〜選択的夫婦別姓について〜

2001年1月16日(火)〜2001年3月5日(月)

皆さまからお寄せいただいた意見です。



投稿時間:01/01/16(Tue) 01:43
投稿者名:少数株主
Eメール:q3818@m13.alpha-net.ne.jp
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タイトル:テーマ別ディベートについて

テーマ別ディベートの内容を変更されるそうですが、討論の条件が厳しい気がします。「賛否を明確にした上で、理由をお書きください。」とありますが、漠然と考えている人には書きようがありません。また、現在子育てしてない人には、観念的で、現実感が不足するため、いよいよ自信もって書くことできません。またジェンターフリーとかディベートという言葉も、よくわからない人も多いはず。カタカナ語は説明つけたほうがいいでしょう。えてして専門家は自分が日ごろ何気なく使っている言葉は、誰でも理解していると錯覚起こしやすいもののような気がします。またこういう討論を推し進めるには、まず子育てできる政策として児童手当が必要か?、財源としていろいろな人的控除の廃止が必要か(控除の項目により賛成、反対の項目もあるはず)等に項目を分けられたほうが参加しやすいでしょう。また確定申告してない主婦は、人的控除の重み、意味が解らず生活費にどのように影響するかわからない人も多いはず。中には控除額だけ、税金が安くなると勝手に思い込んでいる人も多いはず。それから、子育てできない理由に、果たしてうまく大学まで卒業させ、社会的に認められる人に育てる自信がなかったり、もし体を壊したり、ほか何かの理由で育てるのが困難になったときの、代わりに育てるのを手伝ってくれる人が見つからないという、漠然とした不安、保育所等の問題も合わせて考えてみないと、未来が開けない気がします。
おせっかいですがこのテーマ国会リポート12月1日でなく15日のミスのようです。ご覧下さいよりリンクさせ戻れるようにしたほうがいい気がします。
  


投稿時間:01/02/04(Sun) 15:00
投稿者名:宇治橋あきら
Eメール:akira@rs.catv.ne.jp
URL :
タイトル:賛成です。創姓も認めては・・・

 選択的夫婦別姓には賛成です。「仕事で姓が変わると困る」、「自分の姓を大切にしたい」という意見があるのですから、積極的に認めて良いのではないでしょうか。「強制別姓」なら問題が出てくるのでしょうが、「選択式」ですからね。「同性が良い」という方(例えば、森総理大臣など)は同性を選べば済む話です。

「別姓にすると家族が崩壊する」という意見も聞きますが、これもおかしな話です。古い話ですが、大日本帝国の時代、真珠湾攻撃を立案した連合艦隊司令長官の山本五十六は元々、高野五十六といいました。山本家を引き継ぐとので姓が変わったそうですが、その後、高野家が崩壊したという話は聞いたことがありません。

 しかし、選択の幅を広げるという観点で更に話を進めるなら、「別姓」だけではなく、「創姓」や「二姓方」も視野に入れたほうが良いと思います。自分の姓なのですから、新しく作ったり、好きな人の姓と重ねて(「田中−佐藤」という風に)使ったりと、色々な手法・考え方を取り入れて良いと思います。
 とは言っても、現実的には「選択的別姓」を通すのが精一杯でしょう。しかし私は、将来的には、問題にするべきであろうと思います。

拙い文章なので、自分の意見が書き尽くされているか、疑問ですが、議論の活性化になれば幸いです。

宇治橋あきら(24歳・男)


投稿時間:01/02/05(Mon) 13:07
投稿者名:小宮山洋子
Eメール:komiyama@t3.rim.or.jp
URL :
タイトル:賛成の理由

  ディベートを活発にするために、問題提起をした私の選択的夫婦別姓
に賛成の理由を述べます。大きくいえば、豊かな社会は、選択肢が豊かであること、ひとりひとりが多様な価値観を認め合えることだと思っています。
そのためには、夫婦別姓の選択制は、その試金石だと思います。
  賛成の理由は、変えた方(多くの場合は女性)が仕事上などで不利益を
受けること。アイデンティティー(同質性)の喪失。98%女性が姓を変えているので男女平等でないこと。世界の各国でも同姓を強制しているのは
日本とインドとタイだけであること。これは本来の個人の呼称とはちがいう観点になりますが、長男長女が増えている中で家の名が途絶えるので結婚できない人にも解決策になります。反対する人の理由の中で、いつも言われる
家族の絆がこわれるというのは、おかしいと思います。それぞれを大事にするために意思を尊重しあっている夫婦の絆は、何も考えずに同姓を選ぶ人
と比べて強いことこそあれ、弱いとは思えないからです。また、子の福祉に
反するともいわれますが、同姓でも別姓でもよいのだという教育、情報が
あれば、いじめられることもないと思いますし、各国で子の福祉に反しているとは聞いていません。
 民主・社民・共産・その他の賛成議員で出している議員立法が1日でも
早く成立するよう努力しています。
 皆さんのご意見を聞かせてください。 


投稿時間:01/02/08(Thu) 06:20
投稿者名:細川(「民主」購読者) 民主党支持者
Eメール:n-hoso@mub.biglobe.ne.jp
URL :
タイトル:民法改正賛成。しかし、議会内多数派を制しなければ実現は不可能。

私は、リベラル派なので、もちろん民法改正に賛成です。もっとも、民法改正は、民主党とその友党が議会内多数派を制しない限り、実現不可能と思います。在日外国人地方参政権付与法案に対する自民党右派の抵抗を見ればおわかりのとおり、自民党が選択的夫婦別姓制度に対して党議拘束をはずして採決を容認するとは到底思えません。
そういう見地から、私はいっこくも早く民主党とその友党が議会内多数派を制して、政権をとることを熱望しています。もっとも、鳩山代表人気ありませんね。昨年の衆議院選挙で「神の国」発言等失言を連発していたあの森首相さえ倒すことができなかったし…。やはり、首相候補は菅さんのほうがいいんじゃないですか。菅さんはたしかに脇が甘いけど、根強い国民的人気があります。
したがって、菅さんを首相候補にしたほうが、参議院選挙で民主党の議席が増えると思います。代表と首相候補を分離させて参議院選挙に臨んではどうでしょうか。
以上、乱文にて失礼いたしました。

追伸
フランスのPACS法に関心あります。民主党でご検討くださいませ。


投稿時間:01/02/09(Fri) 01:11
投稿者名:宇治橋あきら
Eメール:akira@rs.catv.ne.jp
URL :
タイトル:論点を絞るべきだと思います

 細川氏の投稿、読ませていただきました。趣旨は良く分かるのですが、このフォーラムは「選択的夫婦別姓」に関するテーマとして設定されています。゛拡大解釈゛をするとしても、「民法に関すること全般」程度のことが限界ではないでしょうか。民主党の政権戦略を持ち出してきては、テーマから完全に外れてしまいます。

 民主党に意見を届ける場がここしかないならともかく、テーマ以外の論点を持ち出してきては、議論が混乱するだけだと思います。私個人も民主党に関して言いたいことはありますが、そういう事をこの場に書き込もうとは思いません。

 若輩者が生意気を言うようですが、論点に沿った議論をしましょう。

 PACS法(確か「連帯のための市民協約」ですよね。間違ってたらごめんなさい)には私も関心があります。民主党だけではなく、超党派の検討をお願いしたいです。

(24歳・男性・食品製造)


投稿時間:01/02/11(Sun) 03:56
投稿者名:大澤容子
Eメール:ayhky@wc4.so-net.ne.jp
URL :
タイトル:民法改正賛成

民法改正をめぐる論議がここ数日国会で活発に行われていることをうれしく思います。法制審案ができたあとの長い長い冷凍状態はもう我慢も限界です。結婚に際して、夫婦双方とも、自分を表し、自分の実績も表す自分の名前を手放したくないと考える場合の姓の選択肢がこの国にないことが問題なのです。夫婦の姓は同一でなければならない、と強制しないでほしいです。もともと違う性格、違う生い立ち、違う職業の男女です。違いを越えたり補い合ったりして生きているのだから、姓の違いが決定的なダメージになるはずがありません。その名前で知り合って、その名前のお互いを愛して結婚する男女。結婚後も出会った時の名前でいたい者にはいさせてほしい、そう思って民法改正を望みます。民法改正のもう一つの重要課題、婚外子差別撤廃も必ず実現してほしいと思います。


投稿時間:01/02/12(Mon) 02:36
投稿者名:少数株主
Eメール:q3818@m13.alpha-net.ne.jp
URL :
タイトル:夫婦別姓賛成

 考え方が古いと思われるかもしれません。少子化の時代、一男一女に恵まれる親は少なくなっているようです。親としては、せめて自分の姓だけでも
未来に残したいと考える人も多いはず。そんな時、結婚する双方が自分の姓を名乗り、子が生まれたら子供にも自由に姓をつけられたらと考えてる事もあるでしょう。また、親が別の姓を名乗ることにより、自分の先祖が増えたような気がし、親戚の縁も近くに感じられることも多いはず。国外や遠方で働くことが多くなり、人付き合いが疎遠になり易い今の時代こそ、夫婦別姓必要な気がします。


投稿時間:01/02/16(Fri) 14:43
投稿者名:服部由香里
Eメール:y_tori@cb3.so-net.ne.jp
URL :http://www02.u-page.so-net.ne.jp/cb3/y_tori/garden/
タイトル:民法改正賛成

 私は、選択的夫婦別姓が間もなく導入されることを前提に、10年前に
婚姻届を出しました。私は、雇用機会均等法1期生なのですが、同年代の
女性には同じような状態の人がたくさんいます。皆、不便な思いをしなが
ら、通称と戸籍姓の2つを使い分けているのです。
 これまであまり語られていないことですが、「不便な思い」をするの
は、改姓した本人だけではありません。取引先とか、研究者の場合には世
界中の同業者が「不便な思い」をするのです。また、2つの姓を管理する
各企業の人事や総務担当者も同様です。対象者が少ない内はさほどでも
ありませんが、いずれ多額の投資をしてデータベースの再構築をせざるを
得なくなるでしょう。
 5月の法務委員会では、自民党男性議員が「通称で充分」とおっしゃって
いましたが、おそらくは「名刺と名札を通称にすればそれで済む」と思っ
ていらっしゃるのでしょう。現在の企業の現場をあまりにも分かっていな
いご意見だと思いました。
 今後の国会での議論においては、別姓にしたいと思っている当事者のみ
ならず、企業の人事や総務、システム部門の担当者、情報検索に携わって
いる方々などの声も調査していただきたいと思います。人材以外に資源の
ない日本で「誰にとっても働きやすい環境」を作ることは国家戦略では
ないでしょうか? 


投稿時間:01/03/05(Mon) 00:07
投稿者名:小宮山洋子
Eメール:komiyama@t3.rim.or.jp
URL :
タイトル:非嫡出子差別の撤廃も同時に

 夫婦別姓の選択制とあわせて、法律婚でない男女の子(非嫡出子)の
相続分が、嫡出子の2分の1と差別があるものを同じにする改正も
一緒に行う民法改正案を、民主・共産・社民と無所属の有志で提出して
きています。
 最近、自民など与党の女性議員から、夫婦別姓の選択制のみの法案を
準備する動きがあると報じられています。運動してきたNGOの多くの
皆さんも両方通したい意向が強いと聞いています。
 生まれる家庭を子は選べません。人権条約や子どもの権利条約にも
反する非嫡出子の差別の撤廃を後回しにすることはできないと思いますが、皆さんは、どうお考えでしょうか。聞かせてください。