パノラマ東京 : 国立   (2006年1月撮影)

国立(くにたち)には、神田一ツ橋からの東京商科大学(現一橋大学)移転を基に構想した計画学園都市の生い立ちがある。 1926年、街の中心となる新駅が中央線国分寺駅と立川駅の間に開業。 両駅の頭文字から国立駅と名づけられ、赤い三角屋根が特徴の木造洋風駅舎は当初から人気を呼んだ。 南口駅前広場からほぼ真南へ伸びる大学通りには、桜とイチョウ並木の落ち着いた景色が連続する。 大学通りの両側をそれぞれ斜めに二分する富士見通りと旭通りは、賑わいのある商店街。 良く晴れた日の夕方、富士見通りの真正面に浮かぶシルエット富士が美しい。

JR中央線三鷹・立川間の高架化工事に伴い、国立駅がリニューアル中だ。 街のシンボルである三角屋根の駅舎も近く解体されることになる。 市が進める移転・保存計画の予算案は未だに可決せず、市民の心中は穏やかではない。 駅舎との一体化を保ってきた街づくりが、いま岐路に差しかかっている。 全国に見られるような画一化デザインの駅へは変わって欲しくない。

JR中央線・国立駅



data
panoramic camera : NOBLEX 135 U (NOBLAR T 29mm/F4.5)
picture angle : 130 degrees (horizontal)
exposure : F8 , 1/60 sec.
film sensitivity : ISO 100


updated : March 1, 2006
released : February 1, 2006

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