パノラマ東京 : 佃   (2006年10月撮影)

隅田川から水が引かれた水路には朱色の佃小橋が架かり、小規模な船溜まりがある。 背景には大川端リバーシティ21の超高層ビル群がそびえる。 巨大な造船工場跡地に未来都市を先取りした超高層住宅が建ち始めたのは1980年代後半。 傾斜したトップデザインに統一された超高層ビル群と木造家屋が残る古い家並みとの対比は新しい風景を生んだ。 この地域に次々と建つ後発の超高層住宅には見本市のように派手な外観も見られるようになり、未来都市と旧市街との美しい共存風景には、外観デザインの規制など新たな景観条例が必要になってきた。

日が暮れると超高層マンション群の窓がランダムに灯り始め、眺めている間にもポツリポツリと増えていく。 そろそろ夕食仕度の頃。 天空に浮かぶ窓の内側でも家庭に変わりなく、一家団欒の時間を待つ生活場面が展開している。 オフィスビル窓の点灯とは明らかに異なる夕景だ。

東京メトロ有楽町線/都営地下鉄大江戸線・月島駅



data
panoramic camera : NOBLEX 135 U (NOBLAR T 29mm/F4.5)
picture angle : 130 degrees (horizontal)
exposure : F5.6 , 1/2 sec.
film sensitivity : ISO 100


updated : December 3, 2006
released : November 2, 2006

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