたのです。 ガイドブックをよんでも、どんなところか見当もつきません。ちょっとした冒険です。
飛行場から、ガイドさんといっしょに4WDで見学にでかけます。何もない静かな町です。

ガイドの名前は、ジェイさん。180cmはある長身にサングラスをかけたダンディマン。 わたしたちの片言の英語と彼の日本語で何とかコミュニケーションがとれ、ほっとしました。

まずは小さな農園に行き、カンガルーと毒蛇を見学し、らくだに乗せてもらいました。
それからショッピング街であるトッドモールで昼食と買い物。
小さいが、外にいすを出して飲み物をとれるカフェや、土産物屋、ショッピングセンター、Book Storeがあり、それなりの品物は整います。

夜はブッシュで野外ディナーです。メンバーは私たちとアメリカ人のご夫婦と昼間のガイドのジェイさん。たき火を囲んでジェイさんが調理する肉料理、サラダ、パンケーキ、コーヒーなどをいただきます。明かりは、たき火だけ。
日が落ちると、しんしんとあたりが冷え込み、たき火の暖かさがいとおしくなります。満天の星の下で、静かなディナーです。
ここで一番驚いたこと!それは、オ−ストラリアの先住民であるアボリジニの人たちが、そこで生活していたことでした。  ここにいる彼らは,シドニー郊外で観光客相手に楽器を吹いていたアボリジニとも、空港でアートを披露していた アボリジニとも、違っていました。
見せるためではなく、普段のままの彼らに出会えたのです。
とても新鮮でした。


おすすめ・・・The Big Opalというお店をのぞいてみました。
        オパールはシドニーよりここアリススプリングのほうが安かったみたいです。
        さすが原産地です。

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