パノラマ東京 : 西台   (2006年11月撮影)

地下鉄三田線の電車に都心方面から乗ると、志村三丁目駅の少し手前でトンネルを抜けて低地に出る。 その先は高架軌道に変わり、車窓からは高低差20mの崖線が目に入ってくる。 板橋区の北部では荒川沿いの低地から武蔵野台地が急に立ち上がり、古代河川に浸食された複雑に入り組む地形を造っている。 小山のような西台一帯も東京の住宅地であることに変わりなく、高台斜面にも家屋が密集する。 急坂を上り下りする人たちにとって毎日の通勤・通学は辛いと思うが、メタボリックシンドロームとは無縁だろうし、何よりも女性のスタイルに効くのである。

高台から下りる坂の途中に、こじんまりとした京徳観音堂があった。 西に傾いた日差しが観音堂の白壁をしばらくの間赤く染めていた。 落葉の境内に佇むと時間が止まったようで、初めて訪れたのに妙に懐かしさを感じる。 晩秋の自然演出は色鮮やかだが、ノスタルジアの風景でもある。

都営地下鉄三田線・蓮根駅



data
panoramic camera : NOBLEX 135 U (NOBLAR T 29mm/F4.5)
picture angle : 130 degrees (horizontal)
exposure : F11 , 1/15 sec.
film sensitivity : ISO 100


updated : January 1, 2007
released : December 3, 2006

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