新規開局のFM局は最初はどこも音楽専門局などと称して意欲的な選曲で楽しませてくれるのだが、2〜3年もすると音楽の比率が減ってAM局と変わらない番組が増えてしまう。インターFMも例外ではなさそうと、思い始めた矢先、わが家に100チャンネルラジオが転がり込んできた。パーフェクTVといえば、もちろん衛星から送られてくる100チャンネルテレビであって、MTVなんかも含まれていて、それはそれで見ているのだが、実はその片隅で第一興商100チャンネルラジオ放送というのをやっている。「ゆうせん」の400チャンネルには負けるものの、似たような構成で、ほとんどのチャンネルがノンストップでひたすら音楽だけを流し続けている。洋、邦、演歌のヒットチャートについては、FAXで曲目リストも取れる。それによると1サイクル4時間で同じ内容を1日6回放送、約50曲をただひたすら流し続ける。毎週月曜日には内容が入れ替わる。音質はMPEG Audio圧縮の128kということなので、たいしたことなかろうと思いきや、地上波のFM放送より明らかに音がいい。名大無線部の後輩によると、CDをCD-ROMドライブにかけてデジタルコードのまま読み取りSunワークステーションの計算機プログラムがソフトウェアーコーディングして放送用の圧縮データーを生成し、ハードディスクから放送しているとのことで、アナログ部分が全く無いそうだ。ヒットチャートばかりではじき飽きるかもしれないが、なにしろ100チャンネルあるので当分楽しめそう。これで一ヵ月1200円はこれまでレンタルレコードにかけていた費用から比べて、十分に安い。
名簿を見ていて気になったのは最近の卒業生がいないこと。いまや音楽が万人のものになってしまって音研の存在意義が薄れてきたのでしょうか。かつて情報源といえばニューミュージックマガジンぐらいしかなかったころと違い、インターネット上には音楽情報があふれ、クリックすれば実物が聴けてしまう。評論家がごたくを並べてくれなくても百文は一聴にしかず、か。気に入ったらそのままCDが注文できてしまう。そういえば職場の10才は年下という後輩が1976年頃のジェスロタルの第2回来日公演の様子を知っていた。私は現役のときに名古屋市公会堂で見たが、年齢からして彼が実物を見たとは思われない。ビデオでも出ているのか知らん。
松嶋 功 isao@4u.net