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静かです!

フレーザー島に到着!


 今年の夏、私たちは、前回おいてけぼりにしてしまった夫と、息子(6歳)のためにあらためてオーストラリア旅行をすることにしました。夫、私、娘(16歳)、息子(6歳)の4人。 1週間の休暇です。   今回の旅行は、格安航空券手配、現地ホテル直接予約、資料収集等々で、インターネットの力を充分に借 りての手つくり旅行。不安もありましたが、直接電話をかけて確認するなどの2重のチェックを行い、何とか無事に行って来ることができました。


1997年 8月6日夜出発です。(From: Tokyo 21:35 To: Brisbane  07:20 QF360 共同運行便で、実はJALでした。)

 8月7日の朝着。その後、国内線に乗り換えます。(From: Brisbane 08:50  To: Hervey Bay 10:00 QF2372)
30人乗りの小さな飛行機でしたが、おいしいクッキーとコーヒーが出ました。スチュワーデスさんも親切。

 ハービーベイ空港から、予約していた送迎バスに乗り、桟橋まで行きます。そこからホテルの船でいよいよ フレーザー島に渡ります。 所要時間40分。
この送迎バスのおかげで、空港から荷物を持たずにホテルの部屋まで着けました。らくちんでしたが料金は チェックアウトの時にしっかりとられています。

 Kingfisher Bay Resort & Village というホテルに泊まりました。 島で1番大きいこのホテルは、フレーザー島の美観を損ねないように、樹木に隠れるように低く建てられています。その上、宿泊客がフレーザー島の自然観察ができるように独自プログラム(ツアー)を持って対応してくれています。 私たちは、英語が不安だったのですが、日本語のパンフレットをもらってなんとかチェックイン、部屋へ入ることができました。日本語はほとんど通じません。パンフレットがあとあと大事な資料となりました。

 ビラに泊まりました。
 3棟つづきの2階建てペンション風の木造建築です。1階は、2ベッドルームとバスルーム、シャワー室、トイレ。中2階に、大型洗濯機と乾燥機。2階は、リビングルームとジャグジー付きのベランダ。リビングにはテレビ、電子レンジ、冷蔵庫、等々、充分すぎる設備です。 全員満足しました。
 一段落すると、前夜から乗り物に乗りっぱなしだったので、みんな疲れた様子。その日の午後は、部屋でゆっくり休みました。
 


 
 


8月8日Whale Watching


 








 この日は、を探しに海にでます。前日ツアーデスクで予約を済ませて、指定された時刻にレセプションに集合すれば すべてOK。朝から昼までの半日コースです。
 桟橋から船で海にました。はたして鯨がいるものなのかと半信半疑でいると、キャプテンのOKサイン。
 いました。いました。海がが大きすぎて、鯨は大きい!という実感はなかったけれど、広大な海を一頭で泳ぐ姿が、けなげでした。ひれを振ったり、しっぽでbye−byをしたりしている鯨。
「今度は、六時の方向、次は2時の方向に・・・」というキャプテンの声に、船に乗っている全員が同じ方向を向き、夢中で鯨の姿を追いかけます。  こんな時は、だれもが共通の感動です。とにかく全員が鯨に興奮していました。

やがて船酔い・・・。我が家で元気だったのは、夫だけ。テーブルに酔い伏して、3時の方向を見ながら、 みんなの歓声を聞いていました。船酔いって全く動けなくなるものなんですね。この時初めて知りました。 そのうちなんとかなりましたが、そのころは鯨ともお別れ。船は最初の船着き場ににもどってきました。船内にはモーニングティーとケーキのサービスがあったようです。

下船して、コーラを飲んですこし休み、レストランでおそい昼食をとりました。その後、船酔いもすっかり治ったのでレストランにつづく屋外の温水プールでひと泳ぎ。
夜はナイトツアーに参加。ホテルの周りをガイドさんの案内で1時間かけて歩きす。(無料です!)
夜の動物の生態を見るのが目的でしたが、この日はめぼしいものには出会えませんでした。
 それでも海岸の水際に、浅瀬を歩くかにの群を見ることができました。こんな暗い中でかにの横歩きがわかったなんて・・・・。
その後ファミリーレストランで夕食をすませ、部屋へ帰ります。帰り道、耳すませて見ると、 聞こえてくるのは、メインホールのピアノの音とフクロウの鳴く声だけ。 そして空いっぱいの星・星・星・星・星・・・
そのままの天の川に感激しました。小さな子供が真夜中にこわごわ外のトイレに行くとき、はっと振り返ったら、おおきなおおきなもちの木が、きらきらと輝いていた という民話「モチモチの木」みたいでした。
東海岸。渚ハイウェイになっています。

その上ここは、ただの砂浜が、観光用セスナ機の滑走路にもなっています。
 
 
 

 


 
 
 

                           マッケンジー湖です。美しい湖です。

                       ディンゴに注意の看板がでていました。

8月9日 Beauty Spots Tourに参加


 











1日のツアーで、モーニングティーとランチ、アフタヌーンティー付き。
4WDバスで30人のツアーの出発です。 快適です。
クリスタルブルーのマッケンジー湖、冷たいフレッシュウォーターが流れるイーライクリークに行きました。
大阪府とほぼ同じ面積を持つフレーザー島は、すべて砂でできている砂の島です。砂全体が、巨大なスポンジの役割を果たしていて地下に水を蓄えます。 それがあちこちにフレッシュウォーターの湧き水となって小川をつくります。理屈ではわかっていても実際にその水量の多いことに驚かされます。
そして東海岸のドライブ。1935年の台風で東海岸の波打ち際に打ち上げられた難破船マヒノを見学しました。
70マイルつづく直線コースです。海岸線が美しい。 いつまでもドライブを楽しんでいたいところでした。

楽しみにしていた熱帯雨林。以前は伐採して材木として売られていた時期もあったようですが、 現在は自然のままに保護されています。
ここでは多種多様な植物が育っています。砂地はたいていやせた土地なわけですから、 この島を覆う木々や草花は、いったいどこから養分をとっているのでしょう。
暗くうっそうとした森をながれる小川にそって歩いていくと、おおきなシダがはえていました。古く珍しいもののようです。
森林の中を歩いていると時間を忘れます。


森が、たくさんの水を蓄えていることを知りました。

海にかこまれた砂の島に、いくつもの淡水湖、豊富な水の流れがあることが不思議です。

自然の循環を大切にしているこの島の美しさがステキです。



 
 


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