お正月をParisで過ごして、昨日、帰ってきました。
Parisへ行かれる予定のある方、参考にして下さい。(長文です)
1.わがままは、言ってみるもの。
11月頃に、いつも航空券の手配を頼んでいる旅行会社に行って「お正月に
パリに行きたい、エールフランスの名古屋-パリ直行便で行きたい。」と言った
ら、「山本さんっていつもわがままだけど(航空会社はどこでなきゃいや、ホ
テルはどこでなきゃイヤって言うもんだから・・・)、この時期になって、そ
んなこと言われても困りますよ。」って言われてしまいました。でも、新幹線
で成田に行くくらいだったら行かないと言っていたら、12月の半ばになって
、「名古屋-パリ直行便がとれたんです。」と、担当者から電話がありました。
これだから、わがままってやめられない。
2.お正月のパリ
31日の夕方、パリに着きました。今回は、パリが初めての母と一緒に行っ
たので、私は添乗員役でした。
元旦は、デパートも美術館もお休みなので、凱旋門、シャンゼリゼ、とおき
まりの観光コースを回って、コンコルド広場の観覧車に乗りました。パリの観
覧車はかなり速い速度で回って、3回くらい回ったところで観覧車を止めて、
下の方のかごの人が乗り降りします。自分のかごが上の方にあるときは、乗り
降りの間観覧車は止まったままです。回ってるときはスリルがあって、止まっ
たときに、ゆっくり写真を撮れるし、何回も回れるのでずいぶん得した気分で
した。この観覧車は、お正月のパリ市からのプレゼントで、無料でした。
そのあと、モンマルトルの新年祝賀パレードを見に行きましたが、大変な人
出で、似顔絵書きもスケッチブックを手にうろうろするばかりで商売あがった
りの様子でした。
お正月のパリは、観光客が多いのですが、日本人は意外に少なく、アメリカ人
、イタリア人が目立ちました。
3.パリはきれいになりました。
ワールドカップ効果でしょうか?パリは、ほんとにきれいになりました。ホ
ームレスやジプシーも、イヌのフンもほんとに少なくなって安心して歩けまし
た。緑の制服の清掃員は元旦から働いていました。ストリートミュージシャン
も少なかったのは、冬のバカンスだからでしょうか?
4.コンサート
パレデコングレのアズナブールのコンサートの最終日のチケットがとれたの
で行ってきました。最終日ということもあって、補助席も出す満席でした。会
場入口で、まるでヒースロー空港みたいな手荷物チェックがあったのには驚き
ました。 アンコールでラ・ボエムを歌い、噂の床に落ちないハンカチを目の
当たりにしました。フランスのおばさまパワーもすごい・・・
母に夜間外出禁止令を出されてライブには行けませんでした。パリのライブ
は、夜10時頃から始まるところが多いので・・・。港区なんかよりずっと安
全だと思いましたが、今回の旅行は母がスポンサーだったので黙っていました。
5.観光案内
(1)ルーブル美術館
工事も終わってすっかりきれいになりました。数年前に大蔵省を追い出して
オープンしたリシュリュー翼もおすすめです。毎月第1日曜日は無料開放で、
チケットを買わなくても良いので行列に並ぶ時間が少なくてすみます。平日も
ルーブル入り口の行列はめげそうになるくらい長いのですが、ガラスのピラミ
ッドではなく、メトロのパレロワイヤルから直接行ける地下街の方に並ぶのが
よいです。冬でも寒くないし、新しくておしゃれなブテイックのウィンドウシ
ョッピングを楽しめます。
(2)オルセー美術館
入り口左側手前の2,3階のゴッホやドガあたりが人気です。クールベのお
葬式の絵(ちゃんとした題名は?)なんかもオリジナルはとっても大きいので
、ぜひ本物を見て下さい。画集では絶対見えないいろんなところが見えます。
私は、左側の奥の方のフランク・ロイド・ライトなどの建築物の模型や家具
を見るのが好きです。以前はオペラ・ガルニエの地下においてあったオペラ座
の模型もオルセーに引っ越していました。
(3)オランジェリー美術館
チュイルリー公園の中の小さな美術館です。私はここが大好きで、パリへい
くと必ず行きます。ルノワールやローランサンの絵があります。地下はモネの
睡蓮の部屋が2つあって、部屋のまん中に座っていると睡蓮の池の中に漂って
いる気分になります。
(4)クリュニュー美術館
サンジェルマンデプレの近くの中世の遺跡が美術館になっています。中世美
術に興味があるわけではなくて、ローマの浴場を見たかったのですが、浴場の
見学は、水、土、日の午後のみだそうです。今度行ったら見てきます。
(5)ギュスタフ・モロー美術館
モローのアトリエが美術館になっています。好みの問題ですが、あやしい雰
囲気が好きな人にはおすすめです。(私は好きです。)2階のアトリエから3
階へあがる螺旋階段はあまりすてきだったので、2往復しました。
(6)オペラ・ガルニエ
オペラ・バステイーユができてからは、バレエ専用の劇場になっています。
マチネのない日のお昼間は、30Fで中を見られます。ため息のでるような美しい
大理石の階段を上って、客席の天井のシャガールの絵、大シャンデリアが見ら
れます。ファントムの住んでいた(?)地下へは今回は入れませんでした。
(7)コンシェルジェリー
古い宮殿で、大革命の頃は牢獄として使われていました。シテ島のまん中あ
たりにあります。マリーアントワネットが処刑される前の2ヶ月を過ごした部
屋が復元されたというので見てきました。
(8)アロマ橋
だんだん悪趣味になってきました。プリンセス・ダイアナの事故現場にも行
って来ました。普通の速度で走るとどうしてこんなところで事故が起こるの?
という感じのカーブ(というほどでもない)でした。橋の横の広場は「ダイア
ナの広場」という名前になっていました。
(9)ラ・ビィレット
パリの北東のはしの屠殺場だったところが再開発で博物館などのある広い公
園になりました。最近、音楽博物館がオープンしました。古い楽器や、いろい
ろな劇場の模型があって楽しめます。
(10)一緒に行った母は、少し歩くと疲れたと言ってホテルに帰ってしまう
ので、一人でゆっくり好きなところを回れました。今回は、シャンゼリゼのフ
ーケ、オペラのラペ、サンジェルマンデプレのオデユーマゴーでお茶をすると
いうミーハーをしてきました。どこも、日本人がほとんどいなかったのが驚き
でした。(ミーハーな日本人は私くらいってこと)
(11)お買い物
1月のパリは町中がバーゲンセールです。でも、私にはサイズがぜんぜん合
わないのと、ものすごい混雑にめげてしまいました。ブランドものも、日本で
手に入る値段とあんまり変わらなくなってきているし、少し前には、パリでい
っぱい買い込んだファンキーなマニュキアやペンシルや、おしゃれなステーシ
ョナリーも日本で買えるようになって、パリでのお買い物は今やあまり魅力的
ではありません。
カカオ70%のビターチョコレートとフオーションの紅茶はたくさん買って
きたのですが、日本でフォーションの紅茶を1缶1000円で売っていて、シ
ョックでした。
6.その他
(1)フランスのお札は、小さめで派手な(金箔みたいなのがついてる)新札
に変わって、新、旧両方が使えます。ただ、50F、500Fはすでに切り替
えが終わっていて、旧札は使えませんでした。実は、バゲージのポケットから
何年か前のフランスのお金を発見して持っていったのですが、50F札はこと
わられてしまいました。(500F札でなくて良かった・・・)
(2)シャルルドゴール空港のターミナル2は、初めて使ったのですが、10
くらいのZONEがあって、そのZONEごとにチェックインカウンター、税関、パス
ポートコントロールがあるので、チェックインしてから、搭乗口まで、1分で
行けて、とても便利でした。(フランスの出入国って、パスポートの表紙を見
せるだけでとおしてくれます。私は、スタンプくらい押してほしいと思ってい
るのですが・・・)ただし、私は、どのZONEでチェックインをすればいいのか
わかっていなかったので、適当なところでタクシーから降りてしまい、自分の
チェックインゾーンまで行くのに結構歩きました。
(3)今年は、歌のレパートリーを増やそうと思っているので、楽譜を山のよ
うに買ってきました。(重かった・・・・)
(4)今回は、通訳とポーター兼務の旅行大臣の随行がなかったので、とって
も心配だったのですが、カタコト英語にフランス語をちょっとだけ混ぜるとい
う語学力でなんとか無事に帰ってきました。一人で歩いていると、フランス語
で道を尋ねられて「??」というシーンもありました。
あいかわらず、なかなか「マダム」と呼んでもらえない 山本雅世でした。
おしまい