国道15号線(第一京浜)と桜田通りが斜め45度に交わる三田・札の辻
(ふだのつじ)交差点はJR田町駅から近い。
歩道橋の上に立つと、桜田通り正面のわずかな隙間に
東京タワーが見える。
東京タワーの高さは333m。1958年
(昭和33年)の竣工以来、未だに日本一高い建造物だ。
塔の先端から緩やかなカーブを描く足下まで、地上からタワー全容の見られる場所はたいへん少なくなった。
完成当時は高度経済成長期の前半。高い建物は少なく東京各地からよく見えたが、中高層ビルの建て込む現在では、東京のランドマークとしての存在は薄れつつある。
TVドラマの背景にいつも登場し、ライトアップされた姿が窓から見えるだけでアパートの部屋代が上がる。
これほど全国規模で親しみの湧く建造物はない。
鮮やかな赤と白のストライプ模様を街角で目にした瞬間、何か得した気持ちにさせてくれる東京タワーは20世紀の傑作電波塔だ。