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MOMENT TO MOMENT
火星の大きさ
2003年9月9日23時45分 光度-2.7等 視直径24.3″20cm反射赤道儀使用 南青山で (撮影:森住雅明氏)
− この画像を190cm離れて見ると200倍の望遠鏡で見た大きさになります −

夕日が丸く見えた2003年9月9日の夜、月のすぐ下に赤い星が明るく輝いていた。 久しぶりの好天気に恵まれた東京は、8月27日地球に大接近して間もない火星が良く見えた。 計算上では約6万年ぶりの大接近らしいが、距離が5576万kmも離れていると聞くとなかなかピンとこない。 火星の赤道半径は3396km。 地球のほぼ半分だ。 火星大接近時の見かけの大きさを計算してみると視直径は25.12秒。 189m先にある10円玉に相当するほど小さい。 それでも、今回のように「大きく」見える大接近は1924年以来という。

この機会にと購入した天体望遠鏡で火星を覗いたのはいいが、さっぱり模様が見えず、期待外れと嘆いた人もいるに違いない。 実際、口径10cm程度の望遠鏡では小さく丸く見えるだけ。 でも、諦めるのはまだ早い。 神経を集中してしばらく見続けると、空気の揺らぎが一瞬治まるときがある。 そのとき息を止めると、火星表面に白っぽい南極冠と微かな濃淡模様が浮かんでくる。 探査機による映像ではなく、自分の目で見た本物の火星像はそれだけでも感動する。 9月中はまだ観測条件が良く、晴れた夜は目を慣らすチャンスだ。

火星大接近の話題がTVニュースや新聞に大きく取り上げられたので、この夏は天体望遠鏡と地球儀ならぬ火星儀が飛ぶように売れた。 2年2カ月後の2005年10月30日に火星は再び地球と接近、少し小ぶりになるものの、2003年とそれほど変わらない大きさで見えるようになる。 そのときは季節が秋の夜長になるので観察しやすく、今回の大接近を見逃した人はぜひとも再挑戦してほしい。 日本人が物事に飽きっぽくなったと言われて久しい。 買ったばかりの天体望遠鏡にホコリが溜まっていなければいいのだが。


雷は何色に見える? ダイヤモンド富士
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updated : July 1, 2005
released : September 14, 2003

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久しぶりに聴きたい
ザ・ビートルズの名曲
テル・ミー・ホワット・
ユー・シー

Tell Me What You See
●ポールとジョンのボーカルが優しくリズムに乗る。サビに応えるように演奏するポールの電子ピアノが印象的だ。単調なメロディにメリハリを付ける作品作りはいかにもビートルズらしい。
●1965年に発売されたこのアルバムから、ビートルズは音楽才能を発揮。単純なラブソングを進化させ、私的感情を巧妙に表現し始めた。アイドルからアーティストへ脱皮しつつあった。
(Kuri) 
収録アルバムCD
ザ・ビートルズ
写真提供:JBOOK